競馬王編集部のマイルCS予想今週も人気薄を狙い過ぎですよね・・・

2013年11月16日 (土)

競馬王編集部のマイルCS予想今週も人気薄を狙い過ぎですよね・・・

先週のエリザベス女王杯は、6人気2着のラキシスを若大将が◎、5人気3着のアロマティコを編集Ａ(呼び名は本紙Ａ)と元下っ端のしたＭが指名。ということで、残りの2名・Ｋ３とケシが大穴を狙ってきましたが、果たして…。

明日も13時からニコニコ生放送『パドチョク』を行いますので、よろしくお願いいたします。視聴は無料です！

11/17(日) 京都11R マイルCS(G1) 芝1600m 15:40発走

枠	番	編Ａ	下Ｍ	Ｋ３	ケシ	大将	馬名	騎手	調教師
1	1		△	△			コパノリチャード	浜中	(栗)宮
1	2	△	△	○	△		サダムパテック	和田	(栗)西園
2	3			△	△	△	レッドオーヴァル	M.ﾃﾞﾑｰﾛ	(栗)安田
2	4	▲	○	△	○		ダイワマッジョーレ	蛯名	(栗)矢作
3	5	○	▲				トーセンラー	武豊	(栗)藤原英
3	6			△			ガルボ	石橋脩	(美)清水英
4	7				▲		サンレイレーザー	藤岡康	(栗)高橋義
4	8					△	カレンブラックヒル	岩田	(栗)平田
5	9	△				注	ダノンヨーヨー	幸	(栗)音無
5	10	△					ドナウブルー	ビュイック	(栗)石坂
6	11			◎	◎	▲	サクラゴスペル	横山典	(美)尾関
6	12				△	△	クラレント	川田	(栗)橋口
7	13	◎	△	▲	△		ダノンシャーク	福永	(栗)大久保龍
7	14	△			△	◎	リルダヴァル	ﾊﾞﾙｻﾞﾛｰﾅ	(栗)池江
7	15		△			○	ダークシャドウ	ムーア	(美)堀
8	16	△	◎	注		△	グランプリボス	ルメール	(栗)矢作
8	17				△		マイネイサベル	松岡	(美)水野
8	18			△			リアルインパクト	戸崎	(美)堀

【編集Ａ】 ※呼び名は本紙Ａ
近年、荒れる傾向にあるマイルCSですが、軸はダノンシャークで不動だと思います。今年の戦績は芝1600m戦だけを徹底的に使われて【2-1-2-0】というパーフェクトなもの。ルメール、Cデムーロ、内田博というトップジョッキーを配してきて、今回は福永騎手を確保。陣営のマイル戦への思いがヒシヒシつ伝わる戦績で、ハッキリ言ってこのレースにかける「思い入れ」が他陣営とはまるで違うと思います。京都コースも【3-4-2-2】という得意舞台で、ポカは考えられず、不動の本命です。

難しいのは相手探しですが、京都実績を重視してトーセンラーとダイワマッジョーレを取り上げます。馬券はダノンシャークからの馬連流しに、ダノンシャーク・トーセン、ダノンシャーク・ダイワの2頭軸から3連複流しで。

【元下っ端のしたＭ】
競馬王新書『開成調教師』の出版は2008年秋。発売直後に行われたマイルCSで圧倒的な一番人気に推されていたのがスーパーホーネットでした。結果はブルーメンブラットのイン強襲に屈し2着。忘れ物を取りに…というわけではありませんが、ここは矢作厩舎の二騎に期待したいと思います。

上昇度と状態面を考えればダイワマッジョーレだと思いますが、8番人気17.0倍（前日18時45分時点）に惹かれてグランプリボスに◎。国内で外国人騎手が騎乗した際は【3-1-0-2】と好成績で、この乗り替わりが起爆剤になる可能性は十分あります。何とかタイトルをもう一つ重ねて種牡馬価値を高めたいという矢作師の思いが、ここで結実すると見ました。

【Ｋ３】
始めに言っておきますが、大マジです。

前走スプリンターズSはデュランダル、スズカフェニックス、フィフスペトルなどの好走馬がいて、過去10年で[2-1-1-5]と、実は激走ローテです。特にマイル実績のある馬の巻き返しという意味で、今年のサクラゴスペルはフィフスペトルと似ています。鞍上も同じだし。

そもそも安田記念の5着馬です。ロードカナロア、ショウナンマイティが出ていないわけですから、今回のメンバーでは上から3番目に見てもいいはず。なのに16番人気。スプリンターズSで11着だから16番人気です。スプリンターズSの敗因は476キロまで馬体が減ったことでしょう。でも、今回は調教後に496キロありますよ。当日は輸送込みで10キロ程度増えると思います。母父Cure the bluesで馬体重プラス10キロで二桁人気といえば、2010年の勝ち馬エーシンフォワードがいるじゃないですか！　これはコジツケですが…。あと、サクラゴスペルの勝ち鞍は寒い時期に集中しているということもお忘れなく。

【ケシ】
競馬王11月号で今井雅宏さんにマイルCSのステップチャートを作ってもらいました。そのチャートと15日(金)発売の「ポケット版大穴血統辞典2014-2015 ステップ爆弾編」から選んでみました。

サクラゴスペルの前走スプリンターズS6着以下は、複勝率50%で複回収率246円、疲労は5段階の「2」、サクラプレジデントは好走タイプにも該当します。前走大敗による疲労の少なさと、唯一の前走スプリンターズSで対戦鮮度もあると見ました。人気のダノンシャークは、好走タイプや好走脚質には該当しますが、京成杯→富士Sと続けてマイル戦を使われると疲労が残りやすいとのことなので、評価を下げました。点数多めですが、サクラゴスペルやサンレイレーザーが来てくれたらということで。

【若大将】
春の安田記念も、別路線組のロードカナロア、ショウナンマイティがワンツーしたように、今のマイル路線はレベルが低いのは間違いないでしょう。この流れなら、中距離路線から転戦してきたトーセンラー、ダークシャドウに魅力を感じますが……、たぶん人気なので、敢えて◎はリルダヴァルで。

終わってみればOP特別大将というキャラに落ち着くような気もしますが、GI挑戦はダービー以来の3年振りで、この路線では鮮度があるともいえます。また、アグネスタキオン産駒だけに、叩き2戦目の使い込んでいないローテ、外枠もプラスでしょう。外国人騎手が5人も揃った今回ですが、騎手の鮮度という観点でもバルザローナ騎手は魅力かなと。