極端なレース攻略のカギは〇〇 NZT分析
こんばんは、ヒデです。本日はNHKマイルの前哨戦、ニュージーランドトロフィーについて分析していきたいと思います。中山で行われるマイル戦、このレースも難解なレースが続きます。極端なレースを攻略には「ペースメーカーと血統」にありそうです。それでは本日もよろしくお願いいたします。
1.極端なレースになりやすい特徴があります。
過去5年のペースを見ても、差し一辺倒か先行勢かの両極端のレースが続いています。ただ、差し馬が台頭する年の共通点として「距離延長の逃げ先行馬or短距離で実績のある馬」が逃げた場合は極端に後ろ有利になりやすいです。近5年で最もペースが落ち着いたのは19年で、その年の逃げ切り馬ワイドファラオは前走1600mの未勝利戦でした。また、ファルコンSで対戦済みであった17年もペースは緩んでいます。ペースが流れると言っても『新ラップタイム重賞図鑑』によると中弛みしやすいペースが見て取れますので、極端な競馬をする馬を買うのが良いかもしれません。ただ、今年は先団を作りそうなのが短距離からの延長馬が多いですから、立川優馬さんの言う通り『外枠・差し・短縮』になるのかもしれません。
2.血統は「パワーが正義」状態です。
血統的には「Halo系×スタミナパワー系」という状態が続いています。特に欧州系や欧州を経由した米国系などがかなり走っています。また、マイルの適性もかなり重視されているようで、17年のジョーストリクトリ(ジョーカプチーノ(サンデー系)×リファール(欧州)、ともにマイラー)や昨年3着のウイングレイテスト(グラスワンダー×サクラユタカオー、父・母父ともにマイルG1馬輩出)などマイルとパワースタミナの両方に該当している馬が穴馬として来るようです。マイル適性とパワースタミナの両面で軸馬を絞るのがいいかもしれません。
3.前走は重賞か同距離の条件戦がマストのようです。
過去5年で見ても前走条件戦で馬券内に入った馬はともに前走マイルで制したルフトシュトローム(20年)とワイドファラオ(19年)など5頭。そのうちストーミーシーを除いてほとんどの馬がマイルで好走経験を持っていました。基本的にはマイルで好走経験あり+前走重賞がベストですが、穴馬を見つけるのであれば「近走マイルで堅実or短い距離で上り上位の馬を狙っていくのが良いでしょう。
それではここまでを踏まえて該当馬を紹介して行きたいと思います(馬番順に並んでいます。優劣ではありません。)
〇4 ワザモノ
前走同距離〇 上り〇 血統〇
マツリダゴッホ×サクラバクシンオーとマイルで実績のある配合になっています。中山のマイルもひいらぎ賞4角8番手から2着(上り3位)と実績もあります。今回はメンバー的に厳しいところもありそうですが、先団に控えることができればこの馬にもチャンスはありそうです。
〇5 ヴィジュネル
差し〇 血統〇 上り〇
白梅賞は差し馬場に助けられて上り最速で1着。その後ファルコンSも上り上位なところを見ると、今の馬場は合いそうなイメージです。血統的にもマクフィーは芝で一番結果を残しているのがマイルというのも強味です。スピードを活かして差し込める展開になるのならば、この馬が馬券内に届く期待値も上がりそうです。
〇13 ブルーシンフォニー
差し〇 血統〇 延長△
前走クロッカスSは上り2位で追い込んで5着。0.5秒とまずまずの成績を残しました。血統的にはパワーのいるコース向きなので、東京コースでの5着は数字以上の価値があるような気がします。血統を見てもパワーとスタミナ、マイルとバランスのいい血統ですから、今回の穴候補ではないでしょうか。今回はねらい目です。
〇15 タイムトゥヘヴン
短縮〇 血統〇
前走ディープ記念は最後失速して6着でしたが、差しても競馬できる馬です。行きたがる素振りを見せなければ面白い一頭になりそうです。父ロードカナロアは安田記念馬、母キストゥヘヴンは桜花賞馬(京王杯AHも勝利)とマイルが合いそうなにおいもしています。今回は中団に控える競馬をデムーロ騎手に行ってほしいところです。
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