ダービー徹底分析!!差し有利も雨が展開を乱す?
こんばんは、ヒデです。土曜日の競馬も終わり、いよいよ東京優駿となります。昨年の6月からの世代戦の集大成でどんなレースが展開されるのか、徹底分析します!
それでは参りましょう!
<目次>
1.Cコース替りでスローが多発、先行×内枠有利?
2.前走はここをみるべし!『上り順位』
3.急な雷雨に注意が必要です。
4.主流血統と米国系の穴馬に注意!
5.該当馬
1.Cコース替りでスローが多発、先行×内枠有利?
馬場はフラットになるかもしれません。それを分析していきましょう。
近年のダービーはスローペースが続いているようです。過去5年を見てみても19年を除いた4回はスローペースで流れていました。その結果、過去5年は先行【3-1-1-12】で一番良い成績を残しています。これはCコース替りで内コースが良い状態になっていることが挙げられるのではないでしょうか。
枠番でみても内枠有利が顕著になっています。1~4枠は【3-3-3-23】に対し5~8枠は【2-2-2-24】で内枠優勢。1枠は単勝複勝回収率が100%を超えていますが、これは19年のロジャーバローズが大きく回収率を高くしているだけです。特に成績が高いのは4・6枠です。
ただ、心配なのは今日は1・2枠の馬券圏内は10レースの1回のみ。今日は7枠が5レース中4レースで連対するなど5~8枠は【4-5-3-26】と5レースの半分が外枠からの先行差し馬が脚を伸ばす展開に。顕著に外枠が優勢になっています。これが明日まで続けば枠順的にはトラックバイアスとコースバイアスが喧嘩する可能性もあります。
結果として枠順はフラットになると考えられます。
2.前走はここをみるべし!『上り順位』
前走の上り順位が大事なようです。前走は半分以上が皐月賞組。それ以外は傾向の掴みにくい前走傾向となっています。その中で唯一大きな傾向があるのが上り順位です。
前走上り3Fの順位が1~5位の馬が【5-5-4-25】と馬券圏内に好走している馬のほとんどが上り順位5位以内だったことがわかります。そのため、上り5位以内というのをチェックしてみましょう。
今年はこれが大きな傾向にある可能性があります。これは1の話と重複しますが、今年の東京競馬場はかなり差し有利の展開になっています。差しが有利だからこそこの上り最速や上位の馬が有利になります。今日の傾向を見てもそれは明らかです。
今年は特に上り順位を確認するのがベストです。
3.急な雷雨に注意が必要です。
唯一心配なのが雷雨発生の可能性があるところです。30日の東京は急な雷雨に注意という情報が入っています。雨は雷を伴い、10mm前後降る模様です。これは馬場に影響を与えるには十分な雨量で、もし2時過ぎに降り始めると馬場傾向が一気に崩れる可能性があります。
雨が降ればメイSと似たような傾向になるのは確実ということが言えそうです。そのメイSの傾向はというと完全な前残り。パンパンならば差し有利、稍重に近づくのであれば前残りというのを基本に考えるのが良いでしょう。
いずれにせよタイミングでかなり変わってしまします。ここは注意しながら最後まで考える必要があるでしょう。
4.主流血統と米国系の穴馬に注意!
血統的にみるとやはり主流血統が優勢です。ですがすべての血統が来るわけではありますせん。その中で穴を開けやすいのが「米国血統」を母系に持っている馬です。18年のエポカドーロは皐月賞馬ながら低評価でしたが2着に粘りました。4着と惜敗でしたが、17年のマイスタイルもこの流れです。この馬たちの共通点はマイル前後で走る馬が好走しているところということです。これについては競馬王2019年5月号で亀谷さんも言及していました。
ここでヒデが推したいのは欧州のスピード血統と主流血統との組み合わせです。これにはダービー馬ロジャーバローズ(19年、12人気)や昨年2着のサリオスなど、欧州のスピード血統を含むと先行しても差してもOKという感じです。特に今年は欧州血統の差し馬が脚を伸ばしやすい馬場ですので、それにも注目です。
狙いたい母父系はダンチヒ系やニジンスキー系、米国血統であればストームキャット系などがよいでしょう。
5.該当馬
それでは該当馬を紹介したいと思います。
4.レッドジェネシス
ポイント「血統・脚質問題なし!」
ここまでロングスパートで上り最速を連発するなどこの馬も強さを見せていました。前走京都新聞杯上り1位で快勝はしびれました。
血統もディープインパクト×ストームキャット系という黄金血統ですので、この馬の期待値も高くなります。この馬が目指すべきスタイルは16年のマカヒキですので、中団につけて勝負所で動けるのであれば十分勝負になるでしょう。注目の一頭です。
5.ディープモンスター
ポイント「展開向けばキズナの再来も」
血統的にはこちらもベストです。ディープインパクトと同じ枠に入ったのも面白いですね。前回は展開が合わずに7着それでも中山の合わない中で0.8秒差ならば十分逆転の見込みはあるでしょう。
血統的にいうとディープ×ダンチヒでロジャーバローズにも似た血統になっています。一方でこちらは米国系ダンチヒですので、スピード強化型になるでしょう。
8.ヨーホーレイク
ポイント「皐月賞上り最速は伊達じゃない?」
前走皐月賞は上り最速も展開が向かずに5着。この馬の才能を見せつけていました。近年皐月賞5着以下からの巻き返しは18年のワグネリアン(7着)があり、同じ勝負服ということで期待もできます。
血統的な観点でいうと、ディープインパクトに中距離マイラーのスピード血統ということで、クラシック路線後は1600~2000mくらいを走りそうな血統です。中京でも差し切れませんでしたが、それより広い東京コースならば開花する可能性もあるのではないでしょうか。
13.グレートマジシャン
ポイント「差し脚は確実!」
フォイヤーヴェルク以来良血の歴史がついに開花しましたが、まだ重賞初制覇の経験はありません。ただ、差し脚は確実で2走前のセントポーリア賞は共同通信杯よりも早いタイムで勝ち切っています。
血統的には少し晩成型の様な気もしますが、それでもここまで成績を残しているのは確実に出来が違うからでしょう。今回は土曜日に嵌った7枠に入っていますので、もう少し人気が出るかもしれません。
鞍上・戸崎騎手もここまで2回の2着などあと少し届いていないダービージョッキーの栄冠を「三度目の正直」でダービーを獲ることができるのでしょうか。そこまで期待したいと思います。
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