立川優馬の穴馬トッピング(8月15日)

レース質と馬単位をベースに二択で絞る!気鋭の予想家・立川優馬氏が厳選した穴馬をご紹介します。
先週は土曜新潟9Rのブルーバード(5番人気1着)を筆頭に3-5-2-17で単勝回収率103%、複勝回収率97%。上々のスタートとなりました。


●新潟
新潟9R 村上特別 芝1600m
レース質:内枠・先行

先週の雨で全体的に荒れた馬場が乾き、持続力の必要なやや速めの馬場を想定。若干荒れた内を開けて、逃げ・先行馬が直線外目に持ち出すレース質と見る。

6.グランエクセレント
2列目内目の追走から、直線で逃げ馬の外に持ち出す形なら、先行から馬場の最もよいところを通れる。中山で後半イーブンラップの競馬に良績ある持続力タイプなのもプラス。

15.イザラ
3走前にグランエクセレントの2着で、イーブンラップに強い同じ持続力タイプ。このメンバーなら逃げる可能性が高く、グランとどちらかは圏内に残る。


新潟10R 新発田特別 芝1400m
レース質:内枠・先行・短縮

先週の馬場傾向から内枠でないと勝負にならない。人気を背負うオーマイガイとルガーサントがともに逃げ馬だが、どちらもハイペースの逃げ馬でなく、テンは遅いタイプ。二桁馬番以降に先行馬が少ないメンバー構成で傾向に拍車が掛かる。内枠先行馬が残るところを内枠短縮馬が差してくるレース質。

5.シュバルツボンバー
鞍上斎藤新騎手は、先週、芝1400mで人気薄の差し馬で逃げて3着。外枠発走になった馬でも先行したように、今の馬場傾向を理解している。2列目イン追走からのチョイ差しで。

1.アーデンフォレスト
逃げ馬2頭の片方が止まる想定なら内枠短縮馬をもう一頭ピックアップ。短縮で自然に差しに回る形が理想。


新潟11R 上越S ダート1200m
レース質:外枠・差し・ハイペース

先週の追走特化の馬場から、若干雨も外枠有利の通常の新潟ダート1200mを想定。逃げ先行馬が多いうえに外枠に固まり、ハイペースで上がりが掛かるレース質。

14.スズカモナミ
自分の時計だけ確実に走る馬キャラ。中団前目から差してきて、枠や展開の有利があると馬券圏内に届くタイプ。外枠+前崩れで昇級戦で人気のないここは狙い目。

7.アルーアキャロル
典型的な前が止まれば届く差し馬。ここはハイペースのバテ合いで、レース質にばっちり。脚抜きがよいほうがいいタイプなので、雨はプラス。


新潟12R 1勝クラス ダート1800m
レース質:内枠・差し

先週の追走特化の馬場から、若干雨も外枠先行か、内枠差しのどちらかで穴が開く通常の新潟ダート1800mのレース質。

1.ユキノアンビシャス
新潟ダート1800mを得意にしていて、時計勝負も可能。人気馬が距離延長馬が多いここは、内枠差しで穴が開くと見る。


●小倉
小倉9R フェニックス賞 芝1200m
レース質:内枠・先行

例年どおりなら内枠・先行有利の開幕週。外枠に中央所属の先行馬が固まったことで先行激化、前が止まり2、3着に無酸素系の差し馬が届くレース質。

6.キングサリ
トビーズコーナーはダンチヒ系の種牡馬で芝短距離をこなす。ダートだが差し経験があり、自身より外の馬がやりあってくれるのもよい。


小倉10R 西部日刊スポーツ杯 芝2000m
レース質:内枠・差し・ハイペース・延長

内枠やや有利の馬場想定で、メンバーに逃げ・先行馬多数。差し優勢だが、開幕週のハイペースを追走できる延長馬が有利になるレース質。

2.スパイクナード
芝では伸びずバテずの馬キャラで、内枠に入ってパフォーマンスを上げるタイプ。内を粘っていれば、勝手に馬券圏内へ。ハーツクライ産駒の延長なのもプラス。


小倉11R 阿蘇S ダート1700m
レース質:先行差し・ハイペース・延長

小倉ダート1700mは、3コーナーから押っつけ通しになるため、ゴール前バテ合いになる。逃げ・マクリなどペースの緩急に弱い馬や、コーナーで遅れて差してくる馬が好走しやすいのが基本のレース質。

10.メイプルブラザー
前走と4走前がコーナーで位置取りを下げている一方で、ワンターンの東京では普通に差してきているように、コーナーが苦手な馬キャラ。バテ合いの先行勢をワンテンポ遅れて差してくるとぴったり届く。


小倉12R 1勝クラス 芝1800m
レース質:内枠・先行・延長

内枠やや有利の馬場想定だが大きな偏りがなさそう。開幕週のハイペースを追走できる延長馬が有利になるレース質。

6.アンクルテイオウ
1番枠のカレンシュトラウスはおそらく人気になりそう。そのほか、内枠で芝実績があり距離延長になるのは同馬のみ。距離延長のハービンジャー産駒はプラス。


●札幌
札幌9R 1勝クラス 芝1200m
レース質:内枠・差し・短縮

先週同様、内枠・差し有利の馬場傾向を想定。ペースが上がりきらないメンバー構成なら、直線内は団子状態に。2列目内から、早めに1頭分外に持ち出して押し切るレース質。

5.タカミツリリー
前2走同じ鞍上で道中内から少し持ち出す競馬を続けている。ペースが落ち着きそうなここは、少し前目の位置取りからチョイ差し可能。

3.ファクトゥーラ
想定以上に内が詰まって、外枠勢がマクった後に、大外からまとめて飲み込むパターン。馬群を割れないタイプなので、道中は内で死んだふりを希望。


札幌10R コスモス賞 芝1800m
レース質:内枠・差し・スローペース

先週同様、内枠・差し有利の馬場傾向を想定。少頭数ながら半数が地方馬で、分断競馬のレース質。内ぴったりを走って、物理的に届く馬だけの勝負になるレース質。

1.ラッキードリーム
内を番手追走して、マクってきた中央馬のポカを待つ。地方馬の中で唯一中央所属騎手騎乗であることもプラス。


札幌11R TVh賞 ダート1700m
レース質:外枠・差し

金曜夜からの雨で先週より時計が速くなる馬場傾向を想定。それでも外枠の馬で3コーナー過ぎから自力で動いてマクれる馬は馬券にほぼ絡むレース質。

10.シベリウス
前走は中枠だったために仕掛けが遅れて届かずの2着。今回は外枠に入って、勝負所からマクっていきたい。鞍上横山和は、先週フクノグリュックでマクり1着、ハイランドピークでマクり4着とこのコースをつかんでいる。

13.ビービーガウディ
差して届かない馬キャラの中で、上がりの掛かる馬場で届くタイプ。外枠に入ったここはベスト条件。出たなりの競馬を好む大野騎手なのもプラス。大外ぶん回しでOK。


札幌12R 羊ケ丘特別 芝1500m
レース質:内枠・差し・短縮

内枠有利+大外枠有利の典型的な札幌芝1500m。差して良績のある馬が少なく、ペースが上がらない割に追い込み決着になるレース質。

5.ヨハネスボーイ
札幌2歳Sで5着、クローバー賞で2着歴がある芝向きのヨハネスブルク産駒。種牡馬的には短縮は向かないが、鞍上が差しに回ってくれれば。

4.ベッラヴォルタ
このコースで3戦して1勝2着1回。前走は苦手の距離延長かつ不利な外枠で度外視。この相手なら差してこられる。