伊吹雅也のトリプルフッキング/日本ダービー

ニコ生リアル競馬王のMCや、JRA公式ウェブサイト『JRAホームページ』などで重賞競走のデータ分析を行っている伊吹雅也さんが、過去に施行されたレースの傾向から今回のレースで予想上のフック(Hook/鉤)となりそうなポイントを3つ提示し、注目すべき馬を挙げていきます。

■今週の注目レース
→日本ダービー

■レース傾向の分析対象
→2011年以降の日本ダービー

【Hook A】
中央場所、かつ1800m以上の重賞における優勝経験の有無別成績
☆あり [4-4-2-19](複勝率34.5%)
★なし [0-0-2-40](複勝率4.8%)
→実績と距離適性を素直に評価したい一戦。1800m以上の重賞を勝ち切った経験がない馬は苦戦していました。

【Hook B】
中央場所、かつ1800m以上の重賞において出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークした経験の有無別成績
☆あり [4-4-2-22](複勝率31.3%)
★なし [0-0-2-37](複勝率5.1%)
→差し馬が優勢。先行力の高さを活かしたいタイプは信頼できません。

【Hook C】
前走の馬体重別成績
★470kg未満 [1-1-0-20](複勝率9.1%)
☆470kg以上 [3-3-4-39](複勝率20.4%)
→前走の馬体重が470kg未満だったにもかかわらず3着以内となったオルフェーヴル(2011年1着)とイスラボニータ(2014年2着)は、いずれも皐月賞の優勝馬。馬格がある馬を重視すべきでしょう。

【各馬評価】

伊吹雅也のトリプルフッキング/日本ダービー
【注目馬】
11.サトノクラウン
→ジョッキーとの相性は強調できませんが、中央場所、かつ1800m以上の重賞を2勝しているのはこの馬だけ。巻き返してくる可能性は十分にあると思います。

13.リアルスティール
→これといった不安要素が見当たらない馬。引き続き期待できそうです。

14.ドゥラメンテ
→前走が好内容。日本ダービーで優勝例のないキングカメハメハ産駒ですが、中央場所、かつ1800m以上の重賞で優勝経験のあったキングカメハメハ産駒はまだ3頭しか出走例がなく、そのうちローズキングダムが連対を果たしていることからも、大きく評価を下げる必要はありません。


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