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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年2月20日 (日)

ダイヤモンドSはコスモメドウ

木曜日から金曜日にかけて東京競馬場に降った雨はJRA発表では49ミリ。冬場にしては珍しくしっかり降ったので、1日やそこらで回復するのだろうかと思っていたら、10RのアメジストSから早くも良馬場になりました。

勝った○コスモメドウ(2番人気)の上がりは34秒7。完勝でした。
http://www.youtube.com/watch?v=MJq2M7dPorI

「King's Best×Sadler's Wells」ですから、昨年の凱旋門賞と英ダービーを制した Workforce と同じ組み合わせ。そして、「Kingmambo 系×Sadler's Wells」ですから、エルコンドルパサーとも似ています。この組み合わせは Nureyev と Sadler's Wells の4分の3同血クロスが鍵となります。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007110045/

昨年6月8日のエントリー「仏ダービー、英ダービー」、同10月4日のエントリー「ナカヤマフェスタ、凱旋門賞2着」、1月18日のエントリー「リスポリ騎手の鬼追いで快勝、タガノリベラノ」などで詳しく解説しておりますので、お時間がありましたらご覧いただければと思います。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/06/post-f907.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/10/post-6f63.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/01/post-61a5.html

前走の万葉Sでかなり行きたがる素振りを見せており、それが気になったため対抗評価でした。今回は序盤にちょっと首を上げて難しいところを見せただけで、あとはしっかり折り合いました。外国人騎手は折り合いのつけ方が総じて巧みですね。いまが伸び盛りなのでG1の天皇賞・春でも怖い1頭です。

◎ビートブラック(1番人気)は出負けして最後方から。こうなると展開頼みになってしまうわけですが、レースの上がりが35秒3ですから向きませんでした。よく4着まで追い上げたという感じです。切れる脚がない馬なのでもう少し流れに乗りたかったですね。それにしてもこの馬が1番人気になったのはビックリしました。新聞の印を見てもせいぜい4~5番人気だろうと思ったのですが。

さて、日曜日はフェブラリーS。土曜日の競馬を見ると、思ったよりもダートは時計が掛かっています。昨日のエントリーで「とにかく持ち時計重視です」と記しましたが、そんな雰囲気ではないですね。見込みが違ったので前もって考えていた予想を変更しました(現在公開しているものが変更後の予想です)。土曜日に比べてダートの水分はさらに抜けるはずなので底力やパワーが必要。Roberto や Ribot といった血がモノをいう馬場ではないでしょうか。

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コメント

こんにちは。
今までの傾向から、この時季は一度馬場渋るとそんなにすぐ回復しないと思っていたのですが、例年以上に気温も高いのでしょうか?
フェブラリーSはマチカネニホンバレを狙っています。あまり力の要る馬場だと?ですが、いいスピードを持っている走りをしているし、もう暗示にかかっている(笑)ので中々予想は変えられません。2走前のベテルギウスSがかなりタフなレースで、そのレース上位馬は次走反動?で、またその次走で巻き返しています。そうするとニホンバレも前走の負けも納得ができ、初GIではありますが今回は巻き返しに期待しちゃいます。反動とか疲労に弱いとかタフな馬だとか、血統でも注意すべき血筋ってありますか?サンデー系は強い馬は確かにたくさんいますが、息の長い活躍が出来るかといわれると稀な気がします。

わたしも当初、マチカネニホンバレに本命を打っていたのですが、土曜日の馬場を見て格下げしました。もっと馬場が軽かったら勝ち負けになっていたんじゃないでしょうか?

アメリカのスピード血統、とくにエンドスウィープ系は休み明けに走ります。ただ、その反動で2戦目は案外です。逆に Roberto 系は叩き良化型です。サクラバクシンオーやフジキセキは間隔を詰めたほうが走ります。アメリカ血統も総じて連戦に耐えるタフさがあり、使い詰めでも大きな上下動はありません。ジャングルポケットは連闘に強く、スランプ期に入ると別馬のように走らなくなります。……といった大まかな傾向はいろいろあるのですが、あくまでも傾向なので個別の見極めが重要ですね。どの厩舎に属しているかということも見逃せないファクターです。調整方法は厩舎ごとに違うため、厩舎によって馬の個性に共通のカラーが出てくることがあります。

マチカネニホンバレは直線一旦は抜け出しそうな勢いで、「ヨッシャー」と思ったのですが…(泣) ただやはり相手が悪かった、逃げ残りに脱帽です。

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