ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のフェブラリーS予想

▼01 戸崎圭太 ナイキマドリード/同騎手時 2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
→地方で重賞勝ちの実績があるコンビ。あとは距離延長がどうかだけです。

▼02 田辺裕信 タガノロックオン/同騎手時 2- 0- 0- 4(複勝率33.3%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。もっとも、この条件では何とも言えません。

▼03 藤岡康太 シルクフォーチュン/同騎手時 2- 0- 3- 0(複勝率100.0%)
→GⅠで3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼04 丸山元気 スマイルジャック/初騎乗
→タニノギムレット牡馬と相性良し。あとはコース替わりがどうかだけでしょう。

▼05 幸英明 ヒラボクワイルド/同騎手時 1- 0- 0- 2(複勝率33.3%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。もっとも、この条件では何とも言えません。

▼06 後藤浩輝 ケイアイテンジン/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼07 C.デムーロ ヤマニンキングリー/初騎乗
→ダートはミスタープロスペクター系牡馬と相性良し。乗り替わりの影響は大きくなさそうです。

▼08 吉田隼人 セイクリムズン/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。一変まではどうでしょうか。

▼09 武豊 エスポワールシチー/初騎乗
→ゴールドアリュール牡馬との相性が微妙。過信禁物だと思います。

▼10 和田竜二 ワンダーアキュート/同騎手時 6- 5- 0- 4(複勝率73.3%)
→GⅠで2着の実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体に不安はありません。

▼11 福永祐一 ダノンカモン/同騎手時 3- 1- 0- 3(複勝率57.1%)
→GⅠで2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

▼12 蛯名正義 ライブコンサート/初騎乗
→ダートはサドラーズウェルズ系牡馬との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

▼13 内田博幸 グランプリボス/初騎乗
→ダートはサクラバクシンオー産駒と相性良し。あとはこの馬自身のコース適性次第です。

▼14 川田将雅 トウショウカズン/同騎手時 2- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体に不安はありません。

▼15 藤田伸二 トランセンド/同騎手時 5- 4- 0- 0(複勝率100.0%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。JRAのレースに限れば5連勝(うちGⅠ4連勝)中です。

▼16 岩田康誠 テスタマッタ/同騎手時 1- 1- 3- 1(複勝率83.3%)
→地方でGⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。2010年のフェブラリーステークスでも2着に好走しています。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
16 岩田康誠 テスタマッタ
15 藤田伸二 トランセンド
10 和田竜二 ワンダーアキュート
03 藤岡康太 シルクフォーチュン
11 福永祐一 ダノンカモン
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
01 戸崎圭太 ナイキマドリード
→地方で重賞勝ちの実績があるコンビ。
04 丸山元気 スマイルジャック
→タニノギムレット牡馬と相性良し。
07 C.デムーロ ヤマニンキングリー
→ダートはミスタープロスペクター系牡馬と相性良し。
13 内田博幸 グランプリボス
→ダートはサクラバクシンオー産駒と相性良し。

 フェブラリーステークスは好走馬の傾向が変わりつつあるレース。以前は差し有利でしたが、2009年以降は4コーナーを4番手以下で通過した馬が[0-2-2-30](複勝率11.8%)と苦戦しています。これはジャパンカップダートが阪神ダート1800mで行われるようになった影響と言えそう。実際、前年のジャパンカップダートにおいて4コーナーを5番手以内で通過した馬は2009年以降[3-1-3-3](複勝率70.0%)と非常に堅実です。
 なお、2004年以降の連対馬16頭中、JRAGⅠかダートグレード競走のGⅠで連対経験がなかったのは2004年2着のサイレントディールと2009年2着のカジノドライヴだけ。GⅠ級のレースで好走経験のない馬は割り引きが必要でしょう。
 本命は藤田伸二騎手とトランセンドのコンビ。JRAGⅠに限れば4連勝中ですし、先行力も申し分ないので、無理に嫌う必要はないと見ました。
 相手は福永祐一騎手とダノンカモンのコンビ。前走は不甲斐ない結果に終わりましたが、前々走のジャパンカップダートや4走前のマイルチャンピオンシップ南部杯を見る限り、4着だった昨年よりもフェブラリーステークス好走馬のイメージに近付いている印象です。上位入線の可能性が高いだけでなく、トランセンドを逆転できる可能性もそれなりにあると思います。

■3連複2頭軸ながし
15=11=03,06,07,09,10,16(6点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。