昨日のエントリーでは、競馬王11月号に掲載した｢JRAが作る“今の馬場”の秘密｣から、東京競馬場・馬場造園課の『東京の芝は水はけがいいので、多少の雨なら6時間もすれば良に戻ってしまう』という、衝撃のコメントを公開いたしました。台風27号の進路予測を見ると、関東地方への上陸は避けられそうで、週間天気予報を見ると東京は日曜日に晴れそうな気配。
しかし、木曜日から降り続いている雨の影響は多少なりとも受けそうなので、2010年以降の東京芝2000mにおける各種データを、良・稍重・重馬場で調べてみました（東京芝2000mの不良馬場は過去3年でなし）。
●過去3年の東京芝2000mの枠順成績/良
●過去3年の東京芝2000mの枠順成績/稍重
●過去3年の東京芝2000mの枠順成績/重
重馬場ですと6枠、7枠の成績が良いですが、良と稍重の成績を比較すると、稍重での複勝率は1枠、2枠の成績が良いですね。
●過去3年の東京芝2000mの脚質・上がり1位馬成績/良
●過去3年の東京芝2000mの脚質・上がり1位馬成績/稍重
●過去3年の東京芝2000mの脚質・上がり1位馬成績/重
脚質で見ると、馬場悪化に比例して逃げ馬の成績が悪くなり、上がり1位馬の成績が良くなるのが特徴的です。ただし、上がり1位馬は馬場状態関係なく成績が良いので、まずは上がり1位を出しそうな馬を見つけるのが得策ですね。
●過去3年の東京芝2000mの種牡馬成績/良
●過去3年の東京芝2000mの種牡馬成績/稍重
●過去3年の東京芝2000mの種牡馬成績/重
馬場関係なくディープインパクト産駒が1位ですが、馬場悪化に比例して回収率ベースでは期待値が落ちています。キングカメハメハ産駒は、良より稍重の成績がいいですが、重まで悪化すると狙いにくくなります。データ上はゼンノロブロイ産駒が面白かったのですが、ルルーシュは回避のようですね・・・。
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