福島牝馬Sはフミノイマージン
新潟に場所を移して行われた福島牝馬S(G3・芝1800m)。勝ったフミノイマージン(9番人気)は、前走の中山牝馬S(2着)から3キロ増がどうかと思ったのですが、それをものともしない目下の充実ぶり、ということなのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=NA40IcATqMw
父マンハッタンカフェにとっては今年4頭目の重賞勝ち馬となります。先週時点でサイアーランキングは2位。今回の勝利で1位キングカメハメハにまた一歩迫りました。昨年のこの時期はたしか5~6位ぐらいだったので好調ですね。社台系の繁殖牝馬のバックアップがやや手薄な状態でこの成績ですから立派です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006105593/
フミノイマージンは、母シンコウイマージンが Northern Dancer 2×4。母に Northern Dancer の強いクロスを持つというのはマンハッタンカフェ産駒の成功パターンのひとつです。昨年7月9日のエントリー「マンハッタンカフェ整理整頓(5)」をご覧ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-6154.html
手綱を取った太宰啓介騎手は98年のデビューから足掛け14年目にして初めての重賞制覇。112度目の正直でした。マイネルデスポットで2着に逃げ粘った菊花賞が印象に残っているのですが、あれからもう10年になります。ちなみに、そのレースの勝ち馬はマンハッタンカフェ。フミノイマージンの父です。
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