ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のスプリンターズS予想

▼01 B.プレブル ラッキーナイン/同騎手時 3- 3- 1- 0(複勝率100.0%)
→海外でGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。内枠を活かせそうなタイプです。

▼02 後藤浩輝 ケイアイアストン/初騎乗
→フジキセキ産駒との相性が微妙。大きな上積みは期待できません。

▼03 安藤勝己 パドトロワ/同騎手時 5- 0- 4- 1(複勝率90.0%)
→重賞3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼04 田辺裕信 エーシンリジル/初騎乗
→芝はフレンチデピュティ牝馬との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼05 F.コーツィー ロケットマン/同騎手時 4- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→海外でGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できそうです。

▼06 吉田豊 サンカルロ/同騎手時 4- 2- 5-13(複勝率45.8%)
→GI2着の実績があるコンビ。前走も展開を考えれば及第点の内容でした。

▼07 横山典弘 フィフスペトル/同騎手時 1- 0- 0- 1(複勝率50.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。あとはこの距離がどうかだけでしょう。

▼08 川田将雅 ダッシャーゴーゴー/同騎手時 4- 0- 1- 3(複勝率62.5%)
→GI2位入線の実績があり、好走率も高いコンビ。特に不安要素は見当たりません。

▼09 幸英明 ヘッドライナー/同騎手時 3- 3- 0- 5(複勝率54.5%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。ハナを切れればもう少しやれそうですが……。

▼10 池添謙一 カレンチャン/同騎手時 4- 1- 1- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとはこの枠がどうかだけす。

▼11 北村友一 トウカイミステリー/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。コンビ実績のないジョッキーだった前走は度外視できます。

▼12 北村宏司 アーバニティ/同騎手時 1- 0- 1- 2(複勝率50.0%)
→1600万下で3着の実績があるコンビ。もっとも、このクラスでは何とも言えません。

▼13 佐藤哲三 ビービーガルダン/同騎手時 0- 1- 0- 2(複勝率33.3%)
→重賞2着の実績があるコンビ。この馬自身の適性だけで言えば、外めの枠に入った点はプラスでしょう。

▼14 福永祐一 エーシンヴァーゴウ/同騎手時 2- 2- 1- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼15 酒井学 サンダルフォン/同騎手時 3- 0- 1-10(複勝率28.6%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。もっとも、近走の内容からはあまり強調できません。

▼16 T.アングランド グリーンバーディー/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。前走は着順ほど悪くなかったように思いますが……。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
14 福永祐一 エーシンヴァーゴウ
06 吉田豊 サンカルロ
03 安藤勝己 パドトロワ
10 池添謙一 カレンチャン
13 佐藤哲三 ビービーガルダン
15 酒井学 サンダルフォン
11 北村友一 トウカイミステリー
08 川田将雅 ダッシャーゴーゴー
09 幸英明 ヘッドライナー
07 横山典弘 フィフスペトル
01 B.プレブル ラッキーナイン

■その他の注目コンビ
05 F.コーツィー ロケットマン
→海外でGI勝ちの実績があるコンビ。

 スプリンターズステークスは好走馬の血統に偏りがあるレース。2006年以降に限ると、サクラバクシンオー産駒は[0-0-1-9](複勝率10.0%)、父か母の父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬は[0-2-0-28](同6.7%、好走馬はキンシャサノキセキのみ)とそれぞれ苦戦しています。
 もうひとつアタマに入れておきたいのは、サマースプリントシリーズの結果とあまりリンクしていない点。同年のサマースプリントシリーズでポイントランキング2位以内だった馬は2006年以降[0-2-1-6]、単勝人気順よりも上の着順に来たのは2009年3着のカノヤザクラ(単勝8番人気)だけでした。基本的に、サマースプリントシリーズ対象レースとは別の適性を要求されるレースと考えるべきでしょう。
 なお、今年の4回中山芝1200m(6日目終了時点)は、1000万下から上のクラスに限ると、5〜8枠の馬が[0-1-0-15](複勝率6.3%)。昨年の4回中山芝1200mも同じ傾向だったのですが、上級条件は圧倒的に内枠有利です。
 本命はB.プレブル騎手とラッキーナインのコンビ。日本初参戦、かつ休養明け緒戦の前走が上々の内容でしたし、負担重量が減る今回は前走以上のパフォーマンスを期待できると思います。枠順に恵まれただけでなく、この枠順を活かせそうな人馬である点からも、素直に信頼できると見ました。
 相手もF.コーツィー騎手とロケットマンのコンビに絞って良さそう。このメンバーなら実績上位ですし、好枠からスムーズにレースを進められればそうそうかわされないでしょう。コンビ実績のあるジョッキーなので、乗り替わりは問題ありません。
 以下、まずまずの枠を引いたサンカルロ、ダッシャーゴーゴー、カレンチャン、上手く先行できればチャンスのあるビービーガルダン、エーシンヴァーゴウを3着候補として押さえます。

■3連単フォーメーション
01,05→01,05→06,08,10,13,14(10点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。