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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年3月30日 (水)

フラワーCはトレンドハンター

土曜阪神12RのフラワーC(G3・芝1800m)は、初芝のトレンドハンター(5番人気)が豪快に抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=4imvFCR7GBc

同コースで行われた11RのスプリングSは、5ハロン通過が59秒5。対してフラワーCは59秒0で、レースの上がりは35秒9。ゆるみのない厳しい流れだったことがわかります。切れ味よりも持続力や底力が問われるレースでした。

勝ったトレンドハンターはここまで〔2・1・0・0〕という成績。そのすべてがダート戦でした。母ロイヤルペルラは「ブライアンズタイム×Storm Cat」というダート色の強い組み合わせで、2代母スターマイライフは Lady's Secret(米年度代表馬に輝いた女傑)の半妹にあたるパワータイプ。父がマンハッタンカフェといっても、芝替わりで買いたくなる配合ではありません。予想は無印でした。この鮮やかな勝ちっぷりにはビックリです。持続力や底力が問われるレースになったのも幸いしたのでしょう。桜花賞よりもオークス向きですね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100618/

マンハッタンカフェと Storm Cat の組み合わせは悪くなく、ほかにマッハヴェロシティ、アンシェルブルー、ツルマルジャパンといった活躍馬が出ています。

2着▲ハブルバブル(1番人気)は連闘でしたが頑張りました。やはり最低でもこれぐらいの距離があったほうがいいと思います。リスポリ騎手は最後の直線の不利を訴えており、勝ちに等しい内容といえるでしょう。

◎マイネイサベル(2番人気)は4着。前崩れの流れで3番手から粘ったのですから力は示しました。オークスが楽しみです。

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フラワーCはトレンドハンターを参照しているブログ:

コメント

こんにちは
残念な事に牝馬の主役、レーヴディソールが骨折により牝馬クラシックから離脱するようですね。

これでホエールキャプチャが主役候補に躍り出た感じでしょうか。

逆に牡馬陣は、万が一実績一番の馬が怪我で離脱したとしても相変わらず混戦になるような雰囲気です。

栗山さんは今年の3歳の牡馬戦線のレベルはどう捕らえているでしょうか?

レベルの低い混戦なのか?それともレベルが高い混戦なのか?

正直、古馬と戦うまではレベルの高低は推し量ることは出来ませんが、レースタイムでおおよその判断は可能だと思います。

今年の3歳牡馬、オープン以上の主要レースでは昨年の世代と比べてもそうですが
ここ5年、10年のサイクルで比較しても好タイムで走破してるレースが異常に多い気がします。

馬場差などの問題もあるとは思いますが
流石にどのコースでもここ数年より全部時計の出る馬場だとは考え難いんですよね。

好タイムで決着するレースが大半ですが、数馬身千切って勝つような馬は殆ど居ません。

個人的には好タイムでも離脱する事無く、最後まで付いていける能力の高い世代だと感じていますが。

こんにちは。

レーヴディソールの骨折は残念ですね~。現時点のトップランナーは戦績的にホエールキャプチャだとは思いますが、押し出されてのものですから分からないところがあります。風雲急を告げる展開となってきました。

世代レベルは、他世代との対決によって明らかになるものですが、現時点の感触として、今年の3歳牡馬は少なくとも平年以上だと感じています。根拠はABCさんがおっしゃるようにタイムです。馬場状態は年によって異なるので、タイムが速いといっても、同コースの古馬1000万条件、1600万条件との相対比較で、平年レベルよりも劣っているならば評価できません。今年はそんなこともなく、わりあい優秀だと思います。明らかにハイレベルだった昨年ほどではないにしろ、平年以上ではないでしょうか。

確たる軸馬がいる年は高レベルで、混戦の年は低レベル、とジャッジされがちですが、現実はその逆のケースが多いのではないかと考えます。

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