地方競馬パーフェクトブックが威力を発揮!

 秋が深まるにつれ、競馬が盛り上がる季節になってきましたが、この時期は中央馬と地方馬がぶつかる「地方交流重賞」のレースが一気に増えるという意味でも、目が離せません。

 そんな地方交流重賞レースを予想する際、是非参考にして頂きたいのが「全15場攻略! 地方競馬パーフェクトブック」です。本書は、タイトルにある通り、全国の地方競馬全15場の基本データを抑えつつ、競馬場ごとの攻略法を解説している一冊です。平場のレースを検討する際にも使えますが、地方交流重賞に関しては、全重賞分を過去データから解析して易しく解説しているので、さらに使いやすくなっています。

 地方交流重賞と聞くと、「中央馬が圧倒的に有利」「配当が安い」などと思われがちですが、本書を読めば意外とそうでもないということを理解してもらえると思います。例えば昨日行われたテレ玉杯オーバルスプリント。中央の骨っぽい馬3頭(トップウイナー、サヴィ、サクセスエナジー)が顔を揃えた一戦ということもあり、「中央馬有利」の見方もありましたが、蓋を開けてみれば、勝った馬こそ中央のサクセスエナジー(3人気)でしたが、2着には川崎のベストマッチョ(4人気)、3着には浦和のノブワイルド(1人気)が入って3連単は8740円という高配当決着となりました。

 10頭立てのレースで、しかもほぼ中央3頭、地方2頭の、合計5頭に人気が集中していた一戦で、実際にその5頭の中の3頭での決着であったことを考えれば、美味しい配当だったと言えます。「中央馬有利」などという先入観をもたず、本書に書かれてあった「初速で互角以上の地方馬にもチャンスが回る」「距離延長が有利」「前走着順別成績は1着の価値がさほど高くない」などのヒントを得れば、少なくとも中央馬のサヴィ(2人気)に有利な材料がないことは一つもないことは予測できたはずなのです。

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 ただ、今回馬券を獲り逃した方もガックリ肩を落とすことはありません。地方交流重賞は来週2つ、再来週も2つ組まれており、リベンジを果たす機会は一杯あります。是非、本書を読んで賢くしっかり儲けて下さい。※今回はブログ読者へのサービスとして、来週の日本テレビ盃の記事を公開します。是非参考にしてみて下さい。

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