ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏の天皇賞春予想

▼01 石橋脩 ビートブラック/初騎乗
→芝はサンデーサイレンス系牡馬との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼02 幸英明 トウカイトリック/同騎手時 2- 1- 0- 8(複勝率27.3%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。もっとも、2008年2月以降は好走例がありません。

▼03 和田竜二 ナムラクレセント/同騎手時 1- 2- 3- 5(複勝率54.5%)
→GⅠで3着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼04 松岡正海 モンテクリスエス/初騎乗
→芝はシンボリクリスエス産駒と相性良し。この馬なりにはやれそうです。

▼05 四位洋文 ジャガーメイル/同騎手時 0- 0- 1- 4(複勝率20.0%)
→GⅠで3着の実績があるコンビ。展開次第では上位に食い込めるかもしれません。

▼06 荻野琢真 ゴールデンハインド/同騎手時 2- 0- 0- 3(複勝率40.0%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。あとは相手関係がどうかだけでしょう。

▼07 田辺裕信 ユニバーサルバンク/同騎手時 1- 0- 0- 3(複勝率25.0%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。もっとも、重賞では苦戦が続いています。

▼08 蛯名正義 ギュスターヴクライ/同騎手時 1- 1- 2- 1(複勝率80.0%)
→重賞で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わり自体は問題なさそうです。

▼09 柴田大知 コスモロビン/同騎手時 3- 0- 0- 1(複勝率75.0%)
→1600万下勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは相手関係がどうかだけでしょう。

▼10 川田将雅 ケイアイドウソジン/初騎乗
→芝はキングカメハメハ産駒との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

▼11 武豊 ウインバリアシオン/同騎手時 0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できそうです。

▼12 浜中俊 クレスコグランド/同騎手時 2- 1- 1- 1(複勝率80.0%)
→オープン特別で3着の実績があり、好走率も高いコンビ。休養明け2戦目の今回はさらに上積みがあるかもしれません。

▼13 柴田善臣 フェイトフルウォー/同騎手時 1- 0- 0- 2(複勝率33.3%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。相性自体は悪くないと思いますが……。

▼14 後藤浩輝 ローズキングダム/同騎手時 1- 1- 0- 2(複勝率50.0%)
→GⅠで2着の実績があるコンビ。あとはコース替わりがどうかだけでしょう。

▼15 藤田伸二 ヒルノダムール/同騎手時 4- 6- 2- 7(複勝率63.2%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼16 岩田康誠 トーセンジョーダン/同騎手時 0- 0- 1- 0(複勝率100.0%)
→重賞で3着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとはこの馬のコース適性次第だと思います。

▼17 柴山雄一 トウカイパラダイス/同騎手時 2- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→1600万下勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体に不安はありませんが……。

▼18 池添謙一 オルフェーヴル/同騎手時 7- 3- 1- 1(複勝率91.7%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。はじめから織り込み済みであれば、前走のようなことが起こる可能性はそれほど高くないと見ました。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
18 池添謙一 オルフェーヴル
05 四位洋文 ジャガーメイル
15 藤田伸二 ヒルノダムール
14 後藤浩輝 ローズキングダム
13 柴田善臣 フェイトフルウォー
02 幸英明 トウカイトリック
03 和田竜二 ナムラクレセント
07 田辺裕信 ユニバーサルバンク
06 荻野琢真 ゴールデンハインド
12 浜中俊 クレスコグランド
08 蛯名正義 ギュスターヴクライ
11 武豊 ウインバリアシオン
16 岩田康誠 トーセンジョーダン
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
04 松岡正海 モンテクリスエス
→芝はシンボリクリスエス産駒と相性良し。

 天皇賞(春)は前走好走馬が強いレース。前走で4着以下に敗れていた馬は2007年以降[0-2-1-37](連対率5.0%)と苦戦しています。また、前走が3着以内でも、その前走がJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中4位以下だった馬は2007年以降[1-0-1-8](連対率10.0%)。先行馬よりも差し馬の方がより信頼できるようです。
 なお、2007年以降は菊花賞で3着以内となった経験のある馬が[0-1-2-12](連対率6.7%)。以前は関連性の深いレースでしたが、徐々にリンクしなくなってきました。菊花賞好走はコース適性の証明になりませんし、逆もまた然りと言えるでしょう。
 本命は蛯名正義騎手とギュスターヴクライのコンビ。前走が好内容でしたし、コンビ実績のあるジョッキーなので乗り替わりも問題ないと思います。脚質の幅が広く、さまざまな展開に対応できそうな点も好材料です。
 相手は当レースで好走経験のあるナムラクレセント、ジャガーメイル、ヒルノダムール、このレースが合っていそうなクレスコグランド、フェイトフルウォー、実績上位のウインバリアシオン、トーセンジョーダン、オルフェーヴル。JRA2連福対象レースなので買い目は馬連にまとめます。

■馬連ながし
08=03,05,11,12,13,15,16,18(8点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2002年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。