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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年7月 5日 (火)

函館スプリントSはカレンチャン

4コーナーで外に持ち出すとき、遠回りをするロスがありましたが、ゴール前でキッチリ捉えました。力差がないとできない勝ち方だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=6RL24fyraDo

『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』の予想は◎△○で馬単1430円、3連単4260円的中。予想文を転載します。

「◎カレンチャンは『クロフネ×トニービン』という組み合わせ。母方にトニービンを持つクロフネ産駒は成功しており、シェルズレイとブラックシェルの姉弟や、フラムドパシオン、カホマックス、ポルトフィーノなど多くの活躍馬が出ている。カレンチャンはこのパターン。母は「トニービン×マルゼンスキー」という組み合わせ。これはシェルズレイとブラックシェルの母の父ウイニングチケットと同じ。つまり、この姉弟とカレンチャンは血統構成がきわめてよく似ている。前々走の山城Sから本格化の気配を漂わせており、いまや秋のスプリンターズSを狙う有力候補の1頭。ベストの芝1200mなら連軸は揺るがない。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102807/

4月の阪神牝馬S(G2)から3ヵ月経って、さらに成長しているように感じました。貫禄が出てきましたね。同じクロフネ産駒のスリープレスナイトを思わせる上昇カーブです。

このあとは馬の様子を見ながら、ということになると思いますが、8月下旬のキーンランドC(G3・札幌芝1200m)か9月中旬のセントウルS(G3・阪神芝1200m)を使い、スプリンターズS(G1・中山芝1200m)でしょうか。現状ではダッシャーゴーゴー、ジョーカプチーノには及ばないと思いますが、秋風が吹くころになれば分かりません。スプリント路線はメンバーが固定しがちなので、こうしたフレッシュな新顔が伸びてくるのはいいですね。

スプリンターズSで忘れてならないのは外国馬の動向。ただ、今年は原発問題が収束していないので、メンバーが揃うかどうか微妙なところがあります。昨年登録馬に名を連ね、結局回避してしまった Rocket Man あたりが出てくるならレースの格がグンと上がるのですが……。

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