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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年3月19日 (土)

芝1200mの王者サクラバクシンオー

「TARGET frontier JV」はデータを調べるのに最強のツールでしょう。いじっているといくら時間があっても足りません。自分なりの切り口で自由に条件を設定できるのがいいですね。ごく単純なものでは「距離別の種牡馬ランキング」。これは距離適性の面から種牡馬のキャラクターをあぶりだすことができます。

たとえば芝1200m。

昨年の種牡馬別の賞金シェアは以下のとおりです。

1位 サクラバクシンオー    13.9%
2位 キングカメハメハ      3.1%
3位 クロフネ          2.9%
4位 フジキセキ         2.9%
5位 スウェプトオーヴァーボード 2.8%

次は勝利数。

1位 サクラバクシンオー     53勝
2位 キングカメハメハ      18勝
3位 スウェプトオーヴァーボード 16勝
4位 ファルブラヴ        12勝
5位 クロフネ          11勝

予想どおりではありますが、いずれもサクラバクシンオーが断然トップ。この分野を尋常でない割合で完全に支配しています。他のどの距離を調べてみてもこのような独占は見られません。サンデーサイレンス系はこの分野ではイマイチですね。

土曜日のファルコンS(G3・阪神芝1200m)。ここには2頭のサクラバクシンオー産駒が出走してきました。勝てば同産駒は平地重賞30勝目となります。

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芝1200mの王者サクラバクシンオーを参照しているブログ:

コメント

"1200mの王者、サクラバクシンオー"のタイトルが素直に嬉しいです(笑)
もともとはマイル~中距離血統だったのが、代を経る毎に短距離化した、というよりニッチを見つけて生き延びたと言えなくないでしょう。子供の頃TTGに夢馳せた私にとって、最後の砦です。

おっしゃるとおり、もしサクラバクシンオー産駒の棲息範囲が1600~2000mあたりだったら、サンデー系に駆逐されて生存できなかったでしょう。1200mという、サンデー系の覇権が及ばない領域のスペシャリストだったからこそ、生き延びているのだと思います。まだまだ頑張ってほしいですね。

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