伊吹雅也のトリプルフッキング/ラジオNIKKEI賞
ニコ生『リアル競馬王』のMCや、JRA公式ウェブサイト『JRAホームページ』などで重賞競走のデータ分析を行っている伊吹雅也さんが、過去に施行されたレースの傾向から今回のレースで予想上のフック(Hook/鉤)となりそうなポイントを3つ提示し、注目すべき馬を挙げていきます。
■今週の注目レース
→ラジオNIKKEI賞
■レース傾向の分析対象
→2013年以降のラジオNIKKEI賞
【Hook A】
JRAの重賞かオープン特別において5着以内となった経験の有無別成績
☆あり [3-3-2-20](複勝率28.6%)
★なし [0-0-1-19](複勝率5.0%)
→近年は実績馬が優勢。なお、JRAの重賞かオープン特別に出走経験がない馬は2013年以降[0-0-0-12](複勝率0.0%)と好走例すらありません。
【Hook B】
JRA、かつ500万下から上のクラス、かつ芝2000mのレースにおいて5着以内となった経験の有無別成績
☆あり [3-2-3-11](複勝率42.1%)
★なし [0-1-0-28](複勝率3.4%)
→好走馬の大半は芝2000mのレースに実績があった馬。ダートや芝1800m以下のレースを主戦場としてきた馬は苦戦していました。
【Hook C】
前走の4コーナー通過順別成績
★4番手以内 [0-1-1-19](複勝率9.5%)
☆5番手以下 [3-2-2-20](複勝率25.9%)
→どちらかと言えば差し有利。先行力の高さを活かしたいタイプは評価を下げるべきでしょう。
【各馬評価】
【注目馬】
1.ゼーヴィント
→特に不安がないのはこの馬くらい。単行本『本当に儲かる血統大全』の「必殺! 全買いデータ」、単行本『ウルトラ回収率 2016-2017』の「正ウルトラ」、『競馬王』2016年07月号の「ウルトラ回収率+」にもそれぞれ該当しています。
4.ジョルジュサンク
→このメンバー構成なら実績上位。前走の4コーナーを3番手で通過していますが、後方からの競馬でも力を出せるタイプです。
16.ブラックスピネル
→単行本『ウルトラ回収率 2016-2017』の「超ウルトラ」、『競馬王』2016年05月号の「ウルトラ回収率+」にそれぞれ該当。キャリアの大半で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしているように、先行力の高さを活かさなければならないタイプではありません。
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