アーリントンCはノーザンリバー
土曜阪神11RのアーリントンC(G3・芝1600m)は、好位追走の◎ノーザンリバー(4番人気)が外から抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=D3POibKfIy4
阪神競馬は開幕日ということで絶好の芝コンディション。傷みの少ないインコースを通れる内枠の馬が馬券に絡みまくっていました。ノーザンリバーは12番枠から出て終始外を回っていたので、着差以上に強かったと思います。
2着キョウエイバサラ(11番人気)は無印。血統的に芝向きだとは思いましたが、成績が成績だけに印は回りませんね~。内枠だったことにも幸いしたと思います。レース選択が上手な矢作調教師があえてぶつけてきた意味をもう少し考えるべきでした。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008110045/
勝ったノーザンリバーについては、前走を勝ったあと、2月2日のエントリーで「次は芝に戻るのではないでしょうか。ダート馬ではないので要注意です」と書きました。ここ2走はダートで勝ちましたが、芝・ダート兼用というだけで、ダート専用馬ではもちろんありません。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想文を転載します。
「◎ノーザンリバーは『アグネスタキオン×マキアヴェリアン』という組み合わせ。ノットアローン(ラジオNIKKEI賞-2着)、ルミナスポイント(OP)の全妹、モンローブロンド(ファンタジーS-2着)の半妹にあたる良血。ダートで連勝しているが、初戦(芝1500m)はレーヴディソールの2着、休み明けだった2戦目(芝1600m)も差のない3着。芝適性は問題ない。アグネスタキオン産駒は阪神芝1600mと相性がいい。ダイワスカーレットとレーヴディソールがG1を制覇し、アーリントンCでも〔0・2・1・2〕とコンスタントに走っている。全兄ノットアローンが4着なら、それより上と思えるノーザンリバーは勝ち負けになっていい。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103212/
母の父が Machiavellian で、母の母が Sonic Lady ですから、1600~2000mあたりがちょうどいいタイプですね。牝系については1月19日のエントリー「ディープインパクト産駒の買いどころは基本的にマイル以上」で触れておりますのでご覧くださいませ。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/01/post-35da.html
○ノーブルジュエリー(1番人気)は見てのとおり出遅れ+大外回しが敗因。牡馬相手の1600mでそのような競馬は荷が重すぎました。牝馬相手の1400mなら評価を下げる必要はないと思います。
△ラトルスネーク(3番人気)は引っ掛かる気性で、勝った前走でも外に出した途端掛かり気味になっていました。したがって馬群に入れてレースを進めたい馬なのですが、それはイコール、前が詰まるリスクを背負うことでもあります。今回も馬群が捌けていれば勝ち負けでした。次走以降も詰まったら負け、詰まらなければ勝ち、という丁半博打のような競馬になりそうなので、なかなか本命は打ちづらい馬です。
さて、日曜日の阪急杯。馬場の傾向が土曜日とほぼ同じだと仮定すると、内枠の馬は要注意です。1~3枠の馬は人気薄でも念のため押さえたいところです。
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