大物感十分ジャスタウェイ
■土曜新潟5Rの新馬戦(芝1600m)は、好位追走のジャスタウェイ(4番人気)が5馬身差で圧勝しました。
http://www.youtube.com/watch?v=r0oNCLcHwpg
ハーツクライ産駒は昨年夏(6~9月)の2歳戦で、ディープインパクトを上回る成績を収め注目を集めました。その後、秋から冬にかけて失速したとはいえ、夏場の活躍はフロックではなかったと思います。今年の夏の2歳戦は〔2・0・2・4〕ですからまずまずの成績。今後しばらくハーツクライ産駒から目が離せません。
先週勝ち上がったジャスタウェイは大物感十分。これまでデビューした2歳牡馬のなかでは1、2を争う存在でしょう。スカイノダン(北九州記念-2着)の半弟で、シグナリオ(OP)の甥にあたります。
ハーツクライの配合上のキーポイントは Nothirdchance≒Revoked 4×5である、ということはたびたび述べてきました。ジャスタウェイは5代母 Blue Burst が Blue Gay≒Revoked 1×2という特殊な配合なので、ハーツクライのキーポイントを継続しています。好感が持てる配合です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106461/
ハーツクライの代表産駒ウインバリアシオン(青葉賞、日本ダービー-2着)は、2代母の父がバリバリのダート血統 Time for a Change。ジャスタウェイは似たようなキャラクターの Wild Again を持っています。父ハーツクライは「サンデー×トニービン」でやや上品なところがあるので、こういうパワー血統を入れたほうが配合全体がシャキっと引き締まる感じでしょうか。ちなみにウインバリアシオンも代が遠いとはいえ Revoked を継続しています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103206/
■土曜京都1Rの未勝利戦(芝1600m)は、デビュー戦でダローネガの2着に敗れたエピセアローム(1番人気)が後続に6馬身差をつけて逃げ切りました。持ったままの楽勝。
http://www.youtube.com/watch?v=nnEcKY9-Fcs
ダイワメジャー産駒はここまで〔2・8・1・20〕という成績。産駒がデビューして1ヵ月の段階で迂闊に決めつけるようなことは言えませんが、詰めが甘い子が目立つので、先に行って後続をねじ伏せるという戦法は合っているような気がします。
エピセアロームはラターシュとエクセルサスの半妹。父ダイワメジャーは血統構成にやや硬いところが見られるので、母の父 Cozzene のような柔軟な血が入るのはいいでしょう。Cozzene は気難しいところがあり、産駒は逃げたり追い込んだりといった極端なレースで結果を残しています。今回の逃げ戦法は、馬が気分よく走れたという意味でもよかったと思います。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106383/
――――――――――――――――――――
血 統 屋 http://www.miesque.com/
――――――――――――――――――――
コメント