菊花賞の前哨戦は本番に直結するか⁉ セントライト記念編
こんばんは、ヒデです。 先週に引き続きトライアル重賞レース回顧、今週は菊花賞の3競走です。今週は今日から2日間にかけて菊花賞の前哨戦である「セントライト記念」「神戸新聞杯」をそれぞれ回顧していきたいと思います。今回はセントライト記念。それでは本日もよろしくお願いいたします。
・神戸新聞杯はこちら
・東京優駿(日本ダービー)はこちら(10/21更新予定)
< 目次 >
□ラップタイムは阪神3000mと合致する!?<菊花賞と合致するかも>
□菊花賞に登録している馬のレースパフォーマンス
□ラップタイムは阪神3000mと合致する!?<菊花賞と合致するかも>
今年は阪神3000mでの施行となる菊花賞、阪神大賞典のラップタイムを基準にします。その基準で考えるとセントライト記念は菊花賞で合致するかもしれません。早速ラップタイムを見ていきましょう。
レースラップ
12.3-24.1-36.3-48.5-1:00.5-1:12.7-1:24.9-1:36.9-1:48.4-2:00.0-2:12.3
1Fごと
12.3-11.8-12.2-12.2-12.0-12.2-12.2-12.0-11.5-11.7-12.2
2F目に11秒台、ラスト3F11秒台が2つラスト1Fのみ12秒台というところは阪神大賞典のレースと合致しているので菊花賞とも相性の良い前哨戦になるのではないでしょうか。レース上り3F35.4は良馬場で行われた過去5年の阪神大賞典とほとんど変わらないペースです。阪神芝3000mは内回りコースを1周半するという構造上京都競馬場で行われていた例年に比べると、坂がある分似たレースになるかもしれません。持続力を活かしながらゆったり上がってきた馬には注意が必要でしょう。上りが少しかかるのも中山競馬場の芝2200mと今の阪神の馬場は合致していると言うことができるかもしれません。例年は少し京都芝3000mとは合致しないセントライト記念組ですが、今年は期待できそうです。
□菊花賞に登録している馬のレースパフォーマンス
1着 2.アサマノイタズラ 田辺 2:12.3(34.6) 通過11-11-11-11
父 ヴィクトワールピサ
母 ハイタッチクイーン 母父 キングヘイロー
セントライト記念では初めて田辺騎手の騎乗となったアサマノイタズラですが、道中は後方を追走。直線に入ってからじわじわと伸びて最後に2着のソーヴァリアントを追い抜いて1着。上り勝負のレースで神がかり的な判断で勝ち上がったと言えるでしょう。3コーナー辺りから動かして進んで来るアサマノイタズラは直線で進路を見つけるとそこから外に出しての勝利。ただ、かなり展開に恵まれた感も否めないため、菊花賞で重い印を打てるかと言われると疑問符です。母父キングヘイローはディープボンドと同じ、これは推しポイントでしょうか。
3着 10.オーソクレース C.ルメール 2:12.7(35.3) 通過5-6-8-8
父 エピファネイア
母 マリアライト 母父 ディープインパクト
宝塚記念やエリザベス女王杯を制し半兄にクリソベリルなどがいる母マリアライトの息子です。前走のセントライト記念は馬群の真ん中から伸びてきたものの最後は前2頭にやや離されて3着。しかしデビュー以来3着以内を継続しました。エピファネイアは延長が得意なのは周知の事実で、父は神戸新聞杯から本番の菊花賞を連勝しています。それを考えるとセントライト記念を延長ながら上り3位で進んで来たのは収穫で、菊花賞でも十分期待できそうです。じわじわ上がって来る事ができるでしょうか。
5着 3.ヴィクティファルス 池添 2:12.9(35.4) 通過8‐9‐8-8
父 ハーツクライ
母 ヴィルジニア 母父 Galileo
スプリングS1着の活躍を見せましたが、それ以降のクラシックではそこまでの成績を残すことはできませんでした。前走もぼちぼちというところで、伸びきることができなかった印象です。ただ一度止まりかけてからの再加速は目を見張るものがあり、スタミナは相当あるのではないでしょうか。内で我慢するようなレースをできれば持続力が大化けするかもしれません。ハーツクライ産駒ということで晩成傾向がありますので、来年以降に楽しみな一頭です。ただ、ジャイアントキリングが得意な産駒も多いので枠次第でしょうか。
9着 13.グラティアス 松山 2:13:3(36.2) 通過4-3-3-3
父 ハーツクライ
母 マラコスタムブラダ 母父 Lizard Island
今年の京成杯を制した同馬ですが、セントライト記念では1秒差の9着に。休み明けが苦手でもないタイプだと思いますが、ここのところやや低迷中です。前走は先行策を取り、いい形で上がったものの最後の坂を登るあたりで失速しているところを見ると少し足りないのかもしれません。5着のヴィクティファルスと比較すると馬群の中に入りにくい外枠に入ったのが問題のような感じもしていて、重賞勝ちを果たした京成杯は3枠3番であったことからも、内枠のほうが得意なのかもしれません。相手が強化される本番×内枠ならば一発あるかもしれません。
11着 14.ワールドリバイバル 津村 2:13.4(36.5) 通過1-2-1-1
父 エピファネイア
母 セシリア 母父 アグネスタキオン
ラジオNIKKEI先行策を取って2着、人気薄の激走を果たしましたが次走のセントライト記念では先行して直線では最内を追走したものの11着に。どうしても前に行かざるを得ない気性なのか必ず前に行くのですが、展開の嵌り待ちになってしまっています。少し成長してもう少し4番手位で追走できるようになれば面白い存在になっていくでしょう。2回続けての延長ローテで父エピファネイアの血が叫ぶかどうかがポイントになりそうです。
13着 7.タイトルホルダー 横山武 2:13.6(36.4) 通過2-3-4-5
父 ドゥラメンテ
母メーヴェ 母父 Motivator
ドゥラメンテ産駒最初の世代そして最初の「タイトルホルダー」は皐月賞人気薄ながら2着に。そしてセントライト記念をステップに本番へと臨みます。そのセントライト記念では馬群の中で包まれ進路が開かないと判断すると無理はしなかったように見えますね。馬群が開けばしぶとく抜けて来ると思いますが、馬群がばらけ待ちになるかもしれません。ドゥラメンテに母父Motivatorはサドラーズウェルズ系と長距離に向きそうな感じはしています。父が取ることのできなかったタイトルを奪取することができるでしょうか。注目です。
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