重賞連戦の「パワー」が勝る!? シルクロードS分析

 おはようございます、ヒデです。施行される度に施行距離とネーミングに乖離があるなんて言われるなんて言われたりするシルクロードステークスが施行されます。過去にはダノンスマッシュやロードカナロアと香港スプリントを制する馬の登竜門的存在になっている大事な競走になっています。今年はどんな馬が今年活躍するのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。

※中京競馬場で施行されたのは21年のみですので、1月からの開催や土曜の傾向などもデータに含まれる場合がございます。ご了承くださいませ。


< 目次 >



1.先行馬が意外に残る!?



2.重賞を連戦している馬が強し!?



3.血統的にはパワー系が圧倒的!?



4.該当馬




1.先行馬が意外に残る!?

 シルクロードSが施行されるタイミングは毎年Bコース切り替わる初週ということで、綺麗な芝で行われるのですが、京都で施行された過去4年は差し馬が優勢であったにも関わらず、昨年は2着ライトオンキューや3着のラウダシオンは先行して粘って差しはシヴァージの1着のみでした。これはこの時期の中京競馬場の特徴であるといえます。過去5年、一月の中京開催、特別戦に絞って傾向を見てみても逃げ馬が【4- 1- 0- 9/14】で複勝率35.7%で単複の回収率100%超え、先行馬も【6- 4- 4- 39.53】で複勝率26.4%と逃げ先行が圧倒的に有利になっています。このコース傾向がこのレースに強く出ていますので、相当早い上りが出せないと厳しいかもしれませんね。

 斤量差はほとんど影響を及ぼさない範囲で収束してますので、そこまで影響がないかもしれませんね。



2.重賞を連戦している馬が強し!?

 このレースは前走重賞馬が圧倒的で前走重賞【5- 3- 2- 25/35】で勝ち馬に限ると前走重賞レースに出走している馬が中心になるでしょう。特に京成杯からのローテは嵌りやすく、過去5年で【3- 2- 0- 6/11】で単複の回収率100%超えです。昨年のシヴァージも京阪杯5着のローテから巻き返しています。京阪杯からのローテで臨んでくる馬は3連勝、4年連続で連対しています。7着以内に入った馬であれば十分に巻き返せそうです。G1のスプリンターズSから出走してくる馬は先行して止まってしまった馬が巻き返して来る傾向にあります。このパターンで昨年のライトオンキューがスプリンターズS5‐6で9着から2着と巻き返して来ていました。

 今年出走馬が多い淀短距離Sの出走馬ですが、過去5年は【0- 1- 1- 3/6】で過去3年は出走すらありません。ただ馬券になった馬は前走で2着以内かつ先行している馬でしたので先行して馬券圏内に入っていた馬には注意が必要ですね。



3.血統的にはパワー系が圧倒的!?

 最後に血統を見ていきましょう。コースを見てもレースの血統を見ても成績を残してるのはロードカナロア産駒。このレースではダノンスマッシュが勝利していますし、中京コースでは過去5年1月の開催2勝クラス以上では【5- 0- 1- 8/14】で勝率35.7%と中京コースとの相性もよさそうです。スプリント系らしく米国系が強いのも特徴です。この競走の過去5年で成績を残しているのはアドマイヤムーン産駒の【1- 2- 1- 5/9】でトップ、その他First Samurai産駒やヨハネスブルク産駒などの米国ノーダンサー系も【1- 2- 0- 6/9】で複勝率33.3%と好調です。米国系とサンデーサイレンス系が好調なので、そのあたりを中心に考えるのがいいかもしれませんね。

 母父系で見ても米国系が好調なので、米国系と相性のいいレースと言えます。母父系で優秀なのがナスルーラ系で、過去5年米国ナスルーラ系に限定すると【1- 2- 0- 4/7】と複勝率42.9%、複勝回収率は120%を記録しています(単勝回収率は94%)。この条件で押し上げているのはセイウンコウセイで、2着2回。その他昨年のシヴァージもこの条件に該当します。やはり狙いは米国系持ちでしょう。



4.該当馬

 それではシルクロードSの該当馬を見ていきましょう。

8.ミッキーワイルド

差し△ 前走重賞〇 血統〇

 ロードカナロア産駒の芝替わりは狙いたい条件の一つで、特に1200mで芝替わりは回収率が100%を超えています。直近であれば1月8日に中京で行われた鳥羽特別で逃げ残ったテーオーマルクスが該当している条件です。この馬も中京芝1400mでデビュー勝ちするなど芝適性も十分、柴山騎手ががっちり先行できればチャンスは拡大すること間違いなしです。

9.カレンモエ

先行〇 前走重賞〇 血統〇

 ロードカナロア産駒ということでこの馬は外せないでしょう。完全な善戦マンになってしまっているので勝ち切るまでには至らないかもしれませんがそれでも休みをしっかり取ったというのはプラスに働く可能性が高いです。その血統故に人気になりやすい側面もありますが、期待値は十分です。

15.ビアンフェ

先行〇 前走重賞〇 血統◎

 前走スプリンターズS先行して7着と完全に2のスプリンターズS先行からの巻き返しに該当しています。今回のポイントは逃げないことになりそうで、先行できればチャンスが拡大するでしょう。キズナ産駒は父母父ストームキャットの影響を強く受けている産駒が多いので、米国系のパワーという面でも大丈夫そうですね。母父サクラバクシンオーでナスルーラ系が入っているのも推しポイントになりそうです。


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シルクロードSは難解なレースが多く非常に難しい重賞・・・と思っていましたが、それはこのレースに限ったことではありませんね。

今年は人気薄の好走もありそうですが、果たして。。。

それでは!

ヒデ