賢くロスなくがカギ!? ダイオライト記念分析

 こんばんは、ヒデです。今週から新スタンドが一部開業、そして5000人までが入場可能になった船橋競馬場。そのお披露目交流重賞となるダイオライト記念が明日行われます。船橋競馬場で一年に一度施行される2400mのロングディスタンス。果たしてどのような傾向がでているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >



1.圧倒的に有利な人気と先行!?



2.前走は中距離以上が中心!



3.中距離系ならば主流血統!?



4.該当馬




1.圧倒的に有利な人気と先行!?

 過去5年を見てみると1人気が4勝、2人気が1勝と人気がとにかく強いイメージです。その平均のオッズは1.98と人気になっていればかなり有利な傾向と考えるといいでしょう。過去5年馬券圏内に入っている馬はすべて1頭を除いて5人気以内で、近3年はこの傾向が特に顕著になっています。今年もこの傾向が持続するかはわかりませんが、単勝がかなり低くなっている馬がいるのであれば軸にするのがよいのではないでしょうか。

 また、前に行く馬が強く17年3着のウマジョーを除いたすべての馬が4角4番以内の馬がv馬券になっている先行有利のレースになっています。特に逃げた馬は【4- 0- 1- 0/5】で複勝率100%になっているので、かなり前が有利なレースであることが言えます。基本的には逃げ馬を軸にしておけば間違いないと言ったイメージですね。先行馬と逃げ馬が圧倒的に有利になっている所です。

 船橋競馬場は雨になると特に外枠が有利になりやすい競馬場です。このレースではロスなく立ち回れる内枠と重馬場であると外枠から来る馬が有利になるという展開になりやすい特徴があります。船橋2400mは1000mと同じ2コーナー先の向こう正面から発走し6回コーナーを通過するレースとなっています。これが内枠有利に拍車をかけていますがそれでも重馬場開催となった20年は大外枠のアナザートゥルースが勝利するなどやはり馬場が渋れば外枠が有利になることもしばしばです。今日の関東地方は雪も混じる雨模様、不良馬場で船橋競馬場も行われましたのでやはり内外枠有利の傾向は変わらないのではないでしょうか。



2.前走は中距離以上が中心!

 やはりというべきか、中心になっているのは川崎記念や東海Sなどの前走1800m以上から

出走してくる馬になっています。特に東海Sから出走してくる馬は好調で過去5年【1- 0- 1- 0/2】で2頭出走して共に馬券圏内に入っているということになっています。中京競馬場も3~4コーナーにはスパイラルカーブが設置されている船橋競馬場と同様のコースで、船橋競馬場には坂がない分好走しやすいのかもしれません。また、巻き返しという面ではかなり限られており、6着以下から巻き返してきたのは2ケースのみ。巻き返したのは18年1着のケイティブレイブ(フェブラリーS11着)と20年2着のウェスタールンド(前走チャンピオンズC9着)のみでJRAのG1以外からは馬券になっていません。このことから前走は基本的に掲示板圏内に入っている馬から考えるのがよさそうですね。

 先週の黒船賞では地方(園田所属)のイグナイターが勝利するなど地方馬の活躍が目立ちますが、この競走ではそこまで目立った活躍というのはありません。過去5年では勝利はありません。それでも前述の17年3着のウマノジョーや20年3着のサウンドトゥルーが入るなど完全に無視することはできません。これらの馬は前走金盃(大井重賞2600m)で連対の経験がある馬がほとんどですので、川崎記念で善戦していたり金盃で連対している馬は地方所属でも無下にしないほうがよいでしょう。



3.中距離系ならば主流血統!?

 もはや毎度お馴染となりましたが中距離ダートは主流血統が強いイメージはここでも健在です。過去5年で前述のケイティブレイブ(父アドマイヤマックス)やウマノジョー(父スズカマンボ)でサンデー系が好走しています。ただ、近2年は父米国ミスプロ系が連勝しており、米国系で無ければ厳しい傾向になっていると考えるのがよさそうです。父欧州系はキングマンボ系以外は好走できていない状態が続いていますので欧州系は軽視するのがいいでしょう。

 母父系も条件はそこまで変わらず。サンデー系と米国系が堅実に走ると言うことですので、血統的に狙っていくのであれば米国系とサンデー系の馬で固めて購入するという作戦も決まるのかもしれません。それを狙ってみるのも面白いですね。



4.該当馬

 それではダイオライト記念の該当馬を見ていきましょう。



3.メイショウカズサ

逃げ〇 前走〇 血統〇

 前走佐賀記念では良馬場の分、最後止まってしまいましたが、それでも大外枠から3着。今回は馬場が悪化したのはこの馬にはプラスに働く可能性が高いと言えますね。形が似ている浦和競馬場の浦和記念で勝利ししていることも心強く、幸騎手に乗り替わりますが期待の一頭です。

5.フレッチャビアンカ

先行〇 前走◎ 血統〇

 父サンデー系、前走金盃1着とかなり狙いたい条件は揃っています。金盃では最後の直線でじわじわと伸びてきていたことを考えるとここでもその持続力がハマる可能性は高いですね。外枠が理想でしたが、それでもこの馬も期待できそうです。

7.エルデュクラージュ

先行〇 前走〇 血統〇

 前走川崎記念では9人気、単勝オッズは85倍を超えていた大穴にも関わらず2着に飛んでくるなど激走しました。今回は人気になりそうですが、昨年2着ですし父フレンチデピュティ系はサウンドトゥルーが馬券になっている通り中距離ダートでも活躍する産駒を多く出すのも特徴ですから、狙ってもよさそうなので期待したいと思います。


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それでは!

ヒデ