ナタとタフにはご用心。フィリーズレビュー
天候も展開も大荒れになることの多いフィリーズレビュー。狙いは鉈とタフ!?
どうもこんばんはヒデです。本日はフィリーズレビューを分析していきたいと思います。毎年有力馬とはいえない伏兵たちの台頭が目立つレースですが、そこにはどんなことが隠れているのでしょうか?キーワードは『鉈とタフ』です。それでは見ていきましょう。
まずは巻き返しは難しいということです。前走6着以下の馬は過去3年で連対はもちろん馬券内もなし。5着以内で馬券を組み立てるのがセオリーになっていきそうです。これは有力馬の集まりやすい桜花賞トライアルらしい結果になっていると思います。また、同週にアネモネSが行われる関係で美浦組の成績もよくありません。こちらも馬券内はなし。もちろん美浦組は今年も2頭しか出走しないのですが。もう一つ極端なのは馬体重。稍重となった近3回の馬券内平均馬体重は460kgとなっており極端に馬体重の少ない馬は評価を下げるのがよい結果も叩き出しています。これらはデータ的に参考にしてみるのもいいでしょう。
続いてペースを見てみましょう。『新・ラップタイム重賞図鑑』でも記載されていますが、基本的には前傾ラップになることが多いです。特に坂を上る後半の1Fはかなり減速しており、11秒台から12秒台に落ちることもしばしば。まさにダートの短距離戦と言った形相を呈します。そのため、短縮または同距離馬の活躍が目立ちます。距離延長馬は過去5年に広げても馬券内がなく、短距離馬は軽視が妥当でしょう。このような展開のため、同距離馬は差し馬が、短縮馬は先行馬が残りやすい展開になることが多いのです。今回のキーワード鉈とタフはここにまずその要因があります。
さあ、全国5000万人の血統ファンの皆様お待たせいたしました。メインディッシュとも呼び声高い血統へまいりましょう。このフィリーズレビューでは血統の偏りはないように見え、傾向をつかむのは難しいレースとも言えます。しかし、適性と考えたらどうでしょうか。一昨年1着のプールヴィルは芝1400mの鬼Le Harve産(Red God系)ですし、去年3着で穴を開けたナイントゥファイブも母母系にRed God系が入っています。Red Godと言えばその重賞勝ちはすべて1200~1400mであげていますし、産駒はこのようなタフな流れに強い馬が多いのです。距離と展開の適性。すなわちタフさを見てあげるのがよいのです。そしてタフな芝が得意なロベルト系も母系で力を助けているようです。牝系には欧州があると心強いとも言えます。ロベルトやニジンスキー系のような引き出し型欧州血統とサンデー系の馬を狙ってみるのがいいでしょう。
当日の馬場状態も知りたいところですが、とりあえず重に近い稍重想定で注目馬を何頭かピックアップしてみましたのでご覧ください。推奨馬です。
〇11.ララクリスティーヌ 中井裕二
期待値☆☆☆☆
こちらはすべての条件をクリア。血統も非常にバランスがよいです。サンデーの3×4に始まり、母父はロベルト系、差し前走は相性のよい紅梅S2着とまさしく傾向と鉈とタフすべてを併せ持ったうまと言えるでしょう。直線でいい脚さえ使ってくれればこの馬が馬券内に転がり込む可能性も当然高くなります。期待は高いです。
〇03.エルカスティージョ 岩田康誠
期待値☆☆☆
また岩田か!そうなんです。岩田パパ毎回本当に推奨しています笑
この馬は父ロードカナロア×母父ジャングルポケットで鉈もタフも兼ね備えています。新馬戦を勝ち上がったばかりということで、あまり人気は出なさそうです。しかし、前走5着以内、同距離、血統は該当。全力で推すというわけにはいきませんが、十分に馬券内の可能性はあるでしょう。
〇08.ヨカヨカ 幸英明
期待値☆☆☆
鞍上は乗替ってしまいましたが、九州産馬逃げて粘れる血統の持ち主です。1400mでの実績がないのがイチオシにはできない所以でもあります。しかし、前走阪神JFはミドルペースで前がつらい展開になりながらも0.5秒差の5着。底知れぬタフさを感じました。今回は馬場がタフになるので、粘れることも十分可能なのではないでしょうか。
〇16.オパールムーン 横山典弘
期待値☆☆
前走は阪神JF6着と巻き返しには疑問符が打たれるこの馬ですが、着差は0.5秒。父ヴィクトワールピサ×母父マヤノトップガンはサンデー系×欧州系の引き出し型で一致。また、母父系にはRed Godも含まれており、期待は十分。差し込みも期待できる1頭です。本音を言えばもう少し前につけてほしい所。外枠は成績が悪いというジンクスを覆せるかも注目です。こう書くと4着なフラグも見えてきますね。。。
〇01.ゴールドチャリス 浜中俊
期待値☆☆
こちらもRed God持ち。前走1200mということで実績は十分ではありませんが、しんばせんはここで勝利した馬でもあります。この馬は抑え程度の評価でしょうか。
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本日もなかなか内容が重くなりました。
最後まで読んでいただいたあなた様に感謝でございます。
明日はいよいよ金鯱賞、お楽しみに!
それでは!
ヒデ