ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏の有馬記念予想

▼01 岩田康誠 ローズキングダム/初騎乗
→芝はキングカメハメハ牡馬との相性が微妙。

▼02 M.デムーロ エイシンフラッシュ/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。

▼03 C.スミヨン スカイディグニティ/初騎乗
→ロベルト系との相性が微妙。

▼04 福永祐一 アーネストリー/初騎乗
→グラスワンダー産駒との相性が微妙。

▼05 田中勝春 ネヴァブション/同騎手時 0- 0- 1- 1(複勝率50.0%)
→重賞で3着の実績があるコンビ。

▼06 C.ルメール オーシャンブルー/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。

▼07 北村宏司 ダイワファルコン/同騎手時 3- 2- 1-10(複勝率37.5%)
→重賞で2着の実績があるコンビ。

▼08 武豊 トレイルブレイザー/同騎手時 1- 1- 0- 3(複勝率40.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。

▼09 C.ウィリアムズ ルーラーシップ/同騎手時 0- 1- 1- 0(複勝率100.0%)
→GⅠで2着の実績があり、好走率も高いコンビ。

▼10 R.ムーア ダークシャドウ/初騎乗
→芝はサンデーサイレンス系との相性が微妙。

▼11 蛯名正義 トゥザグローリー/初騎乗
→芝はキングカメハメハ牡馬と相性良し。

▼12 田辺裕信 オウケンブルースリ/同騎手時 0- 1- 0- 1(複勝率50.0%)
→重賞で2着の実績があるコンビ。

▼13 内田博幸 ゴールドシップ/同騎手時 4- 0- 0- 1(複勝率80.0%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。

▼14 石橋脩 ビートブラック/同騎手時 1- 0- 0- 3(複勝率25.0%)
→GⅠ勝ちの実績があるコンビ。

▼15 柴田善臣 ナカヤマナイト/同騎手時 5- 4- 1- 8(複勝率55.6%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。

▼16 横山典弘 ルルーシュ/同騎手時 4- 0- 0- 1(複勝率80.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
09 C.ウィリアムズ ルーラーシップ
16 横山典弘 ルルーシュ
02 M.デムーロ エイシンフラッシュ
08 武豊 トレイルブレイザー
14 石橋脩 ビートブラック
13 内田博幸 ゴールドシップ
05 田中勝春 ネヴァブション
15 柴田善臣 ナカヤマナイト
12 田辺裕信 オウケンブルースリ
07 北村宏司 ダイワファルコン
06 C.ルメール オーシャンブルー
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
11 蛯名正義 トゥザグローリー
→芝はキングカメハメハ牡馬と相性良し。

 有馬記念は実績馬が強いレース。特に同年、かつ芝2400m以下のJRAGⅠで優勝経験がある馬は2002年以降[7-5-2-16](複勝率46.7%)と安定しています。ただし、同年に芝2400m以下のJRAGⅠで優勝経験がなく、なおかつ同年に芝2500m以上かダートのJRAGⅠで優勝経験があった馬は2002年以降[0-0-0-9](複勝率0.0%)。天皇賞(春)や菊花賞での実績は度外視すべきでしょう。
 その他の傾向を見ると、2002年以降は前走6着以下だった馬よりも前走5着以内だった馬の方が、5歳以上の馬よりも4歳以下の馬の方が、6~8枠の馬よりも1~5枠の馬の方が好成績でした。また、2008年以降は単勝2番人気以下、かつ12月、1月、2月のJRA重賞で優勝経験のなかった馬が[0-0-0-20](複勝率0.0%)。波乱を演出したのは冬場のレースに実績がある馬ばかりです。
 本命は内田博幸騎手とゴールドシップのコンビ。2012年に芝2400m以下のJRAGⅠで優勝経験があるのはこの馬とエイシンフラッシュだけですし、コース替わりも問題ないと思います。外めの枠に入ってしまった点は気になりますが、単勝オッズ4倍未満の馬は6~8枠でも2002年以降[3-0-0-1](複勝率75.0%)なので、大きく減点する必要はないでしょう。
 相手は前走が好内容で特に不安材料のないオーシャンブルー、ルーラーシップ。以下も12月、1月、2月のJRA重賞で優勝経験のない馬は評価を下げました。