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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年4月21日 (木)

ダノンシャンティ屈腱炎

海外に旅立ったヴィクトワールピサを別にすれば、今年の古馬戦線で最も期待していた馬でした。右前浅屈腱炎で9ヵ月以上の休養を要する、という診断です。

トレーナーの数だけ馬の仕上げ方があります。藤沢和雄、角居勝彦調教師が“強い調教を課さない派”の代表だとすれば、松田国英調教師はその逆、“ハードトレーニングを課す派”の代表です。

過去に松田国英調教師が管理した大物の多くが怪我に泣きましたが、ハードトレーニングを課さなければ栄光を手にしていたかどうかは分かりません。門外漢のわたしには判断のつかない難しい問題です。仕上げ方に関して対照的な考えを持つ角居勝彦調教師が、調教助手時代に松田国英厩舎に所属していたのはおもしろい事実です。

安田記念で走るところは見てみたかったですね。この春の楽しみのひとつでした。休養から復帰後、2000m以上を3戦して結果が出ませんでしたが、1600mの定量戦なら違うと思っていました。残念。

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ダノンシャンティ屈腱炎を参照しているブログ:

コメント

ダノンシャンティの故障は残念ですね。屈腱炎は再発の可能性があるので厄介ですし、競走能力にも影響が大きいです。同じフジキセキ産駒のカネヒキリのような復活を期待したいですね。
さて、松田国英厩舎の活躍馬に故障が多いですが、個人的には偶然ではなく必然だと考えています。調教量が多いのも原因の一つだと思いますが、それ以上に筋骨隆々の馬体にする馬作りに問題があるのかと。例えばキングカメハメハのすみれS、毎日杯と現役最後のレースとなった神戸新聞杯の映像を見比べると筋肉量と脚捌きの違いが明白です。春当時は脚が高く柔らかく上がっているのに対し、神戸新聞杯では筋肉量が増えた事により脚捌きが固くなり、地面を叩きつけるような走法になっています。これでは故障のリスクが高まるのは必然で、しかも前駆の筋肉量が増えているのですから尚更です。実は大阪杯のダノンシャンティの脚捌きを見た時、キングカメハメハと同じように硬さを感じたので、故障の情報が流れた時はやっぱりかと思いました。骨折したレーヴディソールも脚捌きは硬いですね。人間でも短距離ランナーにしてもマラソンランナーでも筋肉質の体の人は少ないですよね。馬も同じだと思うんですよね。最低限の筋肉は必要ですが、必要以上の筋肉はいらないと思います。特に軽い馬場の日本では。批判的なコメントを書くのは好きじゃないですが、この厩舎の馬作りに限界を感じてしまいます。活躍馬の故障は競馬ファンを失望させますし、競馬全体の盛り上がりにも影響してしまいます。長々と失礼しました。

ダノンシャンティのケガは安田、秋天で儲けさせてもらうつもりでいたのでガッカリしました。
さて競馬王での重賞スクランブル毎週参考にさせて頂いておりますが皐月賞のデーターは東京開催想定で書かれたものなんでしょうか?
またPOG羅針盤の中山東京の比較はポイントになりそうですね!

>ユウ様

一般論として筋肉がつけば、そのぶん脚を強く速く動かせるようになります。ただ、そうなったからといって体を構成する組織が強くなるわけではないので、腱や骨に負担がかかってきます。松田国英厩舎はこれまでも有力馬の多くが怪我に泣いてきたので、脚もとのケアは十分すぎるほどやっていたのではないかと想像しますが、それでも同じことが起こってしまうわけですから、何らかの構造的な要因が存在するのでしょう。ユウ様の推理はうなずけるものです。おっしゃるとおり、活躍馬の故障はファンにとっても喪失感が大きく、とても残念なことですね。

>小田嶋淳一様

重賞スクランブルの皐月賞の項は、変更前の中山開催を想定して書かれたものです。まぎらわしくてすみません。開催決定・中止・変更などが編集のデッドラインの前後にバタバタッと発表されたので、物理的に対応できた箇所とできなかった箇所があります。POG羅針盤のほうはギリギリ間に合ったところです。“皐月賞の東京替わり”で買える血統は重点マークしたいところです。あとは枠順ですね。東京芝2000mは枠順を加味しないと予想ができません。

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