立川優馬の穴馬トッピング(8月9日)

レース質と馬単位をベースに二択で絞る!気鋭の予想家・立川優馬氏が厳選した穴馬をご紹介します。
土曜日は競馬王無料メルマガで紹介した新潟では9Rのブルーバードが5番人気1着で単勝1970円、当ブログで紹介した札幌では、9Rのニシノベースマンが7番人気3着、11Rポンデザールが2番人気1着、12Rクリノイヴァンカが3番人気2着と好走しました。

●新潟
新潟9R 驀進特別 芝1000m
レース質:外枠・差し・スローペース・短縮

16.ポートサイトナイト
直線競馬で外枠にテンに速い馬が少ないメンバー構成は、スローの差し競馬のレース質。内枠各馬が外枠勢に蓋をする展開を想定するが、今日の雨でスピードに乗り切れないため、一団からラストのバテ合いになる。前走ダート1400mを先行していた同馬はレース質にぴったり。

13.フジマサアクトレス
 前走芝1600mからの短縮になるヴィクト産駒で、レース質にも合う。直線競馬の差し決着が得意な馬キャラで好走幅が狭いので、ここで買わないと次は買う機会がないかもしれない。間隔を開けたほうが走るタイプなので、休み明けは問題なし。


新潟10R 信濃川特別 芝2000m
レース質:内枠・先行

3.アドラータ
5.メイショウカミシマ

土曜の雨と馬場傾向から、内枠先行馬でないと勝負にならない。逃げ馬不在、前走先行馬も3頭ほどというメンバー構成の相まって、単純に逃げれば残るレース質。逃げ経験のある2頭のうち、行ったほうが残るだろうが、極端な競馬を得意とする松若騎手を上位に。


新潟11R レパードS ダート1800m
レース質:先行・ハイペース

11.フレイムウィングス
重・不良の新潟ダートは、直線平坦で速度が落ちないため、追走力特化のレース質になりやすい。本来は差しタイプの馬を先行させるところで穴が生まれる。同馬は差しで好内容の競馬歴があるが、先行特化の西村騎手鞍上で前に行かされている。前走と同じ競馬がしたい。

7.ミヤジコクオウ
 1分50秒台に迫るような追走特化のレース質は3歳馬にはタフ。バテ合いになれば唯一距離短縮になる同馬のアドバンテージは大きい。短縮得意のヴィクト産駒であることもプラス。


新潟12R 1勝クラス 芝1400m
レース質:内枠・先行・スローペース・短縮

1.グレンフィナン
最内枠で前走芝1800mを先行して距離短縮になるヴィクト産駒。これでもかというくらいにレース質ど真ん中。過去戦績を見ても距離短縮時に好走歴が集まっている。

6.マイネルホイッスル
 外枠の逃げ先行馬はテンが遅いタイプが多く、枠の並びでこの馬は前に行ける。今の新潟芝内回りは逃げれば残るので、思い切った逃げを期待。


●札幌
札幌9R ライラック賞 芝1800m
レース質:内枠・差し・ハイペース・短縮

1.アーチキング
先週に引き続き、土曜も1番枠が芝7レース中、2勝3着2回している。札幌日経OPでレコードが出たように、高速馬場で内枠差し有利のレース質。同馬は前走2000mからの距離短縮のうえ、速い上がりも使える。差して届かない馬キャラなので、馬場と枠の後押しで。

3.クラサーヴィツァ
 アーチキングと同じ文脈だが、内枠に有力差し馬がそろった中で、一番位置取りが後ろになりそうなのがプラス。ひと呼吸置いた仕掛けで全馬を飲み込むイメージ。


札幌10R HBC賞 芝1200m
レース質:内枠・差し・ハイペース・短縮

1.ショウナンマッシブ
内からファンシャンが出ていくところを外枠3頭が被せていく流れでハイペースの内差しのレース質を想定。同馬は差して届かないタイプの中でも、周りが走らなかったときに届く馬キャラ。ここは前が止まる可能性が高い。

3.プッシュアゲン
 距離短縮のタイキシャトル産駒で、近走着順は振るわないが、芝短距離に限れば1秒差以内が続いている。鞍上が出たなりでレースを組み立てる大野騎手で、前が止まるレース質ならここまで人気薄である理由はない。


札幌11R エルムS ダート1700m
レース質:外枠・差し・スローペース

6.リアンヴェリテ
 先週から引き続き、馬場傾向は外枠差し馬有利のレース質。土曜は直線向かい風強く、より前が止まる要因にもなった。外マクリが利く馬場では、内枠差し馬は不利。外の差し馬が直線入り口で逃げ馬を捕らえられるかという競馬になるが、ダート1700mに珍しく先行馬が少なく、単騎逃げが見込めるメンバー構成。止まっても馬券圏内を確保しそう。


札幌12R 1勝クラス 芝1200m
レース質:内枠・差し・短縮

8.イリスファルコン
 典型的な周りが止まると差し届く馬キャラ。前走直線1000m使用馬や逃げ馬が多いここは、前が止まってうまく馬群を割れた馬が上位に来るレース質と想定。狭いところを割れるタイプなので、内枠差し馬の中で最上位に取る。

1.ヤマニンプレシオサ
 先行してバテず差せずの馬キャラで、このタイプは内枠のときにパフォーマンスを上げる。レース質に会っているが、先行したがる酒井騎手は少し不安。内の3列目から直線少し持ち出す競馬が理想。