ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のヴィクトリアマイル予想

▼01 池添謙一 ワイルドラズベリー/同騎手時 1- 0- 0- 3(複勝率25.0%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。もっとも、重賞では好走例がありません。

▼02 後藤浩輝 アニメイトバイオ/同騎手時 1- 1- 0- 2(複勝率50.0%)
→GI2着の実績があるコンビ。距離短縮もプラスだと思います。

▼03 C.ウィリアムズ グランプリエンゼル/初騎乗
→ミスタープロスペクター系牝馬との相性が微妙。過大な期待は禁物でしょう。

▼04 福永祐一 レディアルバローザ/同騎手時 2- 1- 0- 1(複勝率75.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼05 田中勝春 アンシェルブルー/初騎乗
→マンハッタンカフェ産駒との相性が微妙。走ってみないことには何とも言えません。

▼06 北村宏司 オウケンサクラ/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。ただし、2010年天皇賞(秋)で4着に健闘しており、むしろ相性はいい方なんじゃないでしょうか。

▼07 武士沢友治 ブロードストリート/初騎乗
→アグネスタキオン産駒との相性がいまひとつ。一変までは期待できないと思います。

▼08 横山典弘 カウアイレーン/同騎手時 3- 0- 1- 5(複勝率44.4%)
→重賞3着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼09 浜中俊 ショウリュウムーン/同騎手時 1- 0- 0- 3(複勝率25.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。牝馬限定のここなら侮れません。

▼10 松岡正海 コスモネモシン/同騎手時 0- 0- 1- 2(複勝率33.3%)
→重賞3着の実績があるコンビ。あとは東京芝1600mへの適性次第でしょう。

▼11 三浦皇成 エーシンリターンズ/初騎乗
→芝はキングカメハメハ産駒と相性良し。この馬なりにはやれそうです。

▼12 四位洋文 スプリングサンダー/同騎手時 3- 1- 1- 4(複勝率55.6%)
→重賞3着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼13 岩田康誠 ブエナビスタ/初騎乗
→芝はスペシャルウィーク産駒と相性良し。この馬自身、鞍上は問わないタイプです。

▼14 吉田豊 ディアアレトゥーサ/初騎乗
→トーセンダンス産駒との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼15 武豊 アプリコットフィズ/同騎手時 1- 0- 1- 1(複勝率66.7%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。もっとも、前走で大敗してしまった点は少々心配です。

▼16 蛯名正義 アパパネ/同騎手時 6- 1- 2- 2(複勝率81.8%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼17 北村友一 ブラボーデイジー/同騎手時 1- 5- 2- 8(複勝率50.0%)
→重賞2着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
04 福永祐一 レディアルバローザ
17 北村友一 ブラボーデイジー
16 蛯名正義 アパパネ
09 浜中俊 ショウリュウムーン
10 松岡正海 コスモネモシン
02 後藤浩輝 アニメイトバイオ
01 池添謙一 ワイルドラズベリー
15 武豊 アプリコットフィズ
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
11 三浦皇成 エーシンリターンズ
→芝はキングカメハメハ産駒と相性良し。
13 岩田康誠 ブエナビスタ
→芝はスペシャルウィーク産駒と相性良し。

 ヴィクトリアマイルは好走馬の血統が非常に偏っているレース。3着以内となった馬は、それぞれサンデーサイレンス系(10頭)、ロベルト系(3頭)、デピュティミニスター系(2頭)の種牡馬を父に持っていました。
 また、単勝オッズが20倍以上だった馬の枠番別成績を見ると、1~2枠が〔1・3・1・9〕(複勝率35.7%)なのに対し、3~8枠は〔0・0・2・47〕(複勝率4.1%)。「穴をあけるとすれば内枠の馬」という傾向が顕著です。
 本命は後藤浩輝騎手とアニメイトバイオのコンビ。休養明けは問題ないタイプですし、昨秋までの戦績からもマイル前後の距離が合っていると思います。東京芝はこの馬の持ち味がもっとも生きる舞台。好枠を生かせれば順当にタイトルを奪取できるでしょう。
 相手はコンビ実績上位のレディアルバローザ、展開に恵まれそうなアンシェルブルー、オウケンサクラ、能力の高いブエナビスタ、アパパネ。外枠勢はまとめて評価を下げました。

■3連複1頭軸ながし
02=04,05,06,13,16(10点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。