こんばんは、そして新年明けましておめでとうございますヒデです。本年もどうぞよろしくお願いします。本年も一発目は東西の金杯競走が行われますね。そんな金杯の西、京都金杯を分析していきたいと思います。それでは早速見ていきましょう。どうぞ今年もよろしくお願いします。
< 目次 >
1.中京に変わっても揺るがない先行有利
2.前走はリゲルS組VS重賞組!?
3.「キン」グマンボ系にご用心
4.該当馬
1.中京に変わっても揺るがない先行有利
京都金杯の特徴といえば真っ先に思い浮かぶのが「先行有利」。20年には18頭中16人気のボンセルヴィーソが4角2番手から粘って3着に残り波乱を演出するなど先行馬が有利なバイアスがありました。これは中京に舞台を移しても変わらず・・・どころかこの先行有利の傾向は加速しました。勝ったのは3~4角を4-3番手で通過した12人気のケイデンスコール、3着に逃げ残ったエントシャイデンも14人気3着と人気薄の先行馬が2頭も馬券圏内に入る結果となり1,228,010円の大波乱を演出しました。掲示板に入った馬は全頭が3角4番手以内に入っているなど差し馬はまったく勝負にならないといった形になったので、今年も基本は先行馬有利と考えても良いでしょう。
またこのレースで特徴的なのは7歳以上の活躍が極端に少ないことです。過去5年で7歳以上は【0- 0- 1- 17】となっておりほとんど馬券になっていないことがわかります。加えて唯一の3着も17年の京都金杯で8歳馬のフィエロが記録したものであり、7歳馬に至っては11頭が出走して最高着順は19年にグァンチャーレが記録した6着と掲示板内がありません。7歳馬に関しては敬遠するのが良いかもしれません。
2.前走はリゲルS組VS重賞組!?
前走別に見てみるとまず目に入るのが『競馬王1月号』のお年玉獲得大作戦!!でも記載されている前走「オープン競走(リステッド)」組。特に前走リゲルS組は圧巻で、過去5年(リステッド競走も含む)【3- 0- 2- 14】で一番成績を残しているローテであると言うことがわかります。昨年穴を開けたエントシャイデンも前走はリゲルS。20年に勝ったのも前走リゲルSのサウンドキアラであったということから考えてもかなり強い傾向であると言うことができます。ただ、リゲルSで3角から4角にかけて順位を落としている馬は軒並みこの競走で成績を落としているので、順位が変わらないもしくは順位がそのままの馬を狙っていくのがよさそうです。
その他のローテを見てみるとG1組も好調です。特に17年には菊花賞3着だったエアスピネルが勝利するなど菊花賞からのローテもありましたが、基本的にはマイルCS組が優勢です。それでも前走G1組は人気にならなければ好走はなく、人気になっても不安定な所がありますので軸にするのはリスキーかなといった印象を受けます。
金杯と言えばハンデ競走。ハンデを見てみると52キロから57.5キロまでで中山金杯ほどの斤量差はありません。低斤量で勝利したのは20年のサウンドキアラだけなので、前走オープンクラスで馬券圏内に入りながらも低斤量になった馬を狙うのがよさそうですね。やはりここでも一番着別も単勝回収率も高いのも55.5キロから57キロ。波乱となった昨年も全頭斤量は56キロとやはり56~57キロが特に好調であるとわかりますね。
3.「キン」グマンボ系にご用心
『競馬王1月号』のお年玉獲得大作戦!!でも掲載されていますが、このレースはキングマンボ系が非常に強い傾向にあります。特にロードカナロア産駒とキングカメハメハ産駒は圧巻で共に過去5年【1- 1- 0- 1】の成績で複勝率は66.7%という成績になっています。特にロードカナロア産駒は人気が無くても昨年のケイデンスコールのように激走もありますので、かなり期待できそうです。金杯だけにキングマンボ系、一見オカルトのようにも見えますが、覚えやすい格言にもなりそうです。
その他成績を残しているのはディープインパクト産駒やクロフネ産駒、ダイワメジャー産駒などマイルに強い産駒が順当に来ている格好となっています。ディープインパクト産駒は馬齢が上がるごとにマイル以下での活躍が目立ち始める産駒でもありますので、5歳~6歳のディープインパクト産駒には注意が必要でしょう。
そして冬ということもか母父系はパワーに富んだ産駒が優勢になっています。穴を開けた20年のボンセルヴィーソも母父はサクラローレルであったことからもこの傾向が強いことがわかりますね。母父系はダート系でも十分に走るので、産駒がダート良馬場でも強いのであれば期待値は上昇します。父系キングマンボ系もパワーがあるので、パワー系というのがサンデー系で狙う時には注視する必要があるでしょう。
4.該当馬
それでは京都金杯の該当馬を見てみましょう。
5.ディアンドル
先行〇 前走△ 斤量〇 血統〇
内枠というのは気になりますが、番手をしっかり取れるのであればこの馬も期待できそうです。前走福島記念ではハイペースで最後失速して13着でしたが、安井涼太さんのパトロールチェックでは「展開不利」の判定を受けています。今回は短縮ということでそこまで前へは行かないと思いますので、改めて期待でしょう。課題も多いですが、期待もできそうですね。
6.シュリ
先行〇 前走× 斤量〇 血統〇
前走は後ろから差すタイプの騎手(『競馬王1月号』のキムラTAROでも取り上げられていますのでぜひご覧にください)なので、出遅れてしまいましたがこれは外枠の影響もあるでしょう。今回は得意の内枠に入ったことで再び前に行くことができるでしょう。休み明けでフレッシュな状態である今回は再び期待です。
12.カイザーミノル
先行〇 前走〇 斤量〇 血統〇
先行してワンパターンで走るのが得意な一頭で、今回は得意の短縮ローテです。欲を言えばもう少し内枠が欲しかったところではありますが、「競馬王新聞」を見ても短縮得意な「短」のオプションがついていることに加えて短縮ショッカー。堅実に走ってくれそうですね。
12.エアロロノア
先行〇 前走◎ 斤量〇 血統〇
こちらも「キン」グカメハメハ産駒の一頭。このレースに相性は抜群のリゲルS1着から参戦と狙いすました絶好のデータが出ています。本当は距離のショックがあったほうが良いと見えますが、それでも5番手辺りに4角で付けられるのであれば1着も見えるかもしれません。差しが得意な岩田望騎手であるところが気になる所でしょうか。
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今年もしっかり年間を通じて皆様のお役に立てる分析を頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは!
ヒデ