競馬王オフィシャルブログ: 2010年2月

« 2010年1月 | メイン | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月19日 (金)

競馬王メルマガ（2月20日分）

★競馬王メルマガ★
2010年2月19日版
http://blog.keibaoh.com/

先週日曜日は、特注！穴馬名鑑で推奨した中京6Rシゲルハスラットが、12番人気１着の大激走！単勝4050円という、超高配当でした。鉄板馬は土日合わせて6-2-1-3と75％の確率で馬券に絡みました。G１・フェブラリーSが開催される今週も、競馬王メルマガ情報を活用してください。

◆特注！穴馬名鑑
棟広良隆×六本木一彦の大人気企画が期待に応えて再登場！競馬王3月号『穴馬名鑑』掲載の、明日の出走馬は以下の通りです。なお、各馬のパワースポット（激走条件）に関しては、競馬王3月号を御覧ください。

2月20日(土)
東京9R 12ダークエンジェル（六）
東京10R 1チョウサンデイ（六）
東京12R 5アイノレグルス（棟）

※棟広氏、六本木氏の予想は「web競馬王」「モバイル競馬王」でご覧になれます（有料）。

◆昇級点理論
『昇級点理論』とは、競馬ブックのスピード指数を利用して、堅い軸馬をあぶり出す作戦です。編集部の実践では、該当馬（絶対軸馬）は勝率41％、単勝回収率116％を記録しました。詳しくは本誌をご覧ください。

明日の絶対軸馬
東京６R ７フローリストライフ
東京８R 16ブラストヘッド
京都５R ５ジョーヴァリアント
京都７R ４サクラキングオー

明日の２頭パターン
東京３R
11マスターソムリエ
14ノボプロジェクト
東京５R
５ブーケドロゼブルー
15プレタポルテ
東京７R
２ココカラ−
13バルーン

明日の穴馬
東京９R 13ダイワオージー

米田氏がブログを始めました。
アドレスは http://ameblo.jp/syokyu-ten/
--------------------

◆１番人気の鉄板馬・危険馬
新書「１番人気　鉄板の条件・消しの条件」のデータに基づいた「買える１番人気と、危険な１番人気」を厳選したものです。

１回東京７日目
鉄板馬
１R ９ダテノスイミーＢ
３R 14ノボプロジェクトＡ
５R 13ブランジェリーナＢ
危険馬
８R 14ザドライブＦ
９R 14エオリアンハープＥ
10R ８ベルベットロードＥ
12R ９ランフォルセＥ

２回京都７日目
鉄板馬
２R 12ハートロックＢ
４R 14ノトーリアスＡ
６R ６エリモエポナＢ
危険馬
８R 16ファンドリカップＥ

※ここで取り上げる馬は、基準オッズ（JRDB作成）での１番人気であり、当日の人気と異なる場合があります。また、新書の「買い・消し即断シート」には脚質の項目がありますが、ここではJRDBの出馬表に記載された脚質を使用して計算しています。
鉄板強度のランクの平均勝率、平均複勝率など、詳しい内容については、新書をご覧になって下さい。

◆競馬王ブログにて、『1番人気鉄板の条件・消しの条件』『オッズで獲る3連単鉄板の条件』が好評を博している奥野憲一氏による「鉄板1番人気コラム」がスタート！　週末に「明日の厳選鉄板1番人気馬」を大公開していますので、是非、ご覧ください。
http://blog.keibaoh.com/
--------------------

◆サカグチ式稼動指数

土曜日京都11R 京都記念
Ｂパターン
１位13ブエナビスタ
２位９アドマイヤコマンド
３位７ドリームジャーニー
４位12ジャガーメイル
５位５ミッキーパンプキン
６位２サンライズマックス

日曜日東京11R フェブラリーＳ
Ａパターン
１位６サクセスブロッケン
２位４エスポワールシチー
３位８レッドスパーダ
４位14リーチザクラウン
５位12グロリアスノア
６位11スーニ

※なお今週にてサカグチ式稼動指数の上位指数馬の発表は終了とさせて頂きます。サカグチ式稼動指数は、今後パワーアップして本誌にて再登場予定です。どうぞご期待下さい。

単行本『サカグチ式稼動指数』は絶賛発売中！
--------------------

◆軸丸レイティング視覚分析ノート
当コーナーは文字量の都合により、競馬王ブログにて公開します。明日の注目レースは京都11R・京都記念です。
http://blog.keibaoh.com/
--------------------

◆栗山求ブログ、大好評公開中！
競馬王本誌、web競馬王でお馴染みの血統評論家・栗山求氏のブログ「雑感雑記」が始まりました！ POGファンは必見ですよ！
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/
--------------------

◆好評既刊

「安藤勝己の頭脳名牝騎乗論」
亀谷敬正著　945円（税込）

「東スポ西の仕掛人直伝ラップとデータの真実」
上田琢巳著　945円（税込）

「オッズで獲る3連単　鉄板の条件」
奥野憲一著　945円（税込）

「名勝負に学ぶ適性競馬論」
横手礼一著　945円（税込）発売中！

「京大式鉄板の買い方講座」
棟広良隆著　945円（税込）発売中！

「ポケット版大穴血統辞典」
今井雅宏著　1260円（税込）発売中！

※万が一競馬王メルマガが届かない日がございましたら、お手数ですが競馬王ブログをご覧ください。毎日更新を目標に、頑張っていますので、ぜひご覧になってください。
↓競馬王ブログ（無料、携帯も可）
http://blog.keibaoh.com/

競馬王の予想サイトはこちら
「web競馬王」→http://www.keibaoh.com/
「モバイル競馬王」→http://www.mkeibaoh.com/

投稿時刻 20:35 メルマガ | 個別ページ

　奥野です。
先週は難解なレースが多かった割には、鉄板馬の成績は非常に優秀でした。
▼２月１０～１１日の鉄板馬の成績
　・東京競馬　1-0-0-0
　・京都競馬　6-2-1-0
　・中京競馬　1-0-0-2
　トータル 8-2-1-2
　勝　率 61.5％
　連対率 76.9％
　３内率 84.6％

明日は鉄板１番人気のレースは少なめですが、せめてレベルＡのレースだけでもきっちりと勝利してもらいたいと思います。

では明日の推奨鉄板レースです。

【明日の推奨鉄板レース】
京都４R 3歳新馬ダ1400M
14番ノトーリアス
ﾎﾟｲﾝﾄ 11 鉄板ﾚﾍﾞﾙＡ
単ｵｯｽﾞ 1.9倍

明日の厳選レースは新馬です。ポイント的にはそれほど高くありませんが、このところのレベルAの安定度の高さを考えれば◎をうっても大丈夫でしょう。相手筆頭は15番ナムラエアポート。岩田騎手の11番ヤマニンブースターが３番手。人気なさそうなところでは、２番ネヴァオーケストラや５番ビューティスーザンあたりが狙い目。人気しそうな12番テーブルスピーチや10番ニホンピロフルールなどもマークが必要でしょう。

【その他鉄板１番人気レース】

2010年02月20日

１回東京７日目　
１R 3歳未勝利ダ1300M
９番ダテノスイミー
ﾎﾟｲﾝﾄ 10 鉄板ﾚﾍﾞﾙＢ
単ｵｯｽﾞ 2.7倍

３R 3歳未勝利ダ1600M
14番ノボプロジェクト
ﾎﾟｲﾝﾄ 12 鉄板ﾚﾍﾞﾙＡ
単ｵｯｽﾞ 2.7倍

５R 3歳未勝利芝1600M
13番ブランジェリーナ
ﾎﾟｲﾝﾄ７鉄板ﾚﾍﾞﾙＢ
単ｵｯｽﾞ 2.6倍

２回京都７日目
２R 3歳未勝利ダ1200M
12番ハートロック
ﾎﾟｲﾝﾄ 10 鉄板ﾚﾍﾞﾙＢ
単ｵｯｽﾞ 3.0倍

４R 3歳新馬ダ1400M
14番ノトーリアス
ﾎﾟｲﾝﾄ 11 鉄板ﾚﾍﾞﾙＡ
単ｵｯｽﾞ 1.9倍

６R 3歳500万下ダ1400M
６番エリモエポナ
ﾎﾟｲﾝﾄ８鉄板ﾚﾍﾞﾙＢ
単ｵｯｽﾞ 3.1倍

データ分析やパドック直前情報がみれるブログはこちら↓
　http://blog.keiba-check.com

投稿時刻 18:50 | 個別ページ

片野治雄のファミリーテーブル考察

＜フェブラリーＳ・芝馬５頭の個人的評価２＞

　前回、長くなってしまい中断してしまったので続きを。

○スーパーホーネット［８－ｆ］

　マイルＧ１で２着３回と、芝のマイル戦線でトップを張っている同馬。同系には昨年の２着馬カジノドライブ［８－ｆ］や同時期のヒヤシンスＳを圧勝したフラムドパシオン［８－ｆ］などがおり、牝系的には問題ないのですが今回の挑戦は難しいと思います。と、いうのも、この系統が芝戦線でトップを張る場合（特に牡馬）、京都外回りなどのスパイラルカーブを利したロングスパート競馬が得意という共通点があります（トウカイポイントやフォゲッタブル、トーホウシデンなど）。つまりスーパーホーネット自身もこのカテゴリーに則した活躍をしているので、同系で芝戦線のトップクラスで活躍していたフサイチパンドラ［８－ｆ］がキャリア後半からダートに参戦しながらも芝ほどの活躍はできなかったように、この系統にとって芝・ダートの両立は難しいのは歴然であり、ダート馬としての適性は低いと結論づけたいと思います。

○リーチザクラウン［23－ｂ］

　昨年のダービー２着馬にして、今回レース展開のカギを握っている同馬。しかしこの［23－ｂ］という系統のＧ１級活躍馬のほとんどは＜逃げ・追い込み＞といった極端な脚質ばかりなのです。つまり、ハマれば強烈な決め手を発揮できるがリズムを崩せば惨敗もあり得るので、出走メンバーや展開に大きく左右されてしまうタイプと言えるのです。

今回は同型馬に大本命のエスポワールシチー［４－ｍ］がいるので、展開は厳しいと言わざるを得ません。が、逆に言えば先行馬２頭での＜行った行った競馬＞もできるわけで、ダービーのように後続馬を封じるセイフティリードさえとれれば06年・３着のユートピア［23－ｂ］以上の善戦が期待できるかもしれません。

○ザレマ［４－ｍ］

　Ｇ１実績こそないものの堅実に重賞戦線で活躍する同馬ですが、特に強調する点もありません。エスポワールシチー［４－ｍ］とは同系ですが、配合イメージは全く逆でダート向きとも思えないのです。エスポワールの場合、父ゴールドアリュール［９－ｈ］はスタミナ豊富な牝系の特性を活かしてダート戦線で活躍しましたし（この［９－ｈ］は昨年、欧州競馬を制圧したシーザスターズと同系で、その母アーバンシーも凱旋門賞馬で兄ガリレオは英ダービー馬です。また、シンザン以来の３冠馬となったミスターシービーとも同じなのです）、母は言わずと知れた南関東の女傑ロジータの系譜で、同牝系のレギュラーメンバーやカネツフルーヴなどの活躍を見ても高いダート適性は納得です。

ザレマの場合、父ダンスや母父ザフォニックはともに芝のイメージで、やはり高い評価はできません。

投稿時刻 18:00 特別企画 | 個別ページ

軸丸レイティング視覚分析ノート（2月20日分）

視覚分析ノートは競馬王メルマガ用に開発された、出走馬の力関係だけを印にした新聞です。相対的な能力比較を視覚的に表示しているため、数字が苦手な方・専門知識がない方でも簡単に予想することができます。
◎◯▲△①②③④…の印は、馬の能力評価順です。シンプルに横軸で印が目立つ馬が力量上位です。

02月20日京都 11R OPEN
発走 15:35 芝2200m 京都記念　　　
馬|最近過|優秀度|先差|
番|高走去|前二三|行脚|馬名
①|④③④|△▲－|①－|ホクトスルタン　　
②|▲▲▲|◎△◯|③－|サンライズマックス
③|⑦－－|＊△－|－－|セラフィックロンプ
④|②△②|◯▲△|－▲|ホワイトピルグリム
⑤|⑧－－|＊＊＊|▲②|ミッキーパンプキン
⑥|△④△|＊◯＊|②△|トップカミング　　
⑦|◎◎◎|◎◎▲|◯①|ドリームジャーニー
⑧|①－①|－◯－|△◯|ニホンピロレガーロ
⑨|⑨－－|＊－＊|－－|アドマイヤコマンド
⑩|⑤－－|－▲－|④－|シルバーブレイズ　
⑪|⑥②－|▲▲＊|－③|トウショウシロッコ
⑫|③①③|◯＊－|－④|ジャガーメイル　　
⑬|◯◯◯|◎＊◎|◎◎|ブエナビスタ　　　

表の見方
・最高…生涯最高値の順位
・近走…１〜２走前の指数順位
・過去…３〜５走前の指数順位
・優秀度…過去３戦ベスト30傑（出走全馬の過去３走の指数をランキングにしたもの）。１〜５位を◎、６位〜10位を◯と表記しています。
・先行…先行力のランキング
・差脚…上がり３Ｆランキング

軸丸氏のブログでは、このレースの解説と注目馬も公開！
http://ameblo.jp/1991rashinban/

投稿時刻 13:02 特別企画 | 個別ページ

2010年2月17日 (水)

片野治雄のファミリーテーブル考察

＜フェブラリーＳ・芝馬３頭の個人的評価＞

冬場の競馬もいよいよ最終週という事で今年初のＧ１・フェブラリーＳが今週末に行われます。Ｇ１連勝中にして断然の１番人気に推されるであろうエスポワールシチー［４－ｍ］のレースぶりに注目が集まりますが、気になるのが例年以上に多い芝の重賞勝ち馬の参戦です。配合的な評価は他の評論家さんに任せて、牝系という角度から検証してみたいと思います（あくまで個人的な見解ですが）。

○ローレルゲレイロ［１－ｂ］

　昨年の春秋スプリント王者。マイル戦も実績十分で脚質的にも評価したいところですが、同系のヤマカツスズラン［１－ｂ］をサンプルにとってみると少々不安な点も目につきます。ヤマカツもローレルと同じく先行脚質でマイルＧ１実績があり複数の重賞勝ちを持つ馬でしたが、距離適性的にはマイルから中距離を得意としていました。にも関わらず、ダート戦に転戦してからは1,400m中心に実績を残しているのです。もちろん他の距離を使っていないので一概には言えませんが、出走する機会はあったはずなのに中距離ではなく短距離に照準を合わせたのは「前向きな気性を持つからこそダートレースに適性はあったが、芝のレースよりダートレースの方がスタミナの消耗度が大きいから距離はこなせなかった」という証明ではないかと思います。つまりこの理屈を当てはめれば、ローレルを過大評価するのは危険という結論に辿り着きます。

○レッドスパーダ［19－ｃ］

　昨年のマイルＣ・２着馬にして現在２連勝中の同馬ですが、配合パターンがメイショウボーラーと同じという事で注目を集めそうな雰囲気です。とはいえ、脚質も違えば牝系の特性も全く違うわけですから同じ評価をするわけにはいきません。19号のイメージとしてはローカル2,000m重賞に滅法強く、その質は不器用さと強烈な決め手を併せ持つタイプというイメージです。ちなみにローカル2,000mの特性は中山外回りとリンクした部分があるのですが、ドリームジャーニー［８－ｃ］の戦績や、ローカルの鬼・ローザネイ一族［１－ｗ］初のＧ１勝ちが朝日杯（ローズキングダム）であった事を思い出すと、レッドスパーダの戦績も非常に近い事がわかります。つまりレッドは自身の牝系が持つ芝馬としての特性を活かしたロスのない走りをしているだけであり、ローレルゲレイロ同様、高い評価はできません。

投稿時刻 14:59 特別企画 | 個別ページ

エーシンの本丸

Ｐヲタです。

先週は早速、『穴馬名鑑』掲載の馬たちが穴を開けてくれました。

ローザレーヌが7番人気3着、アペリティフが4番人気3着、そしてシゲルハスラットが12番人気が1着！

厳密なパワースポット（激走条件）ではなかった馬もいますが、『穴馬名鑑』を連載化した最大の理由は、「旬の穴馬を毎号掲載できる」というもの。つまり、棟広さん、六本木さんが穴の匂いを嗅ぎつけた馬ばかりが掲載されているわけで、この激走は納得です。

フェブラリーＳにも掲載馬が出走を予定しているので楽しみにしたいですね。

さて、ＰＯＧといえば、今週の個人的な注目は、こぶし賞に出走予定のエーシンウェズン。◎が並ぶのかと思いきや、ツルッツルッの低評価。

デビュー戦は、ト－センファントムの2着ですよ。負かした4着馬はステージプレゼンスですよ。14着馬はトシギャングスターですよ。。。

本当にこんなに人気薄なら、ブッコんじゃいそうなんですけど。

って、単勝勝負したら、穴馬名鑑掲載のあの馬に負けたりして…。

投稿時刻 13:34 編集部員日記 | 個別ページ

2010年2月16日 (火)

フェブラリーＳ第３のトレンド

こんにちは、Ｋ３です。

今週はフェブラリーＳですね。僕にとっては相性の良いレースなので、とても楽しみです。といっても、そのうち３回は山崎エリカ嬢の「馬券サバイバー」に丸乗りしただけですけど…。
「馬券サバイバー」というのは、2001年から数年にわたって行なった予想メールサービスで、今のメルマガの前進みたいな企画のことです。あの頃はメルマガのシステムがなくて、BCCでの一斉送信でした。時代を感じますね〜。

時代を感じると言えば、フェブラリーＳにも様々な時代があったのを御存知でしょうか？
97年にＧ１に格上げされ、2001年まではミスプロ系が勝てないレースと言われてました。しかし、2002年にクラフティプロスペクター産駒のアグネスデジタルがミスプロ系として初めて優勝し、2004年にはティンバーカントリー産駒のアドマイヤドンが勝ちました（中山開催の2003年もミスプロは2、3着）。まさにミスプロの時代です。
特に2004〜2007年にかけての、ミスプロ系の人気薄3着はすさまじいものがありました。

2004年　スターリングローズ　9番人気3着
2005年　ヒシアトラス　6番人気3着
2006年　ユートピア　11番人気3着
2007年　ビッググラス　9番人気3着

たしか血統ビームの亀谷敬正さんに言われて、ユートピアとビッググラスの複勝は獲った記憶があります。
そして、2008年もエルコンドルパサー産駒のヴァーミリアンが勝つわけです。やっぱりミスプロ系は強いなぁ、なんて思っていたら、昨年はなんと６頭もいたミスプロ系が全滅しました。
稍重だったせいかなぁ〜とか考えながら、近年の結果を調べてたら、第３のトレンドを発見しました。ロベルト系とヴァイスリージェント系です。

2007年の1着馬サンライズバッカスは母父リアルシャダイ、2着馬ブルーコンコルドは母父ブライアンズタイム。
2008年の2着馬はまたしてもブルーコンコルド、3着馬ワイルドワンダーは父ブライアンズタイム。
2009年の1着馬サンライズバッカスは父シンボリクリスエス、2着馬カジノドライブと3着馬カネヒキリは母父Deputy Minister。

今年の登録馬だと以下のようになっています。

エスポワールシチー（母父ブライアンズタイム）
オーロマイスター（母父Lear Fan＝ロベルト系）
グロリアスノア
ケイアイテンジン
サクセスブロッケン（父シンボリクリスエス）
ザレマ
スーニ（父soto＝ヴァイスリージェント系）
スーパーホーネット
ダイショウジェット
テスタマッタ
トーセンブライト（父ブライアンズタイム）
ミリオンディスク
リーチザクラウン
レッドスパーダ
ローレルゲレイロ
ワイルドワンダー（父ブライアンズタイム）

−−−−−−−−−−−−−−−−
ラッシュストリート
ロールオブザダイス
ワンダーポデリオ
フサイチセブン（母父ヴァイスリージェント）
ヒシカツリーダー
ビクトリーテツニー
アンダーカウンター
クイックリープ（母父リアルシャダイ）

想定の16頭の中では、エスポワールシチー、オーロマイスター、サクセスブロッケン、スーニ、トーセンブライト、ワイルドワンダーが該当します。ゴールドアリュール×ロベルトの２頭（エスポワールとオーロ）での決着というのも十分にありそうです。
時代の流れには逆らわない方が良い、現時点ではそう思っています。結論は土曜日夜の編集部Ｇ１予想で書くことにしますので、よろしくお願いします。

投稿時刻 20:40 編集部員日記 | 個別ページ

2010年2月15日 (月)

田中博康騎手インタビューの未公開部分「シルクメビウス」

競馬王３月号のp98「谷中公一PRESENTS 大穴の騎手心理」の未公開原稿を公開します!! 誌面には2月9日と書いていましたが、遅れてしまって本当に申し訳ありません。

この未公開部分は、当時フェブラリーＳに出走予定だったシルクメビウスのお話です。いかにタナパク騎手が馬を育てるのが上手いのかがわかる内容になっています。
ちなみに、タナパク騎手は土曜日の中京３Ｒでサクラの勝負服で勝っています。さすがピンク好きですね。しかも、乗り替わってから徐々に着順を上げ、３戦目で結果を出すというところや、前走初角３番手という部分でもデータ通りでした。

Analysis 9
シルクメビウス

−−エリザベス女王杯の後、ＪＣＤではシルクメビウスを２着に持ってきたよね。シルクメビウスはどんな馬なの？
「昨年2月のくすのき賞（小倉ダ1700ｍ・500万下）から乗ったんですけど、最初は獣みたいな感じでしたね。気性的に燃えてて熱い馬でした」
−−当時はまだ１勝馬だったのに、田中騎手に乗り替わってから３連勝したよね。これって田中君に合ってるってことだよね？
「良いタイミングで乗せてもらったんですよ」
−−どのあたりで、この馬強いなって思った？
「500万を勝った時に、もしかしたらＧ１まで行ける馬なんじゃないかと感じました。突き抜ける時に周りが止まって見えて、初めて味わう感覚でびっくりしましたね」
−−気持ち良いだろうね〜。
「本当にこの馬に乗る時は気持ち良いです」
−−田中君が乗る前の３走は先行していて、そこから差す競馬を教えるわけだよね。
「僕が乗る前は1400mでも口を割って引っ掛かって、詰まって前に出れないという競馬が続いていたんです。くすのき賞の前に1800mを使った時は、外枠で引っ掛かり通しで、直線に向くまで丸々１周引っ掛かってたんですよ。乗っていた浜中からは『とにかく強烈です、めっちゃ死にますよ』って聞いてました」
−−そんなに激しい気性なんだ？で、どうしようと思ったの？
「領家先生からは『任せるわ』って言われただけだと思います。だから出たなりでじっとしておこうと思いました」
−−なんでそこで引っ掛からずに折り合えてんの？
「この時は若干苦労したんですよね。ただ、１枠だったので壁ができたおかげでなんとかなりました」
−−それでも、前に突っかえて大変だったわけだ。
「このレースは特になりましたね。次の端午Ｓの時は内枠でそこそこ折り合えました」
−−くすのき賞で我慢させたのが活きてるんじゃない？
「絶対活きてますね。くすのき賞は外枠を引いて前に行かせたとしても勝ってたと思うんですけど、もしあそこでそういう競馬をしてたら結果も違ったでしょうね」
−−それが大きな分岐点だったかもしれないね。
「そうですね。意識して脚質転換をしたわけではないですけど、たまたまそういうレースをしていったら勝っていきました」
−−ユニコーンＳでは１番人気に推されて、しっかり差し切ったよね。
「正直この時はかなり緊張しましたね。重賞で人気馬に乗るなんてことがありませんでしたから」
−−それで勝ち切るわけだからすごいよね。16頭立ての12番手からごぼう抜きだもんね。
「外枠だったので行っちゃいそうなくらい出ちゃいました。馬の後ろに入れて抑えたら、自然とそういう位置になりました」
−−1600mで不良馬場だったら、前の馬も止まらないやって感じもあるんじゃない。
「それはありましたけど、差せる自信もありましたし、領家先生が『じっとしてて届かないなら届かないで良い』って言ってくれたので、気が楽でした」
−−良い先生だね〜。
「『終いに脚を使って届かなかったらしょうがないよ』っていつも言ってくれるんです。だから僕もじっとできるんですよね。領家先生には本当に感謝しています」

−−田中君が乗らなかったレパードＳは降着になっちゃったわけだよね。
「その時は怪我してたんで、病院で複雑な心境で見てました」
−−外に出て妨害したというのは、もともとそういう気性があったってこと？
「気性もちょっとありますね。口向きとかは敏感なんで。ただ、競馬では徐々に落ち着いてきて、あそこまでやりそうな雰囲気はなかったんで、驚きました」
−−メビウス的には「いつもと違うじゃん」って思ったかもしれないね。それで次の武蔵野Ｓの時は、「なんで前回俺に乗らなかったんだよ」みたいに捻くれたんじゃない？（笑）
「８着ですもんね」
−−でも、次のトパーズＳでは「許してやるか」って走った。
「トパーズＳはびっくりするくらい強かったですね。５馬身差ですから」
−−これ４番人気なの？ファンにしてみればオイシイよね。
「降着、８着と続いたのが不安視されたんでしょうね。この時も周りが止まって見えました」
−−すげえなあ。じっとして癖も出さずに待ってられるんだから、手が合ってるんだよね。
「待ってたら応えてくれるんで」
−−これだけの強い勝ち方をしたんだから、JCDは自信あったんじゃない？
「少し自信ありましたね。正直狙ってました。スプマンテでＧ１勝った後だったんで、緊張もそれほどしなくて。人も馬も良い状態で臨めたんですけどね……」
−−エスポワールシチーは完璧な競馬をしてたもんね。
「直線に向いた時は捕まえられるかなって思ったんですけど、そう思った時にはまた引き離されちゃったんです。でも２着は欲しかったので必死に追いました」
−−あれはどうしようもないと思う。でも、東京で対戦したら違う結果になるかもしれないね。
「残念ながらフェブラリーＳは回避ですし、ドバイも難しいですね。僕はメビウスとドバイに行きたいんですよ。くすのき賞を勝った後に、シルクの会報の取材を受けさせてもらったんですけど、その時『この馬でドバイに行きたいです』って言ったんですよね。そのあとオープン、重賞と勝ったので、徐々に近付いてきたなって思ってた所だったんですけどね」
−−500万下を勝った時点でドバイが目標だったわけだ？
「言ってみただけなんですけどね（笑）」
−−だけど、本当に登録するところまで来たんだもんね。
「本当にこの馬にはものすごく感謝してます。とにかく、今はゆっくりしてもらって、完璧になってからもう一度ドバイを目指したいです。まだ４歳ですからね」
−−これだけ相性が良い馬だからね、是非行ってもらいたいね。