ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のダービー予想

▼01 安藤勝己 ウインバリアシオン/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くなさそうです。

▼02 岩田康誠 サダムパテック/同騎手時 1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼03 藤田伸二 オールアズワン/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。一変まではどうでしょうか。

▼04 四位洋文 リベルタス/初騎乗
→ディープインパクト牡馬と相性良し。コンビ実績のない鞍上だった前走は度外視可能です。

▼05 池添謙一 オルフェーヴル/同騎手時 3- 2- 1- 1(複勝率85.7%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体に不安はありません。

▼06 浜中俊 クレスコグランド/同騎手時 2- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→500万下勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。もっとも、重賞を制した前走は別のジョッキーが騎乗していました。

▼07 後藤浩輝 ベルシャザール/初騎乗
→芝はキングカメハメハ牡馬と相性良し。この馬なりにはやれるでしょう。

▼08 田中勝春 フェイトフルウォー/同騎手時 2- 0- 2- 1(複勝率80.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。休養明けの前走は度外視可能だと思います。

▼09 小牧太 コティリオン/同騎手時 0- 2- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。課題は少なくありませんが、相性自体は良さそうです。

▼10 柴田善臣 ナカヤマナイト/同騎手時 3- 3- 1- 1(複勝率87.5%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれるんじゃないでしょうか。

▼11 L.デットーリ デボネア/初騎乗
→サンデーサイレンス系と相性良し。上積みが期待できるかもしれません。

▼12 川田将雅 エーシンジャッカル/初騎乗
→フジキセキ産駒と相性良し。あとはこの馬の適性次第です。

▼13 武豊 ロッカヴェラーノ/初騎乗
→マンハッタンカフェ産駒との相性が微妙。大きな変わり身を期待するのは酷でしょう。

▼14 三浦皇成 ショウナンパルフェ/初騎乗
→芝はアグネスタキオン牡馬と相性良し。この馬なりにはやれると思います。

▼15 蛯名正義 トーセンラー/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。もっとも、前走は休養明けだったので度外視可能かもしれません。

▼16 C.ウィリアムズ トーセンレーヴ/同騎手時 1- 0- 1- 0(複勝率100.0%)
→重賞3着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとはこの馬の状態次第でしょう。

▼17 福永祐一 ユニバーサルバンク/同騎手時 1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→500万下で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くないはずです。

▼18 N.ピンナ ノーザンリバー/初騎乗
→サンデーサイレンス系牡馬との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
09 小牧太 コティリオン
05 池添謙一 オルフェーヴル
02 岩田康誠 サダムパテック

■その他の注目コンビ
04 四位洋文 リベルタス
→ディープインパクト牡馬と相性良し。
07 後藤浩輝 ベルシャザール
→芝はキングカメハメハ牡馬と相性良し。
11 L.デットーリ デボネア
→サンデーサイレンス系と相性良し。
12 川田将雅 エーシンジャッカル
→フジキセキ産駒と相性良し。
14 三浦皇成 ショウナンパルフェ
→芝はアグネスタキオン牡馬と相性良し。

 日本ダービーは各馬の実績を素直に信頼すべきレース。前走がJRAGI、かつその前走で3着以内だった馬は〔9・1・4・24〕(複勝率36.8%)と信頼できますし、前走がJRAGI、かつその前走で単勝3番人気以内だった馬も〔8・4・3・22〕(複勝率40.5%)と安定しています。ちなみに、前走がJRAGI以外だった馬は2007年以降〔0・0・1・25〕(複勝率3.8%)。皐月賞やNHKマイルカップ以外を経由してきた馬は評価できません。
 なお、東京競馬場の改修後に良以外の馬場状態で開催された年(2003年、2006年、2009年)は、4コーナーを5番手以内で通過した馬が〔2・3・2・10〕(複勝率41.2%)、6番手以下だった馬が〔1・0・1・34〕(同5.6%)。今年も差し馬には厳しいレースとなりそうです。
 本命は後藤浩輝騎手に乗り替わるベルシャザール。芝に限ればキングカメハメハ産駒と非常に相性がいいジョッキーですし、今回は展開や馬場も味方すると思います。皐月賞で単勝3番人気の支持を集めたように、実力の高さはこの世代でも上位に位置しているはず。順当な展開ならそのまま押し切ってくれるでしょう。
 相手は好枠を引いたウインバリアシオン、サダムパテック、実績上位のオルフェーヴル、先行力があるショウナンパルフェ、ユニバーサルバンク、当レースと相性がいいきさらぎ賞優勝馬のトーセンラー。先行力に欠ける馬は思い切って評価を下げました。

■馬連ながし
07=01,02,05,14,15,17(6点)
■3連複1頭軸ながし
07=01,02,05,14,15,17(15点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。