カンフルジョッキー伊吹雅也氏のフェブラリーS予想

▼01 吉田豊 オーロマイスター/同騎手時 4- 4- 3- 9(複勝率55.0%)
→地方でGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。ダート1700m以下に限れば複勝率100%です。

▼02 松岡正海 コスモファントム/同騎手時 1- 1- 3- 3(複勝率62.5%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬自身、芝のGI以外では大崩れがありません。

▼03 柴山雄一 ダイショウジェット/同騎手時 2- 3- 1- 9(複勝率40.0%)
→重賞2着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

▼04 福永祐一 ライブコンサート/同騎手時 1- 0- 0- 2(複勝率33.3%)
→オープン特別勝ちの実績があるコンビ。あとはこの馬自身の能力と適性次第です。

▼05 池添謙一 バーディバーディ/同騎手時 0- 0- 1- 1(複勝率50.0%)
→地方でGI3着の実績があるコンビ。能力自体はGIで善戦できるレベルにあると思います。

▼06 津村明秀 クリールパッション/同騎手時 3- 0- 2- 3(複勝率62.5%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走の上がり3ハロンタイムは出走メンバー中3位タイでした。

▼07 U.リスポリ ダノンカモン/初騎乗
→ロベルト系牡馬との相性が微妙。過信禁物だと思います。

▼08 三浦皇成 ビクトリーテツニー/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。大きな上積みを期待するのは酷でしょう。

▼09 後藤浩輝 パワーストラグル/同騎手時 2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
→地方で重賞勝ちの実績があるコンビ。もっとも、JRAのオープンクラスでは好走例がありません。

▼10 川田将雅 ダイシンオレンジ/同騎手時 7- 2- 1- 3(複勝率76.9%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは東京替わりがどうかだけだと思います。

▼11 武豊 メイショウタメトモ/初騎乗
→ジョリーズヘイロー産駒との相性が微妙。この馬自身のコース適性も不安です。

▼12 藤田伸二 トランセンド/同騎手時 2- 2- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わり後のレースはすべてハナを切っています。

▼13 M.デムーロ フリオーソ/同騎手時 0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→地方でGI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わりを心配する必要はなさそうです。

▼14 幸英明 セイクリムズン/同騎手時 6- 2- 3- 6(複勝率64.7%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走は申し分のない内容でした。

▼15 岩田康誠 シルクメビウス/初騎乗
→ステイゴールド産駒との相性が微妙。過信禁物だと思います。

▼16 A.クラストゥス マチカネニホンバレ/初騎乗
→ダートはロベルト系との相性がいまひとつ。大きな上積みを期待するのは酷でしょう。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
14 幸英明 セイクリムズン
12 藤田伸二 トランセンド

■その他の注目コンビ
01 吉田豊 オーロマイスター
→地方でGI勝ちの実績があるコンビ。
05 池添謙一 バーディバーディ
→地方でGI3着の実績があるコンビ。
13 M.デムーロ フリオーソ
→地方でGI2着の実績があるコンビ。

 フェブラリーステークスは実績馬が強いレース。2001年以降の1~3着馬30頭中、8割以上にあたる25頭は、地方競馬のレースを含む日本国内のGIで連対経験がある馬でした。
 脚質面では差しや追い込みを得意とする馬に注目した方が良さそう。2006年以降の1~3着馬15頭中、上がり3ハロンタイムが出走メンバー中4位以下だったのは2007年3着のビッググラスだけです。また、上がり3ハロンタイムが出走メンバー中1位だった馬は〔3・2・1・0〕、2位だった馬は〔2・1・0・1〕、3位だった馬は〔0・2・3・5〕。着順と上がり3ハロンタイムの順位がほぼ一致する傾向にあります。
 本命は吉田豊騎手とオーロマイスターのコンビ。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯でエスポワールシチーを下している馬ですし、ここ2戦は1800mの距離が堪えている印象でした。また、ジャパンカップダートに関しては過去のレース傾向からも苦戦が予想されたので、完全に度外視可能でしょう。好走したレースの大部分で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしているように、もともと差す競馬が合っているタイプです。
 相手はここ3戦連続で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしているダノンカモン、前走が申し分のない内容だったセイクリムズン、前々走のジャパンカップダートで出走メンバー中2位の上がり3ハロンタイムをマークしたシルクメビウス。GIでの善戦経験が少ない馬、先行力を生かしたいタイプの馬は評価を下げました。

■3連複フォーメーション
01=07,14,15=02,05,06,07,12,13,14,15,16(21点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。