ユニコーンSはアイアムアクトレス
強さは認めつつも1400向きとみてバッサリと切ったアイアムアクトレス(3番人気)。逆にこちらがバッサリやられてしまいました。ここまで強いとは……という感想しかありません。
http://www.youtube.com/watch?v=kHSVRR-ate4
この条件を勝たれてもなお主張したいのですが、やはりこの馬は1400のほうが持ち味が活きると思います。あと1ハロンの我慢ができたのは実力でしょう。距離をこなしたことで今後の選択肢がグンと広がります。ひょっとしたらダート2100mの関東オークスも視野に入っているかもしれません。牡馬相手にマイルでこのパフォーマンスですから、牝馬同士なら2100mでもいけるのではないかという気がします。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102746/
アイアムアクトレスについては当ブログでもたびたび触れてきました。それらの一部を再録したいと思います。
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【2011年2月1日/未勝利戦(ダ1400m)回顧】
母アイアムザウィナーは、オーナーの堀紘一氏が故大川慶次郎氏と一緒にアメリカのセリへ行って買ってきた馬です。20年ほど前、堀氏がフジテレビの『平成教育委員会』に出演された際、控え室で番組収録を待っていると、大川氏から「馬を買ってみませんか」と誘われたそうです。これが競馬の世界に入るきっかけでした。その後、堀氏のご長男は吉田照哉氏のご長女と結婚されたので、結果的に見ると大川氏の働きかけは非常に大きなものでした。
大川氏と一緒に買ってきたアイアムザウィナーは、競走馬として重賞入着を果たし、繁殖牝馬としても重賞勝ち馬を送り出しました。非常に優秀です。「Danzig 系×Mr.Prospector」ですからコンスタントにスピードを伝える一方、やや一本調子なところがあるので、芝向きの瞬発力に秀でたアグネスタキオンとの配合でも、ダートでは抜群に強く、芝でも1400mあたりがベストになります。
【2011年5月24日/昇竜S(ダ1400m)回顧】
アイアムカミノマゴ(阪神牝馬S)の全妹にあたる良血で、女優の川島なお美さんが名付け親。昨年暮れのデビュー戦(芝1600m)はのちの桜花賞馬マルセリーナの2着でした。心なしか当時に比べてフットワークがダート向きになっているような気がします。これでダートは3戦全勝。
(中略)。
「Danzig 系×Mr.Prospector」という母方はパワー満点ですが、そこはアグネスタキオン産駒ですから、1分22秒8という芝並みの超高速決着に向いたといえるでしょう。
昇竜Sはもともと中京競馬場で行われていましたが、改修工事の影響で昨年、今年と京都競馬場で行われています。距離も1700mから1400mに短縮。このレースには牡馬の骨っぽいところも出てくるわけですから、牝馬が勝つのは珍しく、アイアムアクトレスがレース史上2頭目となります。前回勝った牝馬は09年のラヴェリータ。周知のとおり同馬はその後重賞を勝ちまくっています。アイアムアクトレスの前途も明るいでしょう。
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アグネスタキオン産駒が東京ダ1600mに良績を残しているのは事実です。わたしの本命は同産駒の◎アストロロジー(7番人気)。しかし、前半から追走がやっとで後方のまま14着と大敗。初ダートとはいえもう少し頑張れると思ったのですが……。
安田記念の前日オッズはアパパネが1番人気。2000年以降このレースで連対した牝馬はウオッカとスイープトウショウのみ。いずれも牡馬のトップクラスを相手にG1を勝った経験があります(レース後も含めて)。アパパネがそのクラスの女傑なのか今回が試金石です。
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