アプリコットフィズと血統構成が同じサトノグロリアス
■日曜東京3Rの新馬戦(ダ1600m)は、後方追走の◎ツクバヤマノオー(4番人気)が直線で大外から差し切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=JP3zzaOb6R4
予想は◎△〇で馬単7850円、3連単47960円的中。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想文を転載します。
「◎ツクバヤマノオーは『スペシャルウィーク×コンバットレディ』という組み合わせ。母レスリーズラブはアメリカで通算56戦22勝の成績を残したダート向きのスプリンター。ノーサードチャンス≒リヴォークト5×6、ガルフストリーム≒ヘリオポリス6×6などが生じるのでサンデー系のスペシャルウィークとは合いそうだ。同産駒は東京ダ1600mの新馬戦で7戦3勝(勝率42.9%)と好成績を挙げている。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106039/
もともとスペシャルウィーク産駒は、ダート新馬戦で連対率30.2%と圧倒的に強く、とくに1600m以上では39.0%と抜群の信頼性を誇ります。東京ダ1600mの新馬戦はこれで通算8戦4勝となりました。
勝ったツクバヤマノオーは518キロの大型馬で、いかにもダート馬らしいパワフルなタイプ。前半はズブくて付いていけませんでした。忙しい競馬には向いていません。力のいる中山の深いダートは合いそうです。
■日曜東京5Rの新馬戦(芝1800m)は、後方追走の〇サトノグロリアス(2番人気)が上がり32秒9で差し切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=M1kfyHU2fzo
先週は東京・京都開催の開幕週でしたが、芝で行われた新馬戦では逃げ切りが1レースもありませんでした。当レースは1000m1分06秒6という超スローペース。過去、東京競馬場の芝新馬戦で、上がり32秒台を出して勝った馬はなく、本馬が初めての例となります。開幕週、超スローペースということを加味しても価値があると思います。
昨日のエントリーでご紹介したプールマシェールと同じく「ジャングルポケット×サンデーサイレンス」という組み合わせ。クイーンC(G3)とクイーンS(G3)を勝ったアプリコットフィズとは、父が同じで母同士が全きょうだいの関係にあります。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105992/
┌ ジャングルポケット
サトノグロリアス ――┤ ┌ サンデーサイレンス
└○┤
└ サトルチェンジ
┌ ジャングルポケット
アプリコットフィズ ―┤ ┌ サンデーサイレンス
└○┤
└ サトルチェンジ
アプリコットフィズの母マンハッタンフィズは、ほかにコロンバスサークル、クレスコグランドと活躍馬を連発しています。それに対し、サトノグロリアスの母マンハッタンセレブは、これまでに送り出した2頭(シャインセレブ、ピエナセレブ)がいずれも未勝利馬でした。ジャングルポケットに父が替わった途端に新馬勝ちですからこの配合は走りますね。ちなみに、マンハッタンフィズ、マンハッタンセレブの全兄は名馬マンハッタンカフェ(有馬記念、天皇賞・春、菊花賞)です。
馬体重が504キロと大きく、この時期の2歳馬にしてはガシッと出来上がった造り。1月生まれのアドバンテージは多少あったでしょう。もちろん、それを考慮してもかなり楽しみな素材であることは間違いありません。次走が楽しみです。
◎オコレマルーナ(1番人気)は追い込んで3着。この馬の上がり33秒2も東京競馬場の芝新馬戦史上2位のタイムですから能力は示しました。相手が悪かったですね。
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血 統 屋 http://www.miesque.com/
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