ニコ生『リアル競馬王』のMCや、JRA公式ウェブサイト『JRAホームページ』などで重賞競走のデータ分析を行っている伊吹雅也さんが、過去に施行されたレースの傾向から今回のレースで予想上のフック(Hook/鉤)となりそうなポイントを3つ提示し、注目すべき馬を挙げていきます。
■今週の注目レース
→大阪杯
■レース傾向の分析対象
→2013年以降の大阪杯
【Hook A】
前年か同年、かつJRA、かつ2000m以上のGIにおいて5着以内となった経験の有無別成績
☆あり [4-3-3-10](複勝率50.0%)
★なし [0-1-1-25](複勝率7.4%)
→実績馬が強いレース。GIに昇格した今後はこの傾向がより強まるんじゃないでしょうか。
【Hook B】
前走が国内ならびに外国のGIではなかった馬の、前走の単勝人気順別成績
☆2番人気以内 [0-2-1-3](複勝率50.0%)
★3番人気以下 [1-1-0-23](複勝率8.0%)
→前走が国内ならびに外国のGIだった馬は2013年以降[3-1-3-9](複勝率43.8%)とまずまず堅実。一方、前走がその他のレース、かつその前走で人気薄だった馬は信頼できません。
【Hook C】
前走の距離別成績
★2200m未満 [1-1-0-25](複勝率7.4%)
☆2200m以上 [3-3-4-10](複勝率50.0%)
→好走馬の大半は前走が2200m以上のレースだった馬。今年から中京芝2000mの金鯱賞が前哨戦となったものの、同様の傾向が続く可能性を警戒しておくべきだと思います。
【各馬評価】
【注目馬】
5.キタサンブラック
→特に不安要素が見当たらない馬。もともとこのメンバー構成なら実績上位です。
12.アンビシャス
→テン乗り時の好走率が高いジョッキーなので乗り替わりは問題なさそう。また、父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬が2013年以降[0-0-1-9](複勝率10.0%)と苦戦している一方で、父にディープインパクトを持つ馬は2013年以降[3-1-1-4](複勝率55.6%)と安定していました。
14.マカヒキ
→休養明けの前走は度外視しても良さそう。コース替わりはプラスに働くと思います。
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