エスポワールシチーがドバイWC回避
海外遠征は、その馬を応援するファンにとっては純粋に“夢”ですが、馬主サイドにとっては“夢であり現実”です。その現実の部分に越えられないハードルがあったのでしょう。
エスポワールシチーが春に国内2戦2勝(かしわ記念、帝王賞)なら賞金は1億3000万円。これ以上の賞金をドバイで稼ぐとなると、2着以上が必要となります(1着賞金600万ドル、2着賞金200万ドル)。馬の適性や体調を含めて現実的に考えると、チャレンジするにはリスクが大きすぎると馬主サイドが判断したわけです。ただ、エスポワールシチーの遠征に夢を紡いでいたファンのなかには、この決定に納得できないという方も当然いるでしょう。
フェブラリーS2着のテスタマッタは骨折。幸い、全治3ヵ月と軽症なので、秋シーズンには復帰できそうです。フェブラリーS3着のサクセスブロッケンはゴドルフィンマイルを回避することが決定。昨年暮れのジャパンCダート2着のあと休養していたシルクメビウスはアンタレスS(4月25日・京都)で復帰するようです。帝王賞でエスポワールシチーとの対決が見られるかもしれません。
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