ニコ生『リアル競馬王』のMCや、JRA公式ウェブサイト『JRAホームページ』などで重賞競走のデータ分析を行っている伊吹雅也さんが、過去に施行されたレースの傾向から今回のレースで予想上のフック(Hook/鉤)となりそうなポイントを3つ提示し、注目すべき馬を挙げていきます。
■今週の注目レース
→根岸ステークス
■レース傾向の分析対象
→2011年以降の根岸ステークス
【Hook A】
前年か同年、かつJRA、かつダ1400mの重賞かオープン特別において6着以内となった経験の有無別成績
☆あり [5-5-4-40](複勝率25.9％)
★なし [0-0-1-25](複勝率3.8％)
→距離やJRAのレースに対する適性がポイント。前年以降にJRA、かつオープンクラス、かつダ1400mのレースで善戦した経験がない馬は苦戦していました。
【Hook B】
血統別成績
★父がミスタープロスペクター系種牡馬 [0-0-2-24](複勝率7.7％)
☆父がミスタープロスペクター系以外の種牡馬 [5-5-3-41](複勝率24.1％)
→ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒は人気を裏切りがち。今年は該当馬が多いので注意しましょう。
【Hook C】
前走の着順ならびに1位入線馬とのタイム差別成績
☆前走の着順が1着、もしくは前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [5-5-2-27](複勝率30.8％)
★前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [0-0-3-38](複勝率7.3％)
→基本的に前走好走馬が強いレース。大敗からの一変はあまり期待できません。
【各馬評価】
【注目馬】
6.アンズチャン
→東京ダ1400mのレースでしか好走経験がない馬なので前走は度外視可能。今年のメンバー構成ならチャンスはあると思います。
8.タールタン
→コンビ実績がないジョッキーに乗り替わるものの、単行本『本当に儲かる騎手大全』の「必殺! 全買いデータ」ならびに『競馬王』2016年01月号「ウルトラ回収率+」該当馬。コース替わりもプラスに働きそうです。
9.タガノトネール
→このメンバー構成なら実績上位。父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬ですが、無理に逆らう必要はないでしょう。
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