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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年6月15日 (水)

セントジェームズパレスSは Frankel

グランプリボスは最後の直線に入ってガソリン切れ。鞍上は勝負を諦めて追うのを止めました。海外遠征で重要なのは“適性”です。グランプリボスはここで好走するために求められる能力を、残念ながら持ち合わせていませんでした。結果は残念ですが、恥じる必要はないと思います。昨日のエントリーに記したように負けてもともと。同じメンバーが東京競馬場で走れば、グランプリボスは上位に食い込むでしょう。

勝った Frankel はゴール前で後続に詰め寄られました。2着 Zoffany とは4分の3馬身差です。これだけを見れば大したことがないようにも映りますが、能力的には抜けていたと思います。ペースメーカーの Rerouted があまりにも速いペースで飛ばしたのが誤算の始まりで、これを射程圏に入れて競馬をするために、序盤は2~3番手を仕掛け気味に追走。いったん走りのリズムが出来てしまうと気性的にペースダウンさせることは難しく、結局、短距離戦のようなハイペースのまま早め先頭に立つ厳しい競馬となりました。無理がたたって残り1ハロンで完全に脚が上がり、後続の追撃を許しました。
http://www.youtube.com/watch?v=FwKNwdkhH7Q

2着 Zoffany は最後方追走で展開がハマりました。昨年8月のフィーニクスS(愛G1・芝6f)の勝ち馬で、今季緒戦のバリコーラスS(愛G2・芝7f)は2着ですから、今回見くびられていたとはいえ決して弱い馬ではありません。展開が最高に向いた Zoffany に先着を許さず、実力馬 Excelebration も押さえ込んでいるのですから、Frankel は強かったと思います。

次走は7月27日のサセックスS(英G1・芝8f)で古馬と初対決でしょうか。そうなればおそらく Canford Cliffs が1番人気でしょう。セントジェームズパレスS(英G1・芝8f)の同日に行われたクイーンアンS(英G1・芝8f)の勝ち馬です。女傑 Goldikova を一騎打ちの末に破ったレースぶりは圧巻でした。
http://www.youtube.com/watch?v=LVd3qQvghlI

ただ、Frankel の評価が急落するなら、わたしはあえて逆張りで賭けてみたいですね。今回の辛勝は、チームの連携ミスと騎手の過信が原因であり、道中仕掛けなければ十分抑えて競馬ができるように見えました。無謀なペースで飛ばすことなく、好位で折り合うことができれば Canford Cliffs に引けを取らないはずです。

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コメント

レース後矢作調教師が「日本の皆さん、すみません。」とおっしゃっていましたが、こういう果敢な挑戦を見せて頂けたことに感謝したいです。

結果はともかく非常に楽しめました。矢作調教師が謝ることはないと思います。次に機会があれば頑張ってほしいですね。

ちょっと本題から外れますが、キャンフォードクリフスは、ヘイルトゥーリーズン系のタグラにBMSがマルジュで、リファールやバステッドも入るので、ちょっとマルセリーナっぽい配合ですね。
今年の安田記念を辞退しましたが、もし来日してたら、日本の馬場も合いそうな血統ですし、ひょっとすると圧勝劇が見られたかも。
フランケルとの対決が楽しみですね。

Canford Cliffs とマルセリーナは使っている血が似ていますね。マルセリーナは Burghclere≒Welsh Flame 3×4ですが、Canford Cliffs もこれに似ていて Jolly Widow≒Welsh Flame 3×4です(Crepello、Court Martial、Lightning≒Aureole が共通)。秋のマイルCSに来てくれるようJRAに頑張ってもらいたいですね。昨春からG1ばかり5連勝ですから凄い馬です。

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