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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年4月18日 (月)

マイラーズCはシルポート

最初の3ハロンが35秒0ですから落ち着いた流れ。ハナを奪ったシルポート(7番人気)は道中で後続を3~4馬身引き離していたので、2番手以下はスローだったと思います。勝ち馬に騎乗した小牧太騎手が「今までで一番楽な競馬ができました」(ラジオNIKKEI競馬実況web)と語っていたのはそのとおりでしょう。2番手追走のクレバートウショウ(14番人気)が2着に入り、結局行った行ったの決着となりました。
http://www.youtube.com/watch?v=Zb7-N-xsqXk

好位を追走した◎ダノンヨーヨー(1番人気)は3着。いつもより積極的な競馬でしたが、これは音無調教師の意向を反映した部分があったのかもしれません。前週と同じく日曜日の芝は外差しの馬場となりつつあったのですが、前に行った馬がこれだけ楽をするとなかなか差せませんね。1、2着馬が無印なので馬券的には完敗。外差しということに気を取られて展開の読みが甘かったですね。

シルポートは正月の京都金杯(G3)に次いで重賞2勝目。これで16戦連続で逃げたことになります。「ホワイトマズル×サンデーサイレンス」は過去24頭が出走して重賞勝ち馬が4頭(シャドウゲイト、アサクサキングス、シンゲン、シルポート)。1走あたりの賞金額は495万円。明らかなニックスです。ダンシングブレーヴの母の父 Drone と、サンデーサイレンスの父 Halo の血統構成がきわめて似ていることが好相性が鍵だと思います。昨年11月9、10日のエントリー「Halo≒Sir Ivor≒Drone(前・後)」をご参照ください。

Halo≒Sir Ivor≒Drone(前)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/11/halosir-ivordro.html
Halo≒Sir Ivor≒Drone(後)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/11/halosir-ivord-1.html

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コメント

おはようございます。

◎ダノンヨーヨーで自分が思った以上に単勝ついていたので勝負したのですがダメでした(泣)

先行勢が人気薄という事もあったのでしょうか、金縛りにあったかのように3番手以下が動かなかったように感じます。皆さん外差し有利の意識もありましたかね。ダノンヨーヨーもいつものポジショニングなら全くの不発だったかもしれませんね。

おはようございます。レース回顧というのはとかく結果論で裁断しがちですが、レースにいたる流れと騎手心理を加味すると、それも仕方がないのかな……と思える例は多々あります。マイラーズCは馬場コンディション、人気馬の位置取りなどから、乗り役たちの意識の重心が馬群の後ろ半分にあったような気がします。終わってみればいつも「なんでこんな簡単な馬券が分からなかったんだろう」と思うのですが(笑)。

南関に続き 府中にも開催が戻ります。皐月賞ウィークにテンションも上がるはずなのですが。

私自身は、先週のプニプニヨークン逃げられず惨敗から始まり、マイラーズカップの◎ゴールスキーと萎え萎え(笑)です。

ところで今年の春天は久しぶりに4歳馬の一線級が揃い、盛り上がりそうです。お忙しい中申し訳ないのですが、フランスから遠征してくるジェントゥーの血統について、ご教授いただければ、幸いです。

私は大阪杯で裏切られた(笑)エイシンフラッシュに今一度期待をかけたいと思ってます。

気のせいかもしれませんが、競馬が再開されてからなんとなく馬券が難しいなぁと感じます。関東馬と関西馬、関東騎手と関西騎手が入り乱れているからでしょうか。

Gentoo はスタミナ豊かな配合です。母の父 Bering、2代母の父 Rainbow Quest はいずれも凱旋門賞馬。3代母の父 Troy は英ダービー馬。父 Loup Solitaire は仏2歳G1の勝ち馬で、長距離向きの種牡馬ではありませんが、母方からこれだけ重厚な血を受けるとスタミナタイプにならざるを得ませんね。去年の秋にロンシャンで実際に見たのですが、深い芝に対応するためなのか、チョコチョコとしたフットワークが印象的でした。高速馬場に対応できるかどうかが鍵でしょう。

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