ダイワメジャー産駒が新馬戦でワンツー!
開幕週の注目新馬戦といえば阪神芝1600m戦。今年は新種牡馬ダイワメジャーの子が1、2着しました。後続を4馬身引き離しているので力が抜けていましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=G7zTVSycwyU
勝った▲ダローネガ(2番人気)は2番手追走から直線で先頭に立ち、○エピセアローム(3番人気)の追撃をクビ差抑えました。馬連1290円的中。
レース後、検量室前へ行くと、佐々木晶三調教師が満面の笑みでやってきて、「だから走ると言ったダローガ」と、馬名をひっかけた軽口を飛ばしてゴキゲンなご様子。「調教でもビビリ入ってたし、差されるかと思ったよ。このあとは放牧。間に合えば新潟2歳Sあたりかな。球節がモヤっとしていたし、長い目で見たい馬だね。そのほうがいいダローネ」と、最後もシャレで締めくくり、終始ニコニコ顔でした。
「ダイワメジャー×ホワイトマズル」という組み合わせで、母カメリアローズはフェアリーS(G3)4着馬。母の父ホワイトマズルはサンデーサイレンスと相性抜群です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106109/
そのニックスの核となっているのは、サンデーに含まれる Halo とダンシングブレーヴに含まれる Drone でしょう。これについては昨年11月9、10日のエントリー「Halo≒Sir Ivor≒Drone(前・後)」をご参照ください。
Halo≒Sir Ivor≒Drone(前)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/11/halosir-ivordro.html
Halo≒Sir Ivor≒Drone(後)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/11/halosir-ivord-1.html
ちなみに、ホワイトマズル牝馬はアグネスタキオンと好相性で、これについては昨年1月24日のエントリー「アグネスタキオン×ホワイトマズル」に記しました。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/01/post-33fe-1.html
今回勝ち上がったダローネガの配合を見て、「ダイワメジャー×ホワイトマズル」もなかなかおもしろいのではないか、と思いました。ダイワメジャーは Hail to Reason≒Consentida 3×3が配合上のポイントのひとつだと思います。
┌ Royal Charger
┌○┘
Hail to Reason ―┤ ┌ Blue Swords(≒Bee Mac)
└○┤ ┌ Sir Gallahad(=Bull Dog)
└○┘
┌ Bull Dog(=Sir Gallahad)
┌○┘
┌○┤
Consentida ―――┤ └ Bee Mac(≒Blue Swords)
│ ┌ Royal Charger
└○┘
ホワイトマズルの父の母 Navajo Princess は、Consentida の配合構成の主要部分、Beau Max、Royal Charger、Mahmoud をしっかり押さえてあります。前述のとおりダイワメジャーは Hail to Reason≒Consentida 3×3なので、Consentida の構成要素を強化する配合は悪くないはずです。「ダイワメジャー×ホワイトマズル」が有効な配合なのかどうか、今後も監視して行きたいと思います。
種牡馬ダイワメジャーは最高のスタートを切りました。先週は3頭出走して1、2、6着。まだサンプルが少ないので、先週の結果をもって結論めいたことは語れません。良馬場だったとはいえ前日からの雨の影響は残っていました。そんな馬場が合っていたという見方もできます。楽しみな種牡馬であることは間違いないので、今後も1頭ずつしっかりチェックしていきたいですね。
コメント