『競馬王のPOG本』、クラブ別注目馬~キャロットクラブ編~

競馬王のPOG本2013-2014』に登場した一口クラブの(主観に基づく)注目馬を挙げるコーナー。2回目は、ダービーの有力候補・エピファネイアを擁するキャロットクラブです。

A2写真の馬はピオネロ(牡・父ネオユニヴァース、母クルソラ・松永幹)。『競馬王のPOG本』6ページに写真と横手厩舎長のコメントを掲載しています。「芝向きで背中が柔らかく走りもいい」と賛辞の言葉が並んでおり、実際に合同撮影会のときにも、横手さんから名前が挙がっていたとのこと。お兄さんのクローチェは素質を生かしきれていない印象もありますが、この馬は早期から全開してくれそうですね。

ピオネロと甲乙付け難い印象があるのはデリッツァリモーネ(牡・父キングカメハメハ、母ドルチェリモーネ・石坂)。こちらはノーザンF空港の岡本さんのイチオシ! どれぐらいイチオシかと言うと…これは、『競馬王のPOG本2013-2014』の72、73ページをご覧ください。

牝馬からはまずキュリオスティー(父ディープインパクト、母キュー・戸田)。伊藤賢厩舎長が「ウチの二枚看板!」と自信を見せるうちの一頭です。仕上がりも順調でいかにもPOG向き。岡本さんも牝馬のオススメとして名前を挙げてくださいました。
トゥルーモーション(牝・父ゼンノロブロイ、母トップモーション・木村)も好仕上がりで、既にゲート試験を合格済み。ノーザンF空港の飯野スタッフも「かわいい馬ですよ」と笑顔でした。取材当時、飯野さんはケガをされていたのですが、この馬の調教中に負ったケガだったそうで、「この馬が勝ってくれれば僕も報われます」と続けて、取材陣の笑いを誘っていました。

穴っぽいのは、ミナスジェライス(牝・父マンハッタンカフェ、母キッズトゥデイ・北出)とベルプラージュ(牝・父キングカメハメハ、母ベルフィーチャー・尾形充)。前者は、「(併せ馬で)しっかり動けていた」と北出調教師も好感触(129ページ)。後者は、素質はあったものの故障で引退したベルフィーチャーの初仔。牧場サイドの評価も高い上に、「産地馬体検査横手メモ」でも採り上げられています。

母トゥザヴィクトリー、母トールポピー、母ファインセラ、母シーザリオ、母フォーシンズ、母シンハリーズ、母オールザウェイベイビー、母レッドチリペッパーなどなど、『競馬王のPOG本』内で何度も名前の挙がっている馬たちが指名候補なのは言わずもがな。今年もまさに、「きら星のごとく」素質馬が揃っていますね。