侮るなかれ短縮と欧州ノーダンサー系 小倉大賞典分析

こんばんは、ヒデです。さて明日は小倉競馬場で小倉大賞典が行われます。土曜日は雨模様となった小倉競馬場ですが、小倉大賞典が良馬場以外で施行されるのはカレンブラックヒルが勝った2015年以来になります。今年はどの馬が有利になるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.逃げから複勝率が下がっていく一般的な脚質に。



2.距離短縮組に妙味あり!!



3.ノーザンダンサー系は侮れません



4.該当馬




1.逃げから複勝率が下がっていく一般的な脚質に。

 開催後半に行われるものの、基本的には逃げ先行有利なのがおもしろい所です。逃げ馬は過去5年【1- 0- 1- 3/5】で19年にはサイモンラムセスが逃げ粘っています。同じく前目に付く先行馬は【3- 1- 3- 11/18】で複勝率は40%弱、半分近くの馬が先行から出ていることになります。鮮やかな差し有利に見えがちな影響からか、以外にも人気にならないことのほうが多く、昨年も1・3着共に先行馬でしたが、1着のテリトーリアルは11人気、3着のディアンドルは12人気での激走となっており、侮れません。人気薄も含めて先行馬はべた狙いでもいいでしょうか。2着は差し馬が多いので、馬連は先行ー差しで買ってみるのも面白いかもしれません。

 一方枠順ですが、内外2枠ずつが好走する確率が高そうです。1・2枠の成績は【2- 0- 2- 14】で昨年のテリトーリアルも2枠から出ています。7・8枠は【2- 4- 2- 14】でこちらは複勝率が高め。やはり外が有利な馬場傾向となっているため、自然と外目の位置を取れる外枠と外に出していける内枠が相対的に有利になる傾向がありそうですね。これは今年の道悪でも継続するのではないでしょうか。



2.距離短縮組に妙味あり!!

 この競走の特徴としてはなんといっても短縮馬が強いということです。過去5年で見ても前走中山記念、福島記念、有馬記念、愛知杯から勝ち馬が出ています。その他馬券圏内で見て雄チャレンジカップや白富士S組が入っていることからも確かです。特に前走10着以下からでも巻き返してくるのが特徴で、過去5年短縮×前走10着以下であっても【2- 1- 3- 17/23】で特に3着がおいしいですね。非根幹距離に変わって好走する馬が有利に傾く傾向が強いので、やはりそこを狙っていくのがよさそうです。

 また、昇級戦の参戦は少ないですがそこまで信頼できそうではありません。同級から狙うのが中心になりますが、やはり前述のG1、G3から出走馬を狙うのがマストになっていきそうな雰囲気があります。



3.ノーザンダンサー系は侮れません

 この競走で意外な穴馬となりやすいのが欧州ノーザンダンサー系。昨年穴を開けたテリトーリアルを筆頭に3頭が馬券になっています。人気になってもしっかり走る印象で、内枠の欧州ノーザンダンサー系には注意が必要になってくることでしょう。今年もダブルシャープがこの候補に上がりそうなので、他の傾向と比べる必要がありそうです。また、やはりサンデー系は安定感抜群です。

 ただ、サンデー系も母父は欧州系が中心になっていますので、やはり欧州系が好調であると言うことは揺るがないかもしれません。母父もしくは父系に欧州系の血が入っていると好走確率はぐっとアップします。狙うなら欧州ノーザンダンサー系、今年の道悪気味の馬場ならば余計に色濃く出るかもしれません。



4.該当馬

 それでは小倉大賞典の該当馬を見ていきましょう。

2.ヴェロックス

先行~差し〇 枠〇 前走△ 血統〇

 血統的に狙いたいのはこの馬です。古馬重賞戦線で常に枠番に恵まれなかったイメージがあり、厳しい戦いを続けているうちに6歳になってしまいました。唯一古馬になってから内枠を引いた際には2馬身差の4着と善戦していましたので、今回見限るのは早いのではないでしょうか。もう一度活躍を期待したい馬ですね。

5.ダブルシャープ

差し〇 枠〇 前走△ 短縮〇 血統〇

 欧州ノーザンダンサー系の血を引くのがこの馬です。小倉は得意なコースで生涯成績は【3- 3- 0- 2】という安定感です。前走も古馬オープン初勝利をこの小倉競馬場であげていることからもオープンクラスでも実力を見せつけていました。伸びない内で伸びて来たのも好材料で、このレースと相性の良い短縮、欧州ノーザンダンサー系を持っているこの馬は注目ですね。

15.ブラヴァス

先行〇 枠〇 前走〇 短縮〇 血統〇

 外枠から先行できればチャンスがありそうなのがこの馬です。外枠が得意そうなのもこの馬の特徴で、外枠に入った20年のチャンレンジカップは外枠から先行して2着に入るなど外枠の安定感は抜群。近走の馬柱があまりよくないため人気もあまりありませんが激走注意の一頭なのは間違いないでしょう。


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小倉大賞典は毎年荒れるイメージですが果たして今年はどうでしょうか。

それでは!

ヒデ