ニコ生『リアル競馬王』のMCや、JRA公式ウェブサイト『JRAホームページ』などで重賞競走のデータ分析を行っている伊吹雅也さんが、過去に施行されたレースの傾向から今回のレースで予想上のフック(Hook/鉤)となりそうなポイントを3つ提示し、注目すべき馬を挙げていきます。
■今週の注目レース
→フェブラリーステークス
■レース傾向の分析対象
→2009年以降のフェブラリーステークス
【Hook A】
前走の距離別成績
★1800m未満 [1-1-0-57](複勝率3.4％)
☆1800m以上 [6-6-7-33](複勝率36.5％)
→前走が1800m未満のレースだった馬は不振。その大半を占めている根岸ステークス組は評価を下げるべきでしょう。
【Hook B】
前年か同年、かつJRA、かつダ1800m以上の重賞かオープン特別における優勝経験の有無別成績
☆あり [7-2-3-14](複勝率46.2％)
★なし [0-5-4-76](複勝率10.6％)
→優勝馬はいずれも前年以降にJRA、かつダ1800m以上、かつオープンクラスのレースを勝っていた馬。一方、地方のダートグレード競走やダ1800m未満のレースを主戦場としてきた馬は苦戦していました。
【Hook C】
前走の馬体重別成績
★500kg未満 [0-3-1-39](複勝率9.3％)
☆500kg以上 [7-4-6-51](複勝率25.0％)
→好走馬の大半は前走の馬体重が500kg以上だった大型馬。馬格のない馬は信頼できません。
【各馬評価】
【注目馬】
3.コパノリッキー
→コース適性の高さは証明済み。以前ほど前走好走馬が強いレースではなくなっただけに、ここ2戦の内容が良くない点は心配しなくてもいいと思います。
4.アスカノロマン
→前走が好内容。今年のメンバー構成なら、ダ1800m以上のレースを主戦場としてきたことが大きなアドバンテージになりそうです。
6.ロワジャルダン
→単行本『ウルトラ回収率 2016-2017』の「準ウルトラ」該当馬。こちらもダ1800m以上のレースを主戦場としてきた馬ですし、特に不安要素はありません。
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