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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年4月 6日 (火)

ノーザンテースト系最後の種牡馬

JRAホームページにある最新の競走馬登録リストを眺めていると、「ハンベエクン」という名の2歳馬に目が留まりました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104167/

父ダイナマイトメール、というのは聞いたことがありません。JRAで走った形跡はなく、NARのサイトで調べてみるとダイナレターの子で、現役時代は浦和競馬で5戦4勝。すべて下級条件でのものなのでまったく無名です。

ノーザンテースト系は、アンバーシャダイ→メジロライアン→メジロブライトという主流ラインがすでに子を出していないので、近いうちに絶滅することは確定的です。種牡馬登録があってもアテ馬専用という馬もいて、結局、産駒を出しているのはダイナマイトメールだけ。つまり、同馬は実質的にノーザンテースト系最後の種牡馬ということになります。ダイナマイトメールには1歳馬の産駒が1頭います。これが現在確認できうる最後のノーザンテースト系競走馬です(まだなっていませんが)。

生産者の小野瀬晃司さんは、十勝総合振興局(旧・十勝支庁)の清水町で馬産を行っており、そうした地理的な制約があるせいか、繁殖牝馬につける種牡馬も独特です。ダイナマイトメールは小野瀬さんが生産・所有した馬なので、おそらくご自身の牧場に繋養しているのでしょう。かつてはダイゼンキング(父トウショウボーイ)やトドロキヒホウ(父ヴェンチア)を、最近ではマイネルプラチナム(父シルヴァーエンディング)を重用しています。

小野瀬さんが生産した馬でいまだに忘れられないのが「リトルジャスミンの1994」です。なんとトドロキヒホウ1×2!
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1994108801/

               ┌ トドロキヒホウ
リトルジャスミンの1994 ―┤ ┌ トドロキヒホウ
               └○┘

この配合の真意を知るために、15年ほど前に牧場にお電話をしたことがあります。小野瀬さんから返ってきた答えは「間違えてつけてしまいまして……」というものでした。

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ノーザンテースト系最後の種牡馬を参照しているブログ:

コメント

日本馬産界にノーザンダンサーの血を広めた偉大な種牡馬
ノーザンテーストの後継がいないなんて、あまりにも寂しい
結末です。
今、隆盛を誇るサンデー系にもそんな末路が待っているので
しょうか?

種付けを間違えてしまうことって結構あるんですかね(笑)

馬産のレベルが低い時代に輸入された種牡馬のラインが、全体の底上げのなかで消え去っていく例は、競馬が発展途上の段階にある国においてはいつの時代にも見られます。ノーザンテースト系の断絶は、ある種の歴史的必然といえるかもしれません。

サンデーサイレンスの場合はちょっと違い、海外における子孫の活躍ぶりを見ても、現状、世界のトップクラスに遜色がない水準にあると思います。ですから、20~30年以内に途絶えるようなことはないのでは、と感じています。ただ、仮にそうなったとしても、サンデーサイレンスの偉大さや歴史的役割の大きさは否定できませんし、誤解を恐れずにいえば、何の問題もないと思います。そのときにはサンデー系牝馬を苗床とした別の系統がたくましく伸びているでしょう。それで日本の馬産水準が低下するとは思いませんし、何の不都合も生じないと思います。


種付けを間違えるというのは、普通はないと思います。ただ、外部牝馬との交配がないような自家繋養種牡馬を用いる場合には、チェックの体制が甘くなり、ごく稀にミスが生じることもあるのかもしれませんね。

繁殖の際の種の付け間違いなど恐らくあり得ないと思います。繁殖牝馬のレベルも低く、種も実績ある種牡馬じゃなければ万が一の爆発力に期待するしかないのかもしれませんね

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