芝1200mの王者サクラバクシンオー
「TARGET frontier JV」はデータを調べるのに最強のツールでしょう。いじっているといくら時間があっても足りません。自分なりの切り口で自由に条件を設定できるのがいいですね。ごく単純なものでは「距離別の種牡馬ランキング」。これは距離適性の面から種牡馬のキャラクターをあぶりだすことができます。
たとえば芝1200m。
昨年の種牡馬別の賞金シェアは以下のとおりです。
1位 サクラバクシンオー 13.9%
2位 キングカメハメハ 3.1%
3位 クロフネ 2.9%
4位 フジキセキ 2.9%
5位 スウェプトオーヴァーボード 2.8%
次は勝利数。
1位 サクラバクシンオー 53勝
2位 キングカメハメハ 18勝
3位 スウェプトオーヴァーボード 16勝
4位 ファルブラヴ 12勝
5位 クロフネ 11勝
予想どおりではありますが、いずれもサクラバクシンオーが断然トップ。この分野を尋常でない割合で完全に支配しています。他のどの距離を調べてみてもこのような独占は見られません。サンデーサイレンス系はこの分野ではイマイチですね。
土曜日のファルコンS(G3・阪神芝1200m)。ここには2頭のサクラバクシンオー産駒が出走してきました。勝てば同産駒は平地重賞30勝目となります。
"1200mの王者、サクラバクシンオー"のタイトルが素直に嬉しいです(笑)
もともとはマイル~中距離血統だったのが、代を経る毎に短距離化した、というよりニッチを見つけて生き延びたと言えなくないでしょう。子供の頃TTGに夢馳せた私にとって、最後の砦です。
投稿: うまポーロ | 2011年3月21日 (月) 19:04
おっしゃるとおり、もしサクラバクシンオー産駒の棲息範囲が1600~2000mあたりだったら、サンデー系に駆逐されて生存できなかったでしょう。1200mという、サンデー系の覇権が及ばない領域のスペシャリストだったからこそ、生き延びているのだと思います。まだまだ頑張ってほしいですね。
投稿: 栗山求 | 2011年3月21日 (月) 22:52