スローでも差せます 日経賞分析
こんばんはヒデです。今日は日経賞の分析を行っていきたいと思います。昨年2着になったモズベッロは天皇賞春でも2着と好走するなど本番の天皇賞春につながりやすいステップレースです。そのカギはロングスパートにありそうです。
1.向こう正面からペースが上がりやすいようです。
ペースはスローに落ち着くことが多いこの競争ですが、残り1000mからは11秒台が続くこともしばしばです。最後の1Fは坂で失速するので12秒台から13秒台で推移するわけですが、昨日の毎日杯とはまったく異なる「流れたペース」になるのが2500mの特徴かもしれません。差し馬の場合は『ロングスパートを経験した馬』の期待値が高そうです。前走有馬記念組は過去3年間(2-3-2-6)と馬券率は半分を超えています。これは有馬記と比べるとペースが落ち着きやすいからです。
2.欧州経由の米国系が激走してくるようです。
昨年3着のスティッフェリオ、一昨年3着のサクラアンプルールはともにキングマンボ系。ミスプロ系といえば米国の良血なわけですが、欧州系と配合することによりスタミナも兼ね備えたパワー系となります。このレースは中距離パワー系を狙うのがよさそうです。過去3年で中距離パワー系配合でなかった3着以内馬は18年の1着馬ガンコのみでした。加えて今回出走馬で回収率が100%を超えているのが欧州経由のヘイルトゥリーズン系のスクリーンヒーローであることも、これを裏付けているようです。これらを考えると、軸にするには中距離パワー系の馬が鉄板のようです。
3.若い馬に注目するのがいいかもしれません。
このレースは過去10年間で4歳馬が5勝、5歳馬2勝、6歳馬3勝と4歳馬が優勢です。4歳馬はほぼ2頭に1頭が馬券に絡んでいます。複勝率は年が上がっていくことに反比例するように下がっていますので、軸馬を選択するには4歳馬から優先順位を付けていくのがよいのかもしれません。5歳以上で馬券内に飛び込む馬は中山での実績のある馬が絡む傾向にあります。サクラアンプルールなどがこれに該当します。馬券検討は4歳馬+中山実績馬が基本になりそうです。
これらを含めて該当馬を紹介したいと思います。
ウインキートス
捲りも〇 血統〇 年齢〇
中山では(2-4-1-1)と抜群の成績を残して4歳になりました。脚質も過去2500mを走った九十九里特別で捲って2着となっているなど、安定感は抜群です。ゴールドシップ産駒×母父ボストンハーバーということで少しスタミナ優勢なのかなという印象を受けますが、立ち回り的にも期待値は高そうです。
ウインマリリン
血統〇 年齢〇
先行で安定している4歳馬です。前走はイレギュラーな馬場ということで掲示板を外しましたが、荒天とならないと予想される今週末ならば買える要素は多そうです。中山では上り上位でもありましたので、内枠に入ればメイショウテッコンのことを考えると逃げも考えられそうですが、この馬の得意脚質は先行だと思います。
カレンブーケドール
脚質〇 前走〇 パワー〇
前走有馬記念では捲るように3番手にとりついて5着に粘ったカレンブーケドール。有馬記念の流れで先行できたことを考えると、G1よりペースの落ちる今回は馬券内を期待するのも当然の流れになりそうです。サンデー系×ストームキャット系というのはエタリオウと似たような血統構成からもこのレースとの相性はよさそうです。
サトノルークス
上り〇
前走の京都記念では久々に上り3位に入りました。結果は伴いませんでしたが、良化の兆しは見えてきています。長期休養明けから初めて中5週での出走というところも期待できるところでもあります。この馬は紐程度でしょうか。
ラストドラフト
上り〇 ロングスパート〇 前走〇
前走AJCCではロングスパートで2着、上りは最速でした。今回はそれよりも加速できる馬場になりそうなので、それならば1着も期待できるのではないでしょうか。内回りの実績も京成杯を制したことからも期待はできそうです。まだ5歳なので、1着も狙えるのではないでしょうか。
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本日は日をまたいでしまいすみませんでした。
明日はマーチSを分析してまいります!よろしくおねがいします!
それでは
ヒデ