すでに始まっている地方競馬の2歳戦
ブログを始めて気がついたのですが、大レースの前は意外と書くことがありません。有力馬の血統については以前にあらかた書いており、それ以上のことを書くとなると限りなく予想に近くなってしまいます。予想めいたことを事前に書くと、私の予想を売っていただいている方々にご迷惑をかけてしまうので、どうしても自粛せざるをえません。
というわけで、無難にPOGの話題を……。
JRAに先駆けて、すでに4月28日から北海道(門別)で2歳戦が始まっています。5月25日には兵庫(姫路)でも始まりました。5月27日時点で勝ち星を挙げている新種牡馬は以下の3頭。
スニッツェル〔1・0・0・0〕
ソングオブウインド〔1・0・2・1〕
ルールオブロー〔1・1・0・3〕
スニッツェルは、オーストラリアのリーディングサイアー Redoute's Choice の子。赤本の企画で“ディープインパクト以外で注目してみたい新種牡馬”として挙げた馬です(139頁)。その一部を抜粋します。
「はっきりと距離の限界があるので、クラシック云々というタイプではない。サクラバクシンオーと同じカテゴリーの種牡馬と考えればいいだろう。脚の回転の速さを活かして夏のローカルからガンガン走ってくるはず。“スニッツェル旋風”を巻き起こす可能性もあるのではないか。」
5月26日、門別8RのJRA認定フレッシュチャレンジ2歳新馬(ダ1200m)に出走したフロレアルは、9頭立ての6番人気ながら2着を8馬身ちぎって勝ちました。
http://www.chihoukeiba.jp/hokkaido/meta/vod/36/2010/05/26/362010052608.asx
おそらく稽古では動かず実戦で変わり身を見せたのでしょう。このパターンは中央でも見られるかもしれないので要注意です。2歳戦ではかなりやれそうな雰囲気を感じさせる種牡馬です。フロレアルは、母フロレアーナが「ダンスインザダーク×ノーザンテースト」というスタミナ型。父のスピードを受け止めるには悪くないですね。Nijinsky≒Storm Bird 5・4×4です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102555/
ソングオブウインドは現役時代に菊花賞を勝ちました。初勝利を挙げた産駒モルフェソングエルはサンデーサイレンス3×3です。このクロスはこれから先どんどん目にする機会が増えていくのでしょうね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102540/
ルールオブローは現役時代に英セントレジャーを勝ち、英ダービーでも2着となったスタミナタイプ。キングカメハメハやエルコンドルパサーと同じ Kingmambo 産駒です。初勝利を挙げたキングロッキーは、母の父がフォーティナイナーで Mr.Prospector 3×3。父はスピード面の懸念を抱えているのでこのクロスはいいでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103436/
このほかの主な新種牡馬の成績は以下の通り。
オンファイア〔0・1・1・3〕
スズカマンボ〔0・0・3・1〕
テレグノシス〔0・0・1・0〕
デビッドジュニア〔0・0・0・1〕
タイムパラドックス〔0・0・0・1〕
リンカーン〔0・0・0・5〕
ちなみに、去年のこの時期に勝ち上がっていた新種牡馬は、ウインデュエル、ウインラディウス、スパイキュールです。ゼンノロブロイ産駒はまだデビューしていませんでした。
遊びにきました、北海道競馬には、私の妹も働いていましたし、妹の旦那も働いています。私の親父は開催日は毎日行ってます。馬券は親父に頼んで、家でオフクロと競馬中継を見てます、中央のグリーンチャンネルも見たいから大変なんです(笑)スニッツェルは短い所で楽しみな種牡馬ですよね
投稿: kuwa | 2010年5月29日 (土) 08:24
いらっしゃいませ!
濃厚な競馬ライフを送ってますね~。ホッカイドウ競馬は、南関東などと違って毎週決まった日に行われるので、生活リズムに組み込みやすいのかも? 開催スケジュールを見ずに「今日は競馬だな」と分かるのはいいですね。
今年もセレクトセールに行く予定なのですが、もしご都合がよろしければ札幌あたりで望田さんを交えてイッパイやりませんか?
投稿: 栗山求 | 2010年5月31日 (月) 14:51