マイル適性で暮れに繋げる!? デイリー杯2歳S分析
こんばんは、ヒデです。11月も早いもので3分の1が終わりました。秋競馬も本番を迎えるような季節ですね。6月に始まった2歳戦も暮れの大舞台への動向が発表され始めていますが、過去にはその朝日杯馬アドマイヤマーズを輩出した2歳重賞デイリー杯2歳Sを分析していきたいと思います。阪神競馬場の芝1600mで行われるこの重賞はどのような傾向となっているのでしょうか、さっそく見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.前目で上りを出せる馬に注目!?
2.穴を狙うのであれば新馬戦、未勝利戦になる必要がありそうです
3.やはりマイル適性が重要に!?
4.該当馬
1.前目で上りを出せる馬に注目!?
ここ数年は小頭数で施行されることの多い重賞ですが、それでもある程度の位置に付けている必要がありそうです。前走先行×上り2位以内に限定すると過去5年【4- 1- 2- 5/12】で勝ち馬のほとんどがこの条件から出ていることがわかります。特に前走先行×上り1位は【3- 0- 1- 1/5】で複勝率80%、単複の回収率が100%を超えています。ここまで圧巻の成績であればべた買いしたいくらいの条件と言えます。まずは先行して上りを出せている馬に注目してみるといいでしょう。
またこの競走は全体的に内枠が優勢な傾向があります。過去5年間すべての馬が複勝圏内に激走している3枠(2-1-2-0)をはじめとして3枠以内の成績は【4- 2- 2- 7/15】で複勝率は50%超え。外枠もそこそこの成績を残しているので、中枠不利と考えるのが良さそうです。阪神競馬場の芝1600mはそこまで中枠不利という結果はないのでこのレース限定の傾向と考えてよさそうですね。
2.穴を狙うのであれば新馬戦、未勝利戦になる必要がありそうです
重賞レース恒例の重賞「ローテ&ステップ」。今回のポイントは『やはり数は使わない法が有利』です。過去5年の馬券圏内平均キャリアは2.2とかなり少ないことがわかります。特にジャンダルムが勝利した2017年は馬券圏内に入った3頭(ジャンダルム、カツジ、ケイアイノーテック)はいずれもキャリア1戦で臨んできた馬が入ると言う結果でした。重賞勝ち馬や実績馬が強いというわけでもなく、新潟2歳S馬券圏内→デイリー杯のローテで出走した馬券県内馬は2019年3着のペールエールのみとそこまで信頼できるものでもありません。特に前述の2017年には新潟2歳Sを勝利したフロンティアが1人気を背負いながらも4着に敗れるなど、過度な信用は禁物のようですね。
競馬場ごとで確かめてみると過去5年では京都と阪神、それに中京が圧倒的ですが、今年は阪神競馬場で行われたもみじS5着のカワキタラブリー一頭のみと今年はこの傾向は使えないようですね。となると前走オープン競走または新馬戦から臨んでくる馬が強いということでしょうか。好調な成績を挙げているノーザンファーム生産馬や社台ファーム生産馬を狙ってみるのもいいのかもしれませんね。
3.やはりマイル適性が重要に!?
血統を見てみると複数回勝利しているのはディープインパクト産駒のみ。そのほかに複数回馬券圏内に入っている馬として見てみるとダイワメジャー産駒もこれに該当します。これらの血統は安田記念やNHKマイルなどのマイルG1勝ち馬を輩出している種牡馬ですので、父のマイル重賞成績も気にしたいところです。それ以外の勝利馬はクロフネ産駒などノーザンダンサー系も好調な成績を残しているようです。
一方母父を見てみるとミスプロ系が好調です。母父ミスプロ系に限定すると過去5年で【3- 1- 2- 5/11】で複勝率54.5%のハイアベレージです。昨年と一昨年に制したレッドベルオーブとレッドベルジュール兄弟やアドマイヤマーズが過去3年で連勝していることからこの傾向はかなり強いことがわかりますね。そのほかではやはりサンデーサイレンス系は安定的に強く、次いでナスルーラー系と続きます。一方で、父系では比較的好調だったノーザンダンサー系はやや不調、ロベルト系などは一頭も馬券圏内に届いていないということも留意したいですね。ロベルトけいは父系でないと厳しいのかもしれません。
4.該当馬
それではデイリー杯2歳Sの該当馬を見てみましょう。
1.ソネットフレーズ
上がり〇 枠番〇 前走新馬戦〇 血統〇
エピファネイア×母父キングカメハメハ、母母父サンデーサイレンスというのは三冠馬デアリングタクトと似ている血統背景の持ち主ですね。ルメール騎手が継続騎乗ということでかなり馬主、騎手、調教師と期待していることがわかります。新潟からの出走馬はそこまであっているとは言えませんが、それでも唯一の新馬戦からの参戦馬ということで期待できそうです。
2.スタニングローズ
上がり○ 枠番○ 前走△ 血統○
前走サウジアラビアRCでは上がり最速で飛んできた馬です。開幕週の先行馬有利で競馬王新聞のパトロールチェックでも「展開不利」とジャッジされた中一頭いい脚色で飛んできたので今回も引き続き期待できそうな一頭ではないでしょうか。血統を見てもこの馬の祖母にあたるローズバドは阪神芝1600mで未勝利勝ち、フィリーズレビュー1着などこの距離にも適性がありそうですね。この馬も同じ阪神芝1600mで未勝利突破と阪神の適性は高そうです。
6.セリフォス
上がり○ 枠番○ 前走○ 血統○
過去五年で唯一勝利しているダイワメジャー産駒(アドマイヤマーズ)で母父Le Harveはナスルーラー系。この組み合わせは血統的には相性が良さそうですね。父Le Harveとなるとフィリーズレビュー馬のプールヴィルがいるので少し1400mの方が向いているかもしれませんが、プールヴィルは阪神JF5着と検討しているところから母父系もマイルをこなせる可能性は高そうです。来年を見据えるのならば負けたくはないところですが、同じダイワメジャー産駒の新潟2歳S勝利馬のフロンティアは4着に惜敗しているだけにこの馬は勝ち切るまでには行かないかもしれませんが、競馬王新聞を見てみると馬券圏内であれば充分期待できるでしょう。
7.プルパレイ
上がり○ 枠番○ 前走× 血統○
競馬王ブログでも紹介したイスラボニータ×マイジェンという血統新馬戦こそ2着に敗れたもののその後未勝利戦、一勝クラスのアスター賞を共に逃げ切って勝利。今回は「先行できれば」勝利も見えてくるかもしれません。一勝クラスから臨んできた馬は過去五年馬券圏内はありませんが、父イスラボニータも母マイジェンも2歳戦×1800mで実績を残している系統なのでこの馬もマイル戦なら十分活躍できるのではないでしょうか。期待できそうです。
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デイリー杯2歳ステークス昨年はレコードでしたが今年は如何に?
それでは!
ヒデ