カンフルジョッキー伊吹雅也氏の阪急杯予想

▼01 藤田伸二 ショウナンカザン/同騎手時 1- 1- 0- 3(複勝率40.0%)
→重賞2着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

▼02 岩田康誠 ガルボ/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→未勝利勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くなさそうです。

▼03 熊沢重文 トシギャングスター/初騎乗
→クロフネ産駒との相性が微妙。走ってみないことには何とも言えません。

▼04 四位洋文 フラガラッハ/初騎乗
→デュランダル産駒との相性が微妙。過信禁物だと思います。

▼05 浜中俊 サワヤカラスカル/同騎手時 4- 2- 0-11(複勝率35.3%)
→1600万下勝ちの実績があるコンビ。この馬自身、休養明けは問題ないタイプです。

▼06 U.リスポリ ビービーガルダン/初騎乗
→芝はノーザンダンサー系との相性がいまひとつ。一変まではどうでしょうか。

▼07 藤岡佑介 ワンカラット/同騎手時 3- 2- 1-10(複勝率37.5%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。芝1400m以下に限れば〔3・2・1・3〕(複勝率66.7%)と安定しています。

▼08 吉田稔 マイネルレーニア/初騎乗
→グラスワンダー産駒との相性が微妙。走ってみないことには何とも言えません。

▼09 佐藤哲三 コスモセンサー/初騎乗
→芝はキングカメハメハ産駒と相性良し。この馬なりにはやれそうです。

▼10 福永祐一 サワノパンサー/同騎手時 3- 2- 1- 2(複勝率75.0%)
→1600万下勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。2連勝中の勢いは素直に評価するべきでしょう。

▼11 川田将雅 ゼットフラッシュ/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→芝はレッドゴッド系牡馬と相性良し。展開次第では差のない競馬ができるかもしれません。

▼12 池添謙一 スプリングソング/同騎手時 5- 0- 1- 5(複勝率54.5%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。芝1400mも問題なさそうです。

▼13 安部幸夫 テイエムカゲムシャ/初騎乗
→ノーザンダンサー系との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼14 鮫島良太 コパノオーシャンズ/同騎手時 1- 0- 1- 5(複勝率28.6%)
→1600万下で3着の実績があるコンビ。差しの決まる展開なら上位争いも可能だと思います。

▼15 吉田豊 サンカルロ/同騎手時 3- 1- 5-11(複勝率45.0%)
→GI3着の実績があるコンビ。6着どまりだった前走も、上がり3ハロンタイムは出走メンバー中1位でした。

▼16 幸英明 ケイアイデイジー/同騎手時 2- 2- 1- 2(複勝率71.4%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走はコンビ実績のない鞍上だったので度外視可能でしょう。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
07 藤岡佑介 ワンカラット
15 吉田豊 サンカルロ
12 池添謙一 スプリングソング
01 藤田伸二 ショウナンカザン

■その他の注目コンビ
09 佐藤哲三 コスモセンサー
→芝はキングカメハメハ産駒と相性良し。
11 川田将雅 ゼットフラッシュ
→芝はレッドゴッド系牡馬と相性良し。

 阪神競馬場が改修された2007年以降、阪急杯は前走で6着以下に敗れていた馬が〔1・1・0・33〕(複勝率5.7%)と苦戦しています。無理に捻るのではなく、前走内容を素直に評価したいレースです。なお、前走6着以下から巻き返した2頭(ビービーガルダン、ローレルゲレイロ)は、いずれもJRAGIで3着以内となった経験のある馬でした。
 枠順別成績を見ると、1~3枠が〔5・2・4・13〕(複勝率45.8%)なのに対し、4~8枠は〔0・1・0・39〕(同2.5%)。開幕週ということもあって、圧倒的に内枠有利です。ちなみに、4~8枠で唯一の好走例となったのは、前走も今回もハナを切った2009年のローレルゲレイロ(2着、7枠13番)。外枠の不利を跳ね返せるのは、強力な先行馬だけでしょう。
 本命は藤岡佑介騎手とワンカラットのコンビ。昨年の当レースで2着に好走していますし、枠順も4枠7番なら許容範囲内です。ハナを切りそうな馬がほとんど見当たらないので、今回は楽に好位をキープできそう。休養明けでも格好をつけてくれると思います。
 相手は好枠を引いたガルボ、年齢的に距離延長が幸いしそうなショウナンカザン。以下も、外めの枠を引いた馬、先行力に欠ける馬、JRA重賞で実績のない馬は評価を下げました。

■3連複フォーメーション
07=01,02=01,02,05,06,08,09,12(11点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。