逆らえない2つの条件該当した馬とは!? 京都記念分析

こんばんは、ヒデです。いよいよ1か月半続いた年始の中京開催が終了し、関西の主場は阪神競馬場に戻ってきます。そんな阪神開催のおオープニンググレード競走は京都記念です。今年も豪華メンバーが共演するこのレース、こちらも阪神開催2年目を迎えます。過去5年の京都記念傾向と2勝クラス以上のデータを基に分析していきましょう。そえでは本日もよろしくお願いいたします。

※今回のコース成績は2017年~2021年2・3月の阪神芝2200m2勝クラス以上のデータを参照しています。




<  目次  >

1.圧倒的有利な先行馬



2.G1からの短縮はとにかく走る!?格が重要です!!



3.圧倒的に強いサンデー系。逆らうのはNG!?



4.該当馬




1.圧倒的有利な先行馬

 京都記念の行われる阪神競馬場芝2200mは本来差しが決まりやすいコースなのですが、昨年をみてもわかる通り京都記念は先行馬が有利なレースになっています。これは開幕週が大きな要因となっていそうで、小頭数というのがこの傾向に拍車をかけていると考えられますね。京都開催時を含めても先行馬は【5- 4- 4- 7/20】で全勝しているだけでなく複勝率も65%になっている圧倒的有利な脚質になっています。追込みはまったくといっていいほど勝負になっておらず、過去5年間京都記念で見ると【0- 0- 0- 16】で馬券圏内がありませんし、過去5年の阪神芝2200m(2、3月のみ)でも【1- 1- 3- 46/51】で1勝ありますが、これは5頭立ての5番手から追い込んだ20年すみれSのレクセランスで実質勝ちはありません。完全に前有利の馬場と考えていいでしょう。

  またフレッシュな力が強いのも特徴で、4歳と5歳が過去5年全勝。特に4歳馬は圧巻で、過去5年【2- 3- 2- 4/11】で勝率18.2%、複勝率63.6%を記録しています。今年の4歳世代はエフフォーリアを筆頭に非常にレベルの高い世代ですので、4歳軸に買ってみるのもいいですね。同じく世代レベルが高いと言われていた14年世代も4歳になった18年に馬券圏内を独占していたことを考えると今年は4歳世代ボックスを購入してみるのもありかもしれません。人気になりやすいので妙味は少ないですが軸には最適というデータでしょう。



2.G1からの短縮はとにかく走る!?格が重要です!!

 このレースでとにかく走る条件なのが「G1の短縮」。過去5年【2- 2- 2- 2/8】で勝率25%、複勝率は75.0%と驚異的な記録しています。特にここ2年連続で勝利しているなどとにかく走る条件ですので、積極的に狙ったほうがいい条件です。ただ、それまでの実績も重要で、G1で馬券圏内に入っていない馬は厳しい印象。近年はこの傾向が特に強く、ここ3年でG1連対経験がある馬×前走G1の距離短縮の条件になると5頭出走して2勝2着1回3着1回で馬券圏外が1回。その1回も調子を崩していたワグネリアンだけと考えると近年前走G1×短縮のローテで臨んでくるG1実績馬はしっかり馬券圏内に入ってくる印象があります。

 穴として面白いのは同距離ローテで進んで来る前走G2出走馬。特にAJCCから出走してくる馬は19年6人気1着のダンビュライトや2年連続馬券圏内に入ったステイフーリッシュなどがAJCCからのローテで馬券圏内に入っています。前走のクラスが下がれば下がるほど好走率が下がって行くので格を信用してもいいようですね。



3.圧倒的に強いサンデー系。逆らうのはNG!?

 阪神芝2200m全体で見てもこのレース単体で見ても一番強いのはディープインパクト産駒。昨年もラヴズオンリーユーが勝利、1でも名前が出てきた20年すみれS1着になったレクセランスもディープインパクト産駒です。それ以外でも17年2着のスマートレイアーも5番人気ながら2着に来ているなど中穴でも信頼感は抜群です。このコースで見るとステイゴールド産駒やミスキャスト産駒、ディープスカイ産駒などサンデー系が全体的に好調です。サンデー系との相性抜群のコースですね。それ以外で言えばルーラーシップ産駒もこのレースでも阪神芝2200mでも好調で、同じくキングカメハメハ産駒も同様に好調です。やはり主流血統が強いコースです。

 一方母父系はノーザンダンサー系が優秀。このコースで見てみると欧州ノーザンダンサー系が【3- 1- 2- 12/18】複勝率33.3%と好調です。ただこれは人気が中心なので、人気馬でサンデー系×の母父ノーダンサー系がいればそれが軸として最適でしょう。それ以外の母父系ではキングマンボ系、ロベルト系が調子が良く、共に複勝率40%超を記録していますので、やはり欧州系が母父系では強いということでしょうか。ただ、開幕週なので前が止まらないということも影響しそうですが、欧州系は持続力に秀でているので先行している馬であれば信頼度がより増すといえるのではないでしょうか。



4.該当馬

 それでは京都記念の該当馬を見ていきましょう。

6.ユーバーレーベン

差し△ 世代〇 前走G1〇 短縮〇 血統〇

 ゴールドシップの代表産駒であり昨年のオークス馬であるユーバーレーベンは休み明けから走るタイプではありませんが、今回は中間の乗り込みも十分で父譲りの捲り気味に上がっていけるのであれば馬券圏内に入って来る可能性も高いでしょう。ただ差しで結果を残しているのでその走りができるかがポイントですね。

10.レッドジェネシス

差し△ 世代〇 前走G1〇 短縮〇 血統〇

 ディープインパクト、母父ストームキャットというのは多くのG1馬を出しているニックス配合。この馬は2200m功者で京都新聞杯1着、神戸新聞杯2着と実績を残しています。前走は神戸新聞杯の疲れからか大敗しましたが、間隔も開けたので疲れもなくなっているのではないでしょうか。今回は期待できそうです。

11.アフリカンゴールド

先行〇 世代△ 前走G2〇 同距離〇 血統〇

 このコースとの相性が良いステイゴールド産駒、脚質的に先行できそうなこの馬は穴として妙味がありそうですね。2走前は18頭立ての17人気で2着に粘ったり、前走日経新春杯では12番人気ながら5着に入ってくるなど7歳になっても元気です。国分恭介騎手との相性もよさそうなので、今回も人気薄なら狙っていきたい馬です。


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京都記念から復活していったラヴズオンリーユーのように弾みをつけるのはどの馬でしょうか。京都記念を勝つ馬は息が長くなりやすいレースなのは不思議な力があるのでしょうか。

それでは!

ヒデ