それでもペースは早まらない。金鯱賞分析
こんばんは、ヒデです。本日は金鯱賞を分析していきます。まさに春雷といった感じになりました本日の中京・中山。雨がもたらすのは毎年の傾向の後押しではないでしょうか。
展開からいきなりまいりましょう。今年はペースメーカー不在です。このような展開になればキセキが逃げると仮定して構わないのではないでしょうか。キセキは2走前のジャパンカップで玉砕覚悟の大逃げを行いましたが、これはアーモンドアイを倒すための秘策。出遅れを除けば安定して先行できるまでに回復してきています。加えて右回りでは出遅れがちですが、左回りでは大きな出遅れは近1年ありません。これを考えれば今回も逃げることを想定してもよいのではないでしょうか。それでは展開はどうなるでしょうか。これは前述のJCを除けばすべてスローペースに落とせています。となるとここ3年と同じようにスローペースに落ちることは確実です。過去3年の平均4コーナー通過順位は3.6と極端に前有利の数値を残しています。特に逃げ馬は(0-1-1-1)と成績安定。オープンクラスを勝った経験のある馬が逃げれば十分に残る可能性は出てきます。
続いて血統へまいりましょう。血統は偏りがあります。とにかくネイティブダンサー系が走りやすい傾向にあります。昨年逃げたダイワキャグニーもキングカメハメハ産駒、2着のサトノソルタスもシーキングザゴールド系でボールドルーラー系です。このレースはとにかくボールドルーラー系が安定感のあるレースを見せています。明日の荒れ馬場を考えると、先行できることに加えて欧州経由の米国血統を買うことをおススメします。それはシンザン記念を見てもわかるでしょう。シンザン記念はモーリス産駒のワンツー。荒れ馬場に見事マッチングしました。また、土曜の最終レースも3着には先行したエピファネイア産駒が来ています。これらの馬はロベルト系ですが、たどっていけばロイヤルチャージャー系にたどりつきます。これはアメリカの良血。先ほどあげたボールドルーラー系もキングマンボ系はミスプロ系に遡れるため、米国経由の欧州型となります。この米国経由の欧州型というのは「欧州に来てすぐ日本で種牡馬を行っている馬」というものがあげられます。ニジンスキーなどとは違うのはパワーや瞬発力も兼ね備えているところ。非常にバランスがよいのも特徴です。
ここまでの話をまとめると、米国経由の欧州系+先行馬。この形が見えてきます。それでは今回の該当馬を見てみましょう。
03.ブラヴァス 福永祐一
期待値 ☆☆☆☆☆
この馬は前走チャレンジカップ2着。しかも6番手につけて上りは最速でした。外枠からでも好位につけられることができる足は内枠であれば安定して先行できるということです。それは戦歴で証明済み。キングカメハメハ×母父ディープインパクトと血統面でも心配ありません。福永騎手は中京での重賞にめっぽう強いのも後押しになるのではないでしょうか。
07.キセキ M. デムーロ
期待値 ☆☆☆☆
こちらは本日の主役。逃げ粘れば3着も見えてくると思われます。唯一の懸念点といえばジャパンカップの大逃げが悪いほうに転ばないかということです。スローペースで逃げるいつもパターンを作ることができれば馬場も相まって馬券内に飛び込んでも来れるでしょう。
06.ジナンボー 菱田裕二
期待値 ☆☆☆
この良血馬がまったく人気がないのは正直怖いことです。この馬は左回りが得意なことに加えて捲れる、先行できるの脚質自在性もあります。それを考えると前走の捲って上り2位、4着というのはこの馬の成長の証です。こちらもディープインパクト×母父キングカメハメハと血統的な条件にも一致。出遅れないことを祈るばかりです。
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本日もなかなか内容が重くなりました。
最後まで読んでいただいたあなた様に感謝でございます。
それでは!
ヒデ