トーセンレーヴ2戦目も突破
■日曜阪神5Rの新馬戦(芝1600m)は好位追走のサトノフォワード(1番人気)が難なく抜け出しました。予想は◎○で馬単980円的中。予想を転載します。
「◎サトノフォワードは『ネオユニヴァース×クリスエス』という組み合わせ。半兄プロフェッショナル、半姉ヴィヴィッドカラーはいずれも準OP馬。母アドマイヤライトはスリープレスナイト(スプリンターズS)の半姉にあたる良血で、アドマイヤムーン、ヒシアマゾンなどが近親にいる名牝系に属している。母方にヌレイエフを持つネオユニヴァース産駒はロジユニヴァース、ゴールスキー、アイアムネオなどがおり成功している。このメンバー相手に連は外さないだろう。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103081/
本馬にはこのほか、Doubly Sure≒Mortefontaine 4×4があります。
┌○┐
Doubly Sure ―┤ └ Relance(=ポリック)
└○┐ ┌ Honeyway
└○┘
┌ ポリック(=Relance)
Mortefontaine ―┤ ┌ Honeyway
└○┘
アドマイヤムーンの2代母ケイティーズファーストにも見られるクロスです(2×2)。非主流の血で構成されたちょっとおもしろい関係ですね。芝向きの軽快さに一抹の不安があったのですが、まったくの杞憂に終わりました。3歳世代のネオユニヴァース産駒は先週も4勝と好調です。
■日曜阪神9Rのアルメリア賞(3歳500万下・芝1800m)はトーセンレーヴ(1番人気)が快勝。上がり3ハロンは33秒3でした。
http://www.youtube.com/watch?v=j7XkEsTmEUs
配合については2月13日のエントリー「トーセンレーヴ初戦突破」をご覧ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/02/post-5216.html
パドックではやや神経質そうなところを見せていましたが、デビュー戦に比べると多少力強さは出てきたような印象です。馬体に威圧感はなく、まるで少年のよう。出走メンバーで喧嘩をしたら一番弱いんじゃないでしょうか(笑)。ただ、半姉ブエナビスタも決して筋骨隆々ではなく、走らせてみるといいタイプ。よっぽど筋肉の質がいいんでしょうね。
5ハロン通過は63秒0ですから、デビュー戦に続いて今回も超スローペース。ラスト3ハロンは11秒7-10秒4-11秒5。いかにペースが遅いとはいえ「10秒4」というラップは優秀です。阪神外回りの芝は、残り600mから200mまでゆるい下り坂で、残り400mからは直線に入ります。したがって、ラスト2ハロン目は速いラップが出やすいのですが、スローペースでも10秒台後半のラップがせいぜいで、10秒台前半は稀にしか出ません。
まるで早回しの映像を見ているかのような回転の速いフットワーク。これが瞬発力の秘密です。お父さんのディープインパクトはしなやかで円みのあるフットワークだったのでそれほど似ている感じはしません。姉のブエナビスタはもう少しトビが大きいですね。血統的には距離が延びてもまったく問題ありませんが、このフットワークでは2400mはギリギリ、現状では1800m前後がベストでしょうか。もう少し成長すればおのずとフットワークも変わってくるでしょう。
問題がなければ次走は毎日杯(3月27日・G3・阪神芝1800m)に向かうようです。2戦続けて少頭数の上がり勝負、揉まれた経験なし、押せ押せのローテーション。並の馬なら十中八九消えるパターンです。トーセンレーヴが“本物”かどうかの試金石ですね。
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