ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏の宝塚記念予想

▼01 和田竜二 ナムラクレセント/同騎手時 1- 2- 2- 2(複勝率71.4%)
→GI3着の実績があり、好走率も高いコンビ。阪神芝内回りに実績がある点も強調できます。

▼02 佐藤哲三 アーネストリー/同騎手時 7- 1- 5- 3(複勝率81.3%)
→GI3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼03 横山典弘 ルーラーシップ/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体に不安はありません。

▼04 安藤勝己 エイシンフラッシュ/初騎乗
→キングマンボ系との相性が微妙。これといった死角の見当たらない馬ですが、調教材料もあまり多くないと思います。

▼05 川田将雅 フォゲッタブル/同騎手時 0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→1000万下で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くないと思いますけど、大きな変わり身を期待するのは酷かもしれません。

▼06 浜中俊 アサクサキングス/初騎乗
→ホワイトマズル産駒との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼07 秋山真一郎 ハートビートソング/同騎手時 2- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞2着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとは相手関係がどうかだけです。

▼08 岩田康誠 ブエナビスタ/同騎手時 0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼09 C.ウィリアムズ ローズキングダム/初騎乗
→芝はキングマンボ系牡馬と相性良し。ある程度の上積みは期待できるんじゃないでしょうか。

▼10 池添謙一 ドリームジャーニー/同騎手時 5- 3- 3- 8(複勝率57.9%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとはコンディション次第です。

▼11 北村友一 ダノンヨーヨー/同騎手時 2- 1- 0- 1(複勝率75.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。もっとも、この距離では何とも言えません。

▼12 藤田伸二 シンゲン/同騎手時 6- 1- 1- 4(複勝率66.7%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。コース替わりもプラスだと思います。

▼13 N.ピンナ トーセンジョーダン/初騎乗
→ジャングルポケット産駒との相性が微妙。鞍上を問わないタイプかもしれませんが……。

▼14 福永祐一 トゥザグローリー/同騎手時 2- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走はコンビ実績のない鞍上だったので度外視可能でしょう。

▼15 小牧太 トレイルブレイザー/初騎乗
→ゼンノロブロイ産駒との相性がいまひとつ。大きな上積みは期待できないと思います。

▼16 武豊 ビートブラック/初騎乗
→芝はサンデーサイレンス系牡馬との相性が微妙。走ってみないことには何とも言えません。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
10 池添謙一 ドリームジャーニー
12 藤田伸二 シンゲン
02 佐藤哲三 アーネストリー
08 岩田康誠 ブエナビスタ
01 和田竜二 ナムラクレセント
07 秋山真一郎 ハートビートソング
14 福永祐一 トゥザグローリー

■その他の注目コンビ
09 C.ウィリアムズ ローズキングダム
→芝はキングマンボ系牡馬と相性良し。

 宝塚記念は前走好走馬が強いレース。特に、前走が金鯱賞、かつ1着だった馬は〔2・2・2・2〕(複勝率75.0%)、前走が天皇賞(春)、かつ3着以内だった馬は〔4・4・0・8〕(連対率50.0%)と信頼できます。
 前走で大敗していた馬の巻き返しを狙うなら、芝2200mへの適性に注目したいところ。単勝オッズが10倍以上、かつ芝2200mのJRA重賞において優勝経験のあった馬は、2004年以降〔1・3・2・16〕(複勝率27.3%)とまずまずのアベレージをマークしていました。
 本命は福永祐一騎手に乗り替わるトゥザグローリー。前走はコンビ実績のない鞍上だったので度外視できますし、芝2200mや直線の短いコースに十分な実績がある点も強調できます。また、阪神芝内回りは先週から外枠勢の活躍が目立ち始めていて、今週土曜に至っては好走馬の大部分が5~8枠。上位人気馬よりもスムーズにレースを進められそうな点は好材料です。体調面の不安が伝えられているものの、この条件なら八分の出来でも逆らえません。
 相手は手広く押さえますが、一応の本線は前走が好内容だったルーラーシップ、エイシンフラッシュ。阪神芝内回りへの適性が低そうなローズキングダム、長期休養明けにあまり実績のないドリームジャーニーは評価を下げました。

■3連複1頭軸ながし
14=01,02,03,04,08,12(15点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。